エネルギーペイバックタイムとは? わかりやすく解説

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エネルギーペイバックタイム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/08 13:33 UTC 版)

エネルギーペイバックタイム(Energy Payback Time, EPT、EPBT、エネルギー回収年数とも)とは、エネルギー(電力)を生産(もしくは節減)する設備の性能を表す指標の一種である。特定のエネルギー設備に対して直接あるいは間接的に投入したのと同量のエネルギーの消費を、その設備からのエネルギーの生産によって回避できるまでの運転期間を言う。発電所などのエネルギー生産設備や省エネルギー設備などのライフサイクルアセスメントに用いられる。 EPTは利用対象(燃料)のエネルギー密度(エネルギー収支比)と密接な関係がある。




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エネルギーペイバックタイム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 15:53 UTC 版)

太陽光発電の環境性能」の記事における「エネルギーペイバックタイム」の解説

エネルギーペイバックタイム (EPT) とは、ライフサイクル中に投入したのと同量エネルギー発電によって節減できるまでの時間を言う。太陽光発電の場合ライフサイクル中の投入エネルギーはその殆どが設備生産エネルギーであり、これにメンテナンス廃棄時のエネルギーが加わる。廃棄過程については元々小さいかプラスになり(リサイクルの効果参照)、無視することもある。設備欧米複数メーカー対象とした近年の調査結果では、EPT欧州南部場合で1.7 - 2.7年、欧州中部で2.8 - 4.6年である。日本での現状に基づく2007年度調査では、下記のように1 - 3年程度となっている。 太陽光発電のエネルギーペイバックタイム(年)多結晶Si単結晶Sia-Si/単結晶Siヘテロ接合薄膜SiハイブリッドCIS住宅用 基本ケース 2.20 3.01 2.42 1.75 1.41 リサイクル促進ケース 1.65 2.40 1.90 1.35 0.96 公共産業用 基本ケース 2.58 3.38 2.75 2.31 1.89 リサイクル促進ケース 1.91 2.66 2.13 1.75 1.30 これは現状一般的な技術基づいた推計である。今後普及見込まれる技術用いた場合は、さらにEPT短く性能高く)なると各国見積もられている。 上記含まれないものとしては、太陽追尾装置備え集光型システムにおける解析で、ドイツ稼働させた場合EPT12 - 16ヶ月スペイン稼働させた場合EPT8 - 10ヶ月になるなどの報告がある)。

※この「エネルギーペイバックタイム」の解説は、「太陽光発電の環境性能」の解説の一部です。
「エネルギーペイバックタイム」を含む「太陽光発電の環境性能」の記事については、「太陽光発電の環境性能」の概要を参照ください。

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