くめじまつむぎとは? わかりやすく解説

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くめじま‐つむぎ【久米島×紬】

読み方:くめじまつむぎ

久米島から産出する紬。紺や使った縞物が多い。琉球紬(りゅうきゅうつむぎ)。


久米島紬


久米島紬

名称: 久米島紬
ふりがな くめじまつむぎ
芸能工芸区分 工芸技術
種別 染織
認定区分 保持団体認定
指定年月日 2004.09.02(平成16.09.02)
解除年月日
指定要件 一 糸は、紬糸又は引き糸を使用すること
二 天染料使用すること
三 絣糸は手くくりであること
四 手織りであること
備考
解説文: 久米島紬は、沖縄県久米島伝承されている絹織物製作技術である。久米島では一五世紀ころにはすでに養蚕が行われていたとみられ、一七世紀琉球王府への貢納布【こうのうふ】に定められ以来養蚕から製織に至る各工程改良加えられ御絵図【みえず】柄に代表される絣【かすり】のほか縞、格子などの織物製作技術が高度に発達した考えられている。
 現在の久米島紬の製作技術は、王府時代以来伝統保ち養蚕糸作り、手くくり絣、天然染料による染色手織り等、手作業による古来技法伝える。なかでも原材料染色大きな特色があり、すべて天然材料使用されており、かつ、そのほとんどが島内産である。養蚕および栽培一時中断していたが近年再び行われ技術の伝承図られるようになっている。久米島紬は、芸術価値高く工芸史上重要な地位占め、かつ、地方的特色顕著な染織技術である。
工芸技術のほかの用語一覧
手漉和紙(てすきわし):  石州半紙  細川紙
染織:  久留米絣  久米島紬  伊勢型紙  喜如嘉の芭蕉布  宮古上布

久米島紬

読み方:くめじまつむぎ

久米島特産織物。紬の発祥の地久米島だといわれている。15世紀後半伝説上の人物として名高い「堂の比屋」が中国から養蚕技術学びこれを広めたことから始まったとされ、その技法久米島起点発達し沖縄本島奄美大島経て本土伝えられ大島紬」「久留米絣」「結城紬」など日本全国伝播されたという。


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