マジムンとは? わかりやすく解説

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マジムン


マジムン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 15:34 UTC 版)

マジムンは、沖縄県鹿児島県奄美群島に伝わる悪霊妖怪の総称。様々なマジムンが伝えられている。動物の姿をしたマジムンに股をくぐられると死んでしまうので、決して股をくぐられてはいけないといわれる。また奄美群島の一部ではハブのことをマジムンと呼び[1]、伝承では神の使いであるともされ、マジムンの中では唯一実在する生物である。


注釈

  1. ^ 多田 2012, p. 374では「アイフラーマジムン」の名で記載されている[3]

出典

  1. ^ 谷川健一『蛇 不死と再生の民俗』冨山房インターナショナル、2012年1月、70頁。ISBN 978-4-905194-29-3 
  2. ^ 金城朝永琉球妖怪変化種目」『郷土研究』第5巻第2号、1931年5月15日、58頁、NCID AN004060242017年6月20日閲覧 
  3. ^ a b 多田 2012, p. 374
  4. ^ a b c d e 金城 1931, pp. 41–42
  5. ^ a b 今野 1981, p. 171
  6. ^ 日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社中公文庫〉、2006年12月(原著1926年)、235頁。ISBN 978-4-12-204792-1 
  7. ^ 多田 2012, pp. 372–373
  8. ^ a b 今野 1981, pp. 274–275
  9. ^ 谷川健一『神に追われて 沖縄の憑依民俗学』河出書房新社河出文庫〉、2022年1月20日、47頁。ISBN 978-4-309-41866-7 
  10. ^ a b 民俗学研究所 1955, p. 347
  11. ^ a b c d 島袋 1929, p. 347
  12. ^ 村上健司編著『日本妖怪大事典』角川書店〈Kwai books〉、2005年7月16日、165頁。ISBN 978-4-04-883926-6 


「マジムン」の続きの解説一覧

マジムン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/06 14:10 UTC 版)

オジーマジムン」の記事における「マジムン」の解説

本土言葉で「おじいさん妖怪」という意味であるが、マジムンとは本来決まった姿形持っておらず、姿を取った対象の名前に「マジムン」が付け加えられる。(例 ピーシャ〈ヤギ〉+ヤナムン、アカグヮー〈赤子〉+ マジムン 等)

※この「マジムン」の解説は、「オジーマジムン」の解説の一部です。
「マジムン」を含む「オジーマジムン」の記事については、「オジーマジムン」の概要を参照ください。

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