スーダンとは? わかりやすく解説

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スーダン【Sudan】

読み方:すーだん

アラビア語で、黒人の国の意》

[一]アフリカ大陸の、サハラ砂漠以南コンゴ盆地以北地域総称

[二]アフリカ北東部ナイル川中流域の国。正称、スーダン共和国。首都ハルツーム綿花アラビアゴム産出1956年にイギリス・エジプト共同統治領から独立2011年南部10州が南スーダン共和国として独立人口40232015)。

[補説] 「蘇丹」とも書く。


スーダン

名前 Soudant; Sudan

スーダン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 14:27 UTC 版)

スーダン共和国(スーダンきょうわこく、アラビア語: جمهورية السودان‎、英語: Republic of the Sudan)、通称スーダンは、北東アフリカに位置する共和制国家である。首都ハルツーム国境を接する隣国は北がエジプト、西北がリビア、西がチャド中央アフリカ、南が南スーダン、南東がエチオピアエリトリア。東側は紅海に面しており、その対岸側にはサウジアラビアがある。


注釈

  1. ^ 2019年のクーデター以降3年間の暫定統治期間は、最高機関として、11名による合議制である主権評議会が設置されていた[1]が、2021年10月25日にブルハーン議長が一方的に解散を宣言し、11月11日に14名による新たな主権評議会を組織。
  2. ^ イギリス・エジプト二元管理協定のもと、事実上イギリスの植民地となった。
  3. ^ ユニティ州ヌバ山地から戦闘を逃れてきた南部系住民2万人を収容している。
  4. ^ カドゥ諸語英語版は、ジョーゼフ・グリーンバーグの説でニジェール・コンゴ語族コルドファン語派に分類されたが、その後政治的な思惑もありナイル・サハラ語族とする説が浮上したものの分類に関する態度は政治的な緊張から保留されたままである。

出典

  1. ^ スーダンにおける暫定的な統治機構の設立に向けた合意について(外務報道官談話)日本国外務省(2019年7月9日)2023年4月18日閲覧
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  5. ^ 「スーダンで反クーデター 再びヌメイリ議長」『中國新聞』夕刊1971年(昭和46年)7月23日1面
  6. ^ "Sudan: Breaking the Abyei Deadlock" (PDF, 456 KiB) , International Crisis Group, 12 October 2007, p. 2
  7. ^ 片山正人『現代アフリカ・クーデター全史』叢文社 2005年 ISBN 4-7947-0523-9 p333
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スーダン (1976-1979)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:44 UTC 版)

エボラ出血熱」の記事における「スーダン (1976-1979)」の解説

1976年6月から、スーダン南部(現南スーダン)のヌザラ(Nzara)、マリディ(Maridi)を中心に284名が感染し151名(53%)が死亡した6月27日にヌザラの町の綿工場倉庫番男性発症し家族医者伝播した。 1979年にはヤンピオで5家族34名が発症し22名が死亡した

※この「スーダン (1976-1979)」の解説は、「エボラ出血熱」の解説の一部です。
「スーダン (1976-1979)」を含む「エボラ出血熱」の記事については、「エボラ出血熱」の概要を参照ください。

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スーダン

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固有名詞

  1. アフリカ北東部にある正式名称スーダン共和国首都ハルツーム

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