マジムンの種類とは? わかりやすく解説

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マジムンの種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:39 UTC 版)

マジムン」の記事における「マジムンの種類」の解説

以下はすべて沖縄県伝承である。 アカングワーマジムン 赤ん坊死霊四つんばい人間の股をくぐろうとする。動物マジムン同じく、股をくぐられると死んでしまうといわれるアフィラーマジムン アヒルの姿をしたマジムン沖縄県立読谷高等学校では、かつて運動場の前が谷底のようになっており、そこにアフィラーマジムン現れたという。また、ある農民夜中アフィラーマジムンに出遭いマジムンがしきりに股をくぐろうとするので、石を投げつけたところ、無数のホタルとなって農民周り飛び回りニワトリの声とともに消え去ったという。片脚のないアヒルの姿であり、重病人の生霊化けたものともいう。 牛マジムン 牛の姿をしたマジムン沖縄県読谷村では真っ黒なのようなものといい、同県島尻郡では龕(がん。棺桶を担ぐ葬具)が牛に化けたものといわれる。 ある空手家牛マジムン闘い激闘の末に牛マジムンの角を追って組み伏せたが、空手家疲労のあまり気絶してしまい、翌朝気づくとその角は龕の飾り物変わっていたという。 ウワーグワーマジムン ブタの姿をしたマジムン夜道などに現れる食生活において伝統的に豚肉愛用している沖縄では、民話ブタ化け物登場することがとても多い。夜の野で三線などを弾きながら男女が遊ぶ「毛遊びもうあしび)」というものがあるが、このときに知らない人が飛び入りすると、人間ブタ化け物かを見分けるために「ウワーンタ(豚武太)、グーグーンタ(グーグー武太)」と囃し立てブタ化け物なら逃げ出すという。 奄美大島にはこれと似たブタ妖怪で、カタキラウワ片耳豚)、ミンキラウワ(耳無豚)、ムィティチゴロ片目豚)の伝承があり、これらには目や耳など体の一部欠損しているという特徴があるが、ウワーグワーマジムンにはそのような身体上の特徴見られない。 龕(がん)のマジムン 龕の精(がんのせい)ともいう。前述の龕が化けたマジムン国頭郡今帰仁村運天ブンブン坂という場所で、これが牛や馬に化けて人を襲うといわれた。宮古島では龕は赤く塗られており、それが赤い馬に化けて出たこともある。また、人が死に瀕している家の前では龕の精が歩き回り、人の足音荷物を担ぐようなギーギーという音が聞こえるという。 ヒチマジムン 幽霊一種。単に「ヒチ」ともいう。道の辻にいて人を迷わせる風のように山川駆け20,30里も離れた場所に捨てられた者もいるという。また人に赤飯白飯どちらかを選ばせ、赤飯なら赤土食わせ白飯なら海の波しぶき食わせるという。夜道を歩くときにをさしたり篩を持っていたりするとヒチに連れられるといい、男ならふんどし鉢巻として、女なら腰巻を頭にかぶればヒチの害を避けられるという。 奄美群島喜界島での昔話二十三夜』では「シチといって難産死んだ女が天地を繋ぐ黒い円柱のような霊になるといい、これがヒチ同一視されていることもある。 ミシゲーマジムン ミシゲー(しゃもじ)のマジムン詳細飯笥参照。他にナビゲー・マジムン(杓子マジムン)などがいる。古くなった食器などがこのようなマジムンになるとされる

※この「マジムンの種類」の解説は、「マジムン」の解説の一部です。
「マジムンの種類」を含む「マジムン」の記事については、「マジムン」の概要を参照ください。

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