川原【カワハラ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10885号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 川原 よみ:カワハラ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 香川県農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 香川県高松市寿町1丁目3番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 川原俊正 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「青島温州」の枝変わりであり、果形がやや扁平、果実の大きさがやや重、果皮色が濃橙の育成地(香川県高松市)では12月中旬に成熟する温州みかんである。樹姿は中間、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは太、節間長は中、枝梢のとげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさ、葉身長及び葉身幅は中、網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは短、太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは重、花弁の形は紡錘形、長さは長、幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は少である。果実の形はやや扁平、果形指数は中、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は中である。果心の充実度及び大きさは中、果実の重さはやや重、果皮の色は濃橙、油胞の大きさはやや小、密度は疎、凹凸は凹、果面の粗滑は滑、果皮の厚さは厚、果皮歩合は中、剥皮の難易はやや易である。じょうのう膜の硬さ、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は中、甘味及び酸味は高、香気の多少は中、種子数は無、胚の数は多胚である。発芽期、開花期及び成熟期は晩で育成地においては12月中旬である。隔年結果性は高、浮皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性はかなり長である。「青島温州」及び「大津4号」と比較して、果実の形がやや扁平であること、果心が充実していること、浮皮果の発生が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に育成者の果樹園(香川県高松市)において、「青島温州」の枝変わりを発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「さつき温州」であった。 |
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