セイヨウリンゴとは? わかりやすく解説

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西洋林檎

読み方:セイヨウリンゴ(seiyouringo)

バラ科落葉小高木薬用植物

学名 Malus domestica


リンゴ

(セイヨウリンゴ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/05 21:30 UTC 版)

リンゴ(林檎[5]学名: Malus domestica, Malus pumila)とは、バラ科リンゴ属の落葉高木、またはその果実のこと。植物学上ではセイヨウリンゴと呼ぶ。、白または薄紅の咲くとの関わりは古く、紀元前から栽培されていたと見られ、16世紀以降に欧米での生産が盛んになり、日本においても平安時代には書物に記述がみられる。現在世界中で生産される品種は数千以上といわれ、栄養価の高い果実は生食されるほか、加工してリンゴ酒ジャムジュース、菓子の材料などに利用されている。西洋美術、特に絵画ではモチーフとして昔からよく扱われる。




「リンゴ」の続きの解説一覧

セイヨウリンゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:01 UTC 版)

リンゴ」の記事における「セイヨウリンゴ」の解説

初め西洋リンゴ栽培された例としては、文久2年1862年)、越前福井藩主で幕府政事総裁職であった松平春嶽アメリカ産のリンゴ苗木入手し、それが江戸郊外巣鴨福井藩下屋敷にて栽培されていたと残る記録が有名である。またそれより先、安政元年1854年)に、アメリカからもたらされた「アッフル」が加賀藩下屋敷板橋宿)にて栽培され翌年に実をつけたために食用とされたことが、当時加賀藩士の記録残っている。藩主前田斉泰)から「小さな餅に塗って食べるように」と言われ近習らはそのようにしていることから、ジャムにして食したものと思われる。 これらの栽培は、当然ながら藩主直接の手よるものではなく栽培能力持った家臣屋敷近隣農家植木屋が関わっていた。板橋巣鴨近隣であり、双方での栽培関わった人物間の何らかの交流情報交換があったとも推測される。また福井藩下屋敷では接ぎ木により100本以上の生えていたとされ、当時既にリンゴ株分け接ぎ木ノウハウがあったとも推測されるまた、この福井藩下屋敷を、藩と直接関係のない人物藩邸出入り植木屋通して入手した話が伝わることなどから、これら2箇所藩邸だけにとどまらず、もっと広く栽培されていた可能性がある。この両藩邸リンゴ導入経路どちらもアメリカから」と伝わるが、正確な入手経路品種などは明確になっていない明治4年1871年)に明治政府の命を受けた北海道開拓使次官黒田清隆民部省細川潤次郎は、アメリカから「国光など」75品種苗木持ち帰り渡島国亀田郡七重村(現・北海道七飯町)の七重官園植栽した。それが広がり出したのは明治7年(1874年)、内務省による配布始まってからになる。現在の日本国内主なリンゴ産地のほとんどは、七重官園にその起源求めることができる。これらの生産がようやく軌道に乗ったのは明治20年代とされ、各産地でのその間栽培定着苦労推測することができる。

※この「セイヨウリンゴ」の解説は、「リンゴ」の解説の一部です。
「セイヨウリンゴ」を含む「リンゴ」の記事については、「リンゴ」の概要を参照ください。

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