プログラミング上の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:24 UTC 版)
「Symbian OS」の記事における「プログラミング上の特徴」の解説
長期連続稼動しつづける可能性のある携帯機器のために設計されている。メモリを節約することが強調されており、ディスクリプタやクリーンアップスタックなどのSymbian OS固有のプログラミングイディオムが使用されている。他の技法と組み合わせることによってメモリの使用量を低く保ち、メモリリークの発生を抑える。また外部記憶スペースを節約するための同様の技法も存在している。Symbian機器の記憶装置はフラッシュメモリであることが多い。 全てのSymbian OSプログラミングはイベント駆動方式であり、アプリケーションが直接イベントを処理していないときにはCPUはオフにされる。これはアクティブオブジェクトと呼ばれるプログラミングイディオムによって達成されている。こうした技法が正しく使われなければ、アプリケーションが携帯電話のバッテリーを数時間で消費してしまうこともある。正しく使えば、バッテリーの持続時間は飛躍的に向上する。 このような特徴により、Symbian OSのC++コードは特殊化したものとなっている。ただし、Symbian OS機器はOPL、Python、Visual Basic、Simkin、Perl、さらにJavaのJava ME環境やPersonal Java環境でプログラムすることも可能である。
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