ゲートアレイとは? わかりやすく解説

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ゲート‐アレイ【gate array】


ゲートアレイ

【英】gate array

ゲートアレイとは、集積回路製造手法一種で、汎用的回路素子基板上に配置しておき、顧客注文受けてから、その用途要望に応じて配線を行う手法のことである。

ゲートアレイは、製品基本的な部分はあらかじめ作成しておき、細かな仕様に関して受注して決定するので、セミカスタムIC分類される回路設計受注後に一から行う「フルカスタムIC」に比べると、設計自由度集積度は劣るが、配線作業まで製造プロセス事前に用意してしまうため、開発・製造要する期間が短く製造コスト大幅に抑えることが可能となっている。

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ゲートアレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:20 UTC 版)

ゲートアレイ: gate array)は、ASICの設計・製造手法の1つで、ULA (: uncommitted logic array) とも呼ばれる。ウェハー上に標準のNANDゲートNOR等の論理回路、単体のトランジスタ抵抗器などの受動素子といった部品を決まった形で配置し、その上に配線層を加えることで各部品を配線し半導体回路を完成させる。デジタル半導体が主体であるが、限定されてはいない[1]


  1. ^ a b c d 菊池正典監修 『半導体とシステムLSI』、日本実業出版社、2006年7月1日初版発行、ISBN 4534040865
  2. ^ ru:Т34ВГ1 - ZX Spectrum ULA 互換チップに関する項目(ロシア語)


「ゲートアレイ」の続きの解説一覧

ゲートアレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 13:42 UTC 版)

システムLSI」の記事における「ゲートアレイ」の解説

ゲートアレイは、メタル配線前のベーシック・セル配列の状態である「マスター・スライス」までが固定提供されユーザーこの上重ねメタル配線層を指定して製造される修正比較的簡単であり、短納期設計も簡単であるが、ベーシック・セル以外の回路得られ配線長も長くなる。マスター・スライスまでのマスク汎用なので安くなる。チップサイズはいくつかの規定内から選ぶので、ムダ生じやすい。

※この「ゲートアレイ」の解説は、「システムLSI」の解説の一部です。
「ゲートアレイ」を含む「システムLSI」の記事については、「システムLSI」の概要を参照ください。


ゲートアレイ (英: gate array)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:32 UTC 版)

ASIC」の記事における「ゲートアレイ (英: gate array)」の解説

基本となる論理回路ゲート回路)を一面敷き詰めた下地」を予め製造しておき、個別品種向けの配線層のみ注文に応じて作りこんで製品とする。配線層の製造工程だけで済むため製造期間短く下地大量に製造するためコスト的に有利。反面標準ゲート組み合わせ回路構成するため集積度性能は劣る。

※この「ゲートアレイ (英: gate array)」の解説は、「ASIC」の解説の一部です。
「ゲートアレイ (英: gate array)」を含む「ASIC」の記事については、「ASIC」の概要を参照ください。

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