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イギリス帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/05 10:43 UTC 版)

1921年当時のイギリス帝国。ウェストミンスター憲章の10年前にあたる
イギリス帝国の変遷

イギリス帝国(イギリスていこく、British Empire)は、イギリスとその植民地海外領土などの総称である。大英帝国(だいえいていこく)ともいう。

帝国は時代ごとの性質により、以下のように区分できる。

  1. アイルランド北アメリカ大陸に入植し、北米植民地およびカリブ海植民地との貿易を中心にした時代
  2. アメリカ独立からアジアに転じて最盛期を築いた19世紀半ばまでの自由貿易時代
  3. 自由貿易を維持しつつもドイツなど後発工業国の追い上げを受け植民地拡大を行った帝国主義時代
  4. 20世紀に入って各植民地が独自の外交権限を得たウェストミンスター憲章以後の時代

である。一般に大英帝国とよばれるのは、特に3と4の時代である(名称については後段の名称を参照のこと)。

また大英帝国は1945年より前まではアメリカ合衆国に並ぶ超大国であったと定義され、のちに各植民地が独立し、イギリス連邦が発足した。冷戦ではアメリカ合衆国とともにソビエト連邦が超大国になった。




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  1. ^ a b Britishの訳語にない「大」の字をなぜつけるのかという問題意識が近年台頭してきている。近藤和彦「歴史理論(2005年の回顧と展望)」p8.たとえば『大英帝国の伝説』(法政大学出版局)の原書タイトルはMyth and National Identity in Nineteenth-Century Britainである。直訳すれば「19世紀ブリテンの国民意識と伝説」で、大英の文字はない。
  2. ^ 近藤和彦『文明の表象 英国』山川出版社、1998、p.5-20
  3. ^ 10世紀のアゼルスタンはそのひとりである。デイヴィッド・アーミテイジ『帝国の誕生』p39.
  4. ^ 1585年サー・ウォルター・ローリーが、現在のノースカロライナ州沿岸の島ロアノークに植民地を建設した年である。その目的は交易拡大や労働者の移住だけでなく、キリスト教布教によって「野蛮人」を「文明化」することにもあった。もっともローリーの一団は植民に失敗し、1590年には植民地が跡形もなく消え失せていた。アーミテイジ、pp.101-104.
  5. ^ 永続的居住に成功した最初の例で、ヴァージニア州ジェームズタウン植民地の建設の年である。今井、p130.
  6. ^ 当時のイングランドは、国教会信徒、国教会のなかで改革を進めようとする者、国教会を見限った者など、プロテスタントといってもその有りようは千差万別であった。当時の信仰事情については、たとえば、今関恒夫『バクスターとピューリタニズム』pp.9-26参照。
  7. ^ 川北稔・木畑洋一編『イギリスの歴史 帝国=コモンウェルスのあゆみ』有斐閣アルマ、2000、p.78
  8. ^ 名誉革命以降、戦費調達と国債償還のために消費税などが導入され、イギリスはヨーロッパ有数の重税国となっていた。ブリュア、p101.
  9. ^ Lloyd, pp. 313–14.
  10. ^ Louis, p. 337.
  11. ^ Brown, p. 319.
  12. ^ James, p. 460.
  13. ^ Lloyd, p.316.


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