キャラクター誕生の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:17 UTC 版)
「仮面ライダー2号」の記事における「キャラクター誕生の経緯」の解説
一文字=2号は、本郷役の藤岡弘が撮影中の事故で重傷を負って入院した事態(詳細は藤岡弘、#負傷降板を参照)を受けて急遽誕生したキャラクターである。 東映プロデューサーの平山亨と東映生田スタジオ所長の内田有作は、平山が企画に携わった『柔道一直線』(東映・TBS)での出演実績などから、劇団NLTで藤岡と親交のある佐々木剛を一文字役に選んだ。当初、佐々木は知己である藤岡の初の連続主演ドラマを奪いたくないという思いに加え、子供番組の出演者としてイメージが定着することを避けたいという思いから、一度はオファーを断っている。しかし、藤岡が長期療養を要することもあり、「藤岡の怪我が完治するまで」という条件で出演を引き受けた。 一文字の登場とともに番組は大幅なリニューアルが図られ、それまでオカルトでスリラー的なイメージだった『仮面ライダー』は明るくストレートなヒーロー番組となり、人気に火がついた。一文字のキャラクター性も本郷との差別化として、日常的な場面においてはコミカルな一面をも見せる親しみやすいものに設定された。 仮面ライダーシリーズの変身ブームは、一文字の登場によって始まった。本郷はバイクに乗りながら変身していたが、監督の山田稔から抽象的な変身描写に変わるダイナミックなものを要望されており、さらに『仮面ライダー』出演当初の佐々木は自動二輪の免許取得前だったうえ、主演俳優の負傷を繰り返さないように運転自体を止められていた。そこで導入されることになったのが、変身ポーズである。 「仮面ライダーシリーズにおける変身」を参照 一文字が変身する際には、両腕を右に向けて水平に揃えて伸ばしてから、頭の上を通過させるように回して身体の左側へ反転させ、力こぶを作るように立てる。このイメージについて、佐々木は「横の流れが水面で縦の流れが火柱」と語っている。第14話での最初の変身シーンでは佐々木が手順を間違えたものが、そのまま放映されている。 変身の問題は解決したが、佐々木が二輪免許取得前であることには変わりなかったため、バイク疾走シーンはトラックに車両をくくりつけて走行しているように見せながら撮影されていた。一文字が当時まだ義務化されていないヘルメットを着用しているのも、スタンドインに備えてのことであるが、これには当時の佐々木が円形脱毛症になっていたという事情も絡んでいる。 一文字が戦闘中にとっていた「右手を突き出して左手を額の前で掲げる」構えは平山いわく拓殖大学の型で、『柔道一直線』の撮影時に拓大柔道部の学生たちに手伝ってもらっていた関係から使用されていた。当時は各大学の柔道部にそれぞれ独特の構えがあり、知っている者が見れば一文字の構えが拓大のものと理解できるという。 2号からは大野剣友会がスーツアクターを担当しているが、初期数話では佐々木も2号のスーツアクターを務めている。その際、佐々木は『素浪人 天下太平』でも用いた左手での剣技を披露している。 やがて藤岡も回復して番組に復帰し、本郷と一文字によるダブルライダーがイベント的に挿入された。東映と毎日放送はその定着を考えて佐々木に出演継続を打診したが、「藤岡に看板を返すべきだ」と固辞し、第52話にて南米のショッカー勢力を追うという設定でレギュラー出演を降板した。佐々木は決して『仮面ライダー』を嫌っていたわけではなく、それ以後もゲスト出演を依頼されると必ず承諾していた。これは、ゲスト出演は気分的にリラックスできることや、かつてのスタッフと再会できることが楽しみだったからである。
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キャラクター誕生の経緯
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「エコハちゃん」の記事における「キャラクター誕生の経緯」の解説
宇部資源リサイクル協同組合が、宇部市のときわ公園や緑を想定した森の妖精というコンセプトでキャラクターの原画を製作し、2010年10月12日に同市に寄贈した。この原画を元に同組合は着ぐるみも制作、同年10月31日に開催された「エコフェア 2010 in UBE」で寄付し、贈呈式も行われた。同フェア会場ではこのキャラクターの愛称も募集したところ、170点の応募があり、その中から「エコハちゃん」が選ばれ決定した。
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