メーカー生産LPG車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 22:25 UTC 版)
「LPG自動車」の記事における「メーカー生産LPG車」の解説
2008年時点におけるLPG車のメーカーは次のとおりである。 GM大宇(韓国) - トスカ(気体噴射方式) 起亜自動車(韓国) - オピラス、ロッツェ、新型カレンスCUV、フォルテハイブリッドLPi、K5、K7 現代自動車(韓国) - グレンジャー(TG-LPI)、YFソナタ(YF-LPI)、グランドスタレックス、アバンテハイブリッドLPi GMホールデン(オーストラリア) - コモドア ボルボ・カー・コーポレーション(スウェーデン) - S80、V70、S60(2005年モデルで一旦生産中止) ルノー(フランス) - ラグナ/ラグナエステート ルノーサムスン(韓国) - SM5 トヨタ(日本) - ダイナ/トヨエース1.5トン積トラック、クラウンセダン/クラウンコンフォート/コンフォート(TSS10系/TSS11系) ボルボのV70とS80はLPGが入手困難な地域でも運用できるように、床下にガスタンクと予備のガソリンタンクを備え、スイッチにより燃料を切り替えて走行できるバイフューエル車である。 日本では2004年に、エルピーガス振興センターの構造改善調査事業として、ボルボのV70ワゴンとS80セダン、ヒュンダイのXG(グレンジャー)セダンが試験的に輸入された。国外からLPG車を輸入することで日本のLPG車市場とインフラ事業の活性化を図る目的で行われ、日本での使用が困難とされてきた国外製のLPG車について、欧州規格(ECE基準67号)や韓国規格で製造された燃料容器の技術的調査が行われた。これらの車両は日本の公道で走行できるように登録を行われ、試乗会や展示会に用いられたが、日本国外製の量産LPG乗用車が輸入、登録された前例はこのときまで無かった。その後の2006年10月に日本での輸入量産LPG車として初めてグレンジャーLPIが販売開始された。個人タクシーやマイカー用途として短期間に販売された。 なお、充填口および充填ノズルの形状は国・地域によって異なる。日本国内においては法規の関係上原則としてセルフ式のオートガススタンドは存在しないが、それらが存在する国・地域もある。
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