プログラミングパラダイム
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プログラミングパラダイム(英: programming paradigm)とは、プログラミングにおける模範である。
- 1 プログラミングパラダイムとは
- 2 プログラミングパラダイムの概要
プログラミングパラダイム
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「ソフトウェア開発方法論」の記事における「プログラミングパラダイム」の解説
プログラミングパラダイムはコンピュータプログラミングの根本的なスタイルであり、対照的にソフトウェア開発方法論は特定のソフトウェア工学問題を解く際のスタイルである。個々のパラダイムは、(オブジェクト、関数、変数、制約などの)プログラムの要素と(代入、評価、処理フロー、データフローなどの)処理ステップを表現する概念と抽象化がそれぞれ固有のものとなっている。 プログラミング言語は何らかのプログラミングパラダイムをサポートすることができる。例えばC++や Object Pascal でのプログラムは、純粋に手続き的に書くこともできるし、純粋にオブジェクト指向的に書くこともでき、両方のパラダイムの要素を含むプログラムとして書くこともできる。オブジェクト指向プログラミングでは、プログラマはプログラムを相互作用するオブジェクトの集まりと考えることができ、関数型プログラミングでは状態を持たない関数評価の並びと考えることができる。多数のプロセッサを有するコンピュータやシステムでのプログラミングでは、プロセス指向プログラミング(英語版)を採用することで、データ構造を論理的に共有し並行動作するプロセス群と考えてプログラミングすることができる。 ソフトウェア工学に様々な「方法論」があるように、プログラミング言語はそれぞれ異なる「プログラミングパラダイム」を推奨している。単一のパラダイムをサポートするよう設計された言語(例えば、オブジェクト指向プログラミングをサポートするSmalltalk、関数型プログラミングをサポートするHaskellなど)もあれば、複数のパラダイムをサポートする言語(Object Pascal、C++、C#、Visual Basic、Common Lisp、Scheme、Python、Ruby、Ozなど)もある。 多くのプログラミングパラダイムには、それによって可能になることと引き換えに「禁止」されていることがある。例えば、純粋な関数型プログラミングでは副作用の利用が禁じられている。また、構造化プログラミングではGoto文の利用が禁じられている。
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