アメリカへの渡航とは? わかりやすく解説

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アメリカへの渡航

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 02:49 UTC 版)

ウィリアム・ジョンソン (初代準男爵)」の記事における「アメリカへの渡航」の解説

ウィリアム・ジョンソンは、アイルランド王国ミーズ県1715年生まれた。スミスタウンに住むクリストファー・ジョンソンとアン・ウォーレンの長男だった。母のアン両親は、ウォーレンズタウンのマイケル・ウォーレンとキャサリン・アイルマーで、キャサリン兄弟初代男爵マシュー・アイルマー提督英語版)がいる。キャサリンは、何代もの伝統がある、カトリックジェントリ家柄であったが、プロテスタントイギリス系入植者のために、その地位多く失っていた。クリストファーアルマー郡に代々栄えたオニール家の末裔だった。ウィリアム・ジョンソン父方祖父は、元々はウィリアム・マクシェインと名乗っていたが、苗字ジョンソン変えたジョンソンは、アイルランド語マクシェインシェイン息子)の英語訳である。かつての伝記作家たちは、ジョンソンアイルランド貧し家庭の出だとしていたが、現代考察では、家族つつましくはあったがゆとりのある暮らしをしていたことを明らかにしている。ジョンソン家ジャコバイトであったが、サー・ピーター・ウォーレンはイギリス海軍での軍歴を積むためにプロテスタントとして育てられたため、非常に成功し裕福になった。 カトリック信者であったことから、ジョンソンイギリスでの昇進機会限られていた。特に信心深くなかったジョンソンは、アメリカでおじと仕事をする機会与えられた時、プロテスタント改宗宗旨替え)。おじのウォーレンは、ニューヨーク植民地モホーク川沿いの未開地に、かなりの広さ土地購入していた。ウォーレンジョンソンを、その地に入植地作るため力を尽くすよう説得した。この地はウォーレンズバーグとして知られており、ジョンソンがその土地大部分非公式に相続したといわれている。ジョンソンは、12組のプロテスタントアイルランド人家族と共に1738年アメリカ到着し土地開拓し始めた。この時、開拓のためにアフリカ人奴隷買い入れたジョンソンアメリカ着いて最初に購入したであろうものの一部だった。 ウォーレンは、インディアンとの交易打ち込むように主張したジョンソン間もなく、ウォーレンズバーグから流れ出る川とは逆方向の北に、交易路伸びているのに気付いた1739年ジョンソンは自ら進んで家と小さな農場を川の北に購入し、そこに倉庫製材所建てたジョンソンが「ジョンソン山」と呼んだこの場所から、オールバニインディアンたちの交易仲間入りするのは可能だったジョンソンは、オスウィーゴ砦英語版)に行く交易者たちに物資渡し、川を下って戻ってきた彼らから毛皮買ってオールバニ仲買人交渉する手間省きニューヨーク毛皮商人とじかに取引をした。オールバニ仲買人はこれにひどく怒った。またウォーレンも、甥が自分毛皮売りさばくことを喜ばなかった。 ジョンソンは、イロコイ連邦諸族で最も東に住むモホーク族との緊密度を深めたジョンソンアメリカ植民地着いた頃には、モホーク族人口は580人にまで減少していた。これは、ヨーロッパから持ち込まれ伝染病と、毛皮交易関連した民族間での抗争よるものだった。モホーク族は、ジョンソン自分たちの利益イギリス帝国向けて代弁してくれるとみなした1742年頃、彼らはジョンソンを名誉族長としてワラギヤギーという名を与えた。これをジョンソンは「偉大な仕事引き受け人物」と訳している。

※この「アメリカへの渡航」の解説は、「ウィリアム・ジョンソン (初代準男爵)」の解説の一部です。
「アメリカへの渡航」を含む「ウィリアム・ジョンソン (初代準男爵)」の記事については、「ウィリアム・ジョンソン (初代準男爵)」の概要を参照ください。

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