べんかん

デジタル大辞泉

べん‐かん〔‐クワン〕【^×冕冠】

読み方：べんかん

天皇や皇太子が大儀の際に着用した冠。上部に冕板(べんばん)とよばれる長方形の板状のものをのせ、その前後に5色の珠玉を連ねた糸状の飾りを垂らした。玉冠。冕。

「冠帽図会」より／国立国会図書館蔵

べん‐かん〔‐クワン〕【弁官／^×辨官】

読み方：べんかん

律令制で、太政官(だいじょうかん)に属し、文書事務や、諸官司・諸国との連絡などをつかさどった官。左弁官と右弁官に分かれ、それぞれ大弁・中弁・少弁が置かれ、その下に大史・少史があった。おおともい。おおともいのつかさ。弁。

べんかん【弁韓】

読み方：べんかん

古代朝鮮の三韓の一。朝鮮半島南部にあった12国からなる部族国家の総称。また、その種族・居住地域名。現在の慶尚南道西南部にあたる。のちに加羅(から)（任那(みまな)）となり、6世紀に新羅(しらぎ)に併合された。弁辰。

隠語大辞典

弁勘

読み方：べんかん

1. 的屋仲間にて勘忍してくれとの事である。勘弁を逆さまにいつたもの。〔犯罪語〕
2. 〔的〕勘弁の逆語。勘忍のこと。
3. 勘弁。
4. 勘弁。弘前　的屋仲間。
5. 的屋仲間で勘弁してくれとのことである。〔一般犯罪〕
6. 的屋仲間で勘弁してくれということ「かんべん」の倒語。

分類 犯罪語／的屋、犯罪／的屋仲間、的、的屋仲間、露店商

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べんかん

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 12:40 UTC 版)

同音異義語

べんかん

• 【冕冠】天子が大儀に着用する冠。
• 【弁官】【辨官】律令制で、文書事務や、諸国との連絡などをつかさどった官。
• 【弁韓】古代朝鮮の三韓のうちの一つ。