マルガリータ・リザラガ・メダルとは? わかりやすく解説

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マルガリータ・リザラガ・メダル(Margarita Lizárraga Medal Award)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/21 09:26 UTC 版)

責任ある漁業」の記事における「マルガリータ・リザラガ・メダル(Margarita Lizárraga Medal Award)」の解説

FAOは、1997年第29回FAO総会決定に基づき2年一度、「行動規範」の適用目覚しい成果挙げた個人または組織に対してFAO理事会推薦に基づき「マルガリータ・リザラガ・メダル(Margarita Lizárraga Medal Award)」を授与している。このメダルは、「行動規範」の策定適用、及び、特に途上国における漁業振興尽力したFAO上席漁業連絡調整官(Senior Fishery Liaison Officer)マルガリータ・サウセード・リザラガ博士Dr. Margarita Saucedo Lizárraga)の貢献称えて創設された。受賞者組織選考は、FAO水産養殖局長FAO水産委員会議長などから構成される選考委員会によって、あらかじめ決められ基準基づいて行われその結果理事会提案される1999年以降これまで8回の授与が行われており、それぞれの受賞者組織以下の通りである。 1999年 National Fisheries Solidarity (NAFSO) NAFSO は、スリランカ漁業関連非政府団体NGO)であり、「行動規範」のシンハラ語訳と配布漁村における会合開催によるその理解促進などの功績により受賞した2001年 Canada Responsible Fisheries Board and its Secretariat行動規範に基づきカナダ国内行動規範策定し責任ある漁業管理貢献するとともに政府民間漁業セクターとの新たな協力関係築いた功績により受賞した2003年 International Collective in Support of Fishworkers (ICSF) ICSFは、インド本部を持つ漁業関係の国際NGOであり、ワークショップ開催広報活動による「行動規範」の普及、特に途上国における人材育成などの功績により受賞した2005年 Agreement on the International Dolphin Conservation Program (AIDCP) AIDCP は、全米熱帯まぐろ類委員会(Inter-American Tropical Tuna Commission (IATTC))が事務局勤め国際取り決めであり、特に予防的アプローチ漁具漁法の改良により、東部太平洋マグロまき網漁業におけるイルカ混獲大幅に削減した功績により受賞した2007年 Southeast Asian Fisheries Development Center (SEAFDEC) SEAFDEC東南アジア漁業開発センター)は、タイ本部を持つ地域国機関であり、東南アジア地域において「行動規範」の地域化進め漁業操業養殖漁業管理漁獲後の処理と貿易4つ分野地域ガイドライン作成し同地域での「行動規範」の適用貢献した功績により受賞した2009年 Honourable Dr Abraham Iyambo, Minister for Fisheries and Marine Resources in Namibia ナミビア漁業海洋資源大臣であるイヤンボ博士は、「行動規範」の適用関し責任ある漁業研究政策管理の面で、国家地域及び国際的なリーダーシップ発揮した功績により受賞した2011年 Network of Aquaculture Centres in Asia-Pacific (NACA) NACAアジア・太平洋養殖センターネットワーク)は、タイ本部を持つ地域国機関であり、アジア・太平洋地域において持続的な養殖開発進め同地域での「行動規範」の適用貢献した功績により受賞した2013年 La Organización del Sector Pesquero y Acuícola del Istmo Centroamericano (OSPESCA) OSPESCAは、エルサルバドル本部を持つ地域漁業機関であり、特に小規模漁業・養殖業に対す支援政策・指針などの策定により、中米地域の行動規範適用貢献した功績により受賞した2015年 The Stop Illegal Fishing (SIF) Working Group SIF WGは、ボツワナ事務局をもつNEPADPartnership for African Fisheries Programme一環として作られ組織であり、途上国では資金人材の不足で取り組み難し違法、無報告、無規制IUU漁業対策に、情報交換地域協力促進より取り組み比較限られた資金人材でも、強い政治的意思があれば多くのことが実行可能であることを示し他の地域取り組みモデルとなった功績により受賞した2017年 the Commission for the Conservation of Antarctic Marine Living Resources (CCAMLR) CCAMLR南極海洋生物資源保存に関する委員会)は、オーストラリア事務局を置く地域漁業管理機関であり、南極海洋生物資源保存合理的利用も含む)するために必要な科学的研究促進し保存措置決めている。CCAMLRは、条約水域における海洋生物資源保存・管理措置を「行動規範」に沿って、特に、予防的かつ生態系配慮した手法により実施し環境保存資源合理的利用とのバランス図っていることが評価され他の地域漁業機関モデルとなった功績により受賞した

※この「マルガリータ・リザラガ・メダル(Margarita Lizárraga Medal Award)」の解説は、「責任ある漁業」の解説の一部です。
「マルガリータ・リザラガ・メダル(Margarita Lizárraga Medal Award)」を含む「責任ある漁業」の記事については、「責任ある漁業」の概要を参照ください。

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