ロングパスタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:39 UTC 版)
スパゲッティ (spaghetti) デュラム小麦のセモリナを使った、円形の断面を持つロングパスタ。太さは様々だが、主に1.8mm前後。名称は「ひも(spago)」の指小形に由来する。 スパゲッティーニ (spaghettini) 名称はスパゲッティの指小形で、「より細いスパゲッティ」という意味。太さはさまざまだが、その名の通りスパゲッティより細く、1.6mm - 1.7mm。 フェデリーニ (fedelini) 細めのスパゲッティ。1.4mm - 1.5mm。 ヴェルミチェッリ (vermicelli) 名称はミミズやヒルのような長い虫という意味の「ヴェルメ」(verme) の指小形で「小さいヴェルメ」の意。ナポリでは、スパゲッティやスパゲッティーニはヴェルミチェッリと呼ばれることの方が多い。スパゲッティよりやや太めの2.08mm - 2.14mm。英語読みの「ヴァーミセリ」としても知られている。 カペッリーニ (capellini) 円形の断面を持つロングパスタのうち最も細い種類のもので、名称は細さを「髪の毛」(capelli) に喩えたところから来ている。カペッリ・ダンジェロ(capelli d'angelo、「天使の髪の毛」)の別名がある。スープや冷製に用いる。 リングイネ (linguine) 楕円形の断面を持つパスタ。短径1mm、長径3mmほど。 ブカティーニ (bucatini) 中央に穴の開いているロングパスタ。スパゲッティよりもやや太い。名称は「穴」(buco) に由来する。 キタッラ (chitarra) 四角い断面を持つパスタで、アブルッツォ州の郷土料理に用いられる。スパゲッティ・アッラ・キタッラとも言う。chitarra は「ギター」の意で、このパスタをつくる弦を張った道具の名でもある。 タリアテッレ (tagliatelle) フェットゥチーネ (fettuccine) と呼ぶ地域もある。卵を入れた練り粉をのばして、幅7 - 8mmで平たく切り分けたパスタ。乾燥パスタもある。 パッパルデッレ (pappardelle) 薄い板状にのばした手打ちパスタを20 - 30mmの幅に切り分けたリボン状のパスタ。 ピッツォッケリ (pizzoccheri) 蕎麦を主体とした練り粉を薄く伸ばし、きしめん状に切り分けた手打ちパスタ。 パッサテッリ (passatelli) パン粉とチーズ、ナツメグを混ぜ合わせて生地にし、専用の押し出す道具で太い短めのスパゲッティ状に成形したもの。 ストロンカテッリ (stroncatelli) スパゲッティ状のマルケ州アンコーナ地方の手打ち生パスタ。 タリオリーニ (tagliolini) 卵入りの練り粉を伸ばし、幅1 - 5mmに細長く切り分けた蕎麦状から平ひも状のパスタ。タリエリーニともいう。ピエモンテ州で人気のパスタで、同州ではピエモンテ語のタヤリン (tajarin) として知られる。タヤリンは一般的なタリオリーニよりほんの少し細めの場合が多い。 トレネッテ (trenette) 幅3 - 4mm、厚さ1 - 2mmの断面が長方形のリグーリア州のパスタ。 ビゴリ(Bigoli)
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