オプシン
英訳・(英)同義/類義語:opsin, rodopsine
光受容タンパク。動物の網膜に存在するが、光合成細菌(バクテリオロドプシン)ニモ類似タンパクが存在し、光合成に機能する。
酵素タンパク質モチーフなど: | エンドヌクレアーゼ オキシトシン オキシドレダクターゼ オプシン オリゴペプチド オルニチンデカルボキシラーゼ オーストラリア抗原 |
ロドプシン
(オプシン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 09:10 UTC 版)
ロドプシン (英語: Rhodopsin)、は脊椎動物の光受容器細胞に存在する色素である。視紅(しこう)とも呼ばれる。
- ^ a b c GRCh38: Ensembl release 89: ENSG00000163914 - Ensembl, May 2017
- ^ a b c GRCm38: Ensembl release 89: ENSMUSG00000030324 - Ensembl, May 2017
- ^ Human PubMed Reference:
- ^ Mouse PubMed Reference:
- ^ 「続・身のまわりの毒」Anthony T.Tu著、東京化学同人、1993年
- 1 ロドプシンとは
- 2 ロドプシンの概要
- 3 概要
- 4 外部リンク
オプシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 05:38 UTC 版)
オプシンは、目の網膜にある視細胞に存在するタンパク質であり、レチナールに結合する視覚色素である。オプシンは、7つの膜貫通αヘリックスが6つのループで結ばれた束になっている。桿体細胞では、オプシン分子は細胞の内側にある円板膜に埋め込まれている。分子のN末端の頭部は、円板の内部に伸び、C末端の尾部は細胞の細胞質内に伸びている。錐体細胞では、円板は細胞膜により規定されているため、N末端の頭部は細胞の外側に伸びている。レチナールは、タンパク質のC末端に近い膜貫通ヘリックス上のリシンとシッフ塩基結合により共有結合する。シッフ塩基結合の形成には、レチナールから酸素原子が、リシンの遊離アミノ基から2つの水素原子が取り除かれH2Oが生じる。レチニリデンは、レチナールから酸素原子を取り除いてできた2価の官能基であり、ゆえにオプシンはレチニリデンタンパク質(英語版)と呼ばれる。 オプシンは、典型的なGタンパク質共役受容体(GPCR)である。ウシの桿体細胞のオプシンであるウシロドプシンは、初めてX線構造が決定されたGPCRである。ウシロドプシンは、348個のアミノ酸残基を持つ。レチナール発色団はLys296に結合する。 哺乳類はオプシンの発色団としてレチノールのみを使用しているが、他の種類の動物はレチノールに近い他の4つの発色団(3,4-ジデヒドロレチナール (ビタミンA2), (3R)-3-ヒドロキシレチナール, (3S)-3-ヒドロキシレチナール (ともにビタミンA3), (4R)-4-ヒドロキシレチナール (ビタミンA4))を使用している。多くの魚類や両生類は3,4-ジデヒドロレチナール(デヒドロレチナール(英語版)とも呼ばれる)を使用している。ハエ目の環縫類(英語版)(いわゆる高等バエ)を除き、調べられたすべての昆虫は3-ヒドロキシレチナールの(R)-エナンチオマーを使用している。キサントフィルカロテノイドから直接3-ヒドロキシレチナールが作られる場合、(R)-エナンチオマーが予想される。ショウジョウバエなどの環縫類の虫は、(3S)-3-ヒドロキシレチナールを用いる。ホタルイカは、(4R)-4-ヒドロキシレチナールを用いることが分かっている。
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