スカイダイビングの事故の一覧
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2000年代
- 2000年5月1日 - 日本
- 場所 : 栃木県藤岡町、渡良瀬遊水地
- 被害 : 死亡1
- 事故概要 : 午前10時ごろ、ヘリコプターより高度約4,000mから降下。メインのパラシュートが開かず、予備のパラシュートを開傘し、そのまま降下を続ける。しかし高度300m付近でバランスを崩し、落下。全身を強く打ち、病院に搬送されたが死亡[24]。
- 2000年5月25日 - フィリピン
- 場所 : リサール州アンティポロ
- 被害 : 死亡1
- 事故概要 : ダバオからマニラへ向かっていたフィリピン航空812便が営利目的のハイジャッカーによりハイジャックされる[25]。犯人は乗客から金品を奪った後、旅客機内の減圧を要求し、自分で作ったパラシュートをつかってダイビング[25]。事件の3日後、犯人の死体が発見された。
- 2001年5月4日 - 日本
- 場所 : 埼玉県桶川市、ホンダエアポート
- 被害 : 重傷2
- 事故概要 : ホンダエアポートで開かれていた「第15回フォーメーションスカイダイビング日本選手権2001」に参加していた2名の女性が、高度3,200mから降下した[26]。2人のパラシュートは正常に開傘したが、高さ15mのところで絡まり、そのまま地面に墜落した[26]。2人は腰の骨を折るなど、ともに重傷[26]。
- 2003年6月5日 - ドイツ
- 場所 :
- 被害 : 死亡1
- 事故概要 : ドイツのコール内閣で教育科学相、経済相、副首相を歴任したユルゲン・メレマンがスカイダイビング中に、自らの手でメインパラシュートを切り離し、地面に激突死亡。事故と自殺の両面から事故調査が行われたが、真相は不明[注釈 4]。
- 2004年1月11日 - 日本
- 場所 : 埼玉県川島町、荒川河川敷
- 被害 : 死亡2
- 事故概要 : 日本国内で初めての体験スカイダイビング(タンデムジャンプ)での死亡事故[27]。メインおよび予備のパラシュートが開かず墜落[27]。
- 事故詳細 : 埼玉川島町体験スカイダイビング墜落事故を参照
- 外部資料 : “dropzone.com”. 2014年9月21日閲覧。
- 2004年8月10日 - アメリカ
- 場所 : グアム島
- 被害 : 死亡2
- 事故概要 : 体験ダイビングに参加した日本人が現地のインストラクターとともにタンデムジャンプで降下。メインのパラシュートが開かず、予備のパラシュートと減速用小型パラシュートのドローグが絡まり、減速せず。墜落し2名とも死亡。
- 事故詳細 : 事故の類似性が指摘された埼玉川島町体験スカイダイビング墜落事故を参照
- 外部資料 : “dropzone.com”. 2014年9月21日閲覧。
- 2006年1月6日 - アメリカ
- 場所 : オアフ島
- 被害 : 死亡2
- 事故概要 : 体験ダイビングに参加した日本人が現地のインストラクターとともにタンデムジャンプで降下[28]。パラシュートは正常に開いたが、着地点から流され、海岸から300mの沖に落下。波が荒く、パラシュートやロープに体が絡まった状態となり、2名とも水死した[28]。
- 外部資料 : “dropzone.com”. 2014年9月21日閲覧。
- 2006年7月2日 - 日本
- 場所 : 東京都、赤坂御用地
- 被害 : なし
- 事故概要 : 第26回全国高等学校クイズ選手権の関東予選のテレビ番組収録で、オリエンタルラジオの中田敦彦とインストラクターがタンデムジャンプでクイズの正解を示すために神宮球場に降下する予定だった[29]。しかし本番で予想外の突風が吹き流された[29]。インストラクターが空き地を探して降下したところ、神宮球場から約1.1km離れた赤坂御用地の鮫が橋門近くの広場に着地した[29]。日本テレビ広報部は「事前にテスト降下し成功していた。本番でも風の状況でも問題がないと判断した」とコメント[29]。降下後、2名は皇宮警察から厳重注意を受けたあと解放された[29]。
- 2007年10月6日 - 日本
- 場所 : 栃木県藤岡町、渡良瀬遊水地
- 被害 : 死亡1
- 事故概要 : この日、スカイダイビングのサークル30人で、午前9時からヘリコプターを使ったスカイダイビングを行っていた[30]。午後4時35分ごろ、この日3回目の降下を行った際、パラシュートの操作を誤り、速度が落ちきらないまま地面に激突。事故者は約7時間後に死亡[30]。
- 2008年11月23日 - 日本
- 場所 : 埼玉県桶川市
- 被害 : 重体1
- 仲間18人と軽飛行機に乗り込み、一人で降下を始めた男性が墜落して頭を打つなどの重体となる事故が起きた[31]。上空3,800mから降下をはじめ、パラシュートは正常に開傘した[31]。しかし、地表近くで旋回し始め、体をたたきつけられた[31]。
注釈
出典
- ^ a b c d “Lieutenant Junior Grade George Bush, USNR”. Naval Historical Center (2001年4月6日). 2014年9月21日閲覧。
- ^ “ブッシュ氏、空中散歩 大統領経験者としては初めてスカイダイブに挑戦”. 読売新聞夕刊 (東京): p. 2. (1997年3月26日)
- ^ 押尾一彦、野原茂『日本陸海軍航空英雄列伝 大空の戦功者139人の足跡』光人社、2001年、31-32頁。ISBN 4-7698-0992-1。
- ^ ジェイミー・ドーラン、ピアーズ・ビゾニー 著、日暮雅通 訳『ガガーリン : 世界初の宇宙飛行士、伝説の裏側で』 河出書房新社、2013年、291-294頁。ISBN 4-30920626-3。
- ^ a b c d “死のスカイダイビング”. 読売新聞夕刊 (東京): p. 11. (1969年12月15日)
- ^ a b “スカイダイビングで墜落死 自衛隊員”. 読売新聞夕刊 (東京): p. 11. (1970年8月27日)
- ^ “スカイダイビング 外国人が墜落死”. 読売新聞夕刊 (東京): p. 11. (1970年5月17日)
- ^ a b c d “スカイダイビング高校生 利根川に降下し不明”. 朝日新聞(朝刊) (東京): pp. 22. (1972年4月1日)
- ^ “水死体で発見 スカイダイビングで行方不明の高校生”. 朝日新聞(朝刊) (東京): pp. 22. (1972年4月24日)
- ^ a b c d e f “観衆2万、目前の惨事”. 朝日新聞(朝刊) (東京): pp. 19. (1974年8月12日)
- ^ a b c d “スカイダイバー墜死 福井 パラシュート開かず”. 朝日新聞(朝刊) (東京): pp. 22. (1980年10月6日)
- ^ a b c d e f 朝日新聞(夕刊) (東京): pp. 9. (1982年8月17日)
- ^ a b “スカイダイブに失敗、墜死”. 朝日新聞朝刊 (東京): p. 23. (1982年11月1日)
- ^ a b c “パラシュートの降下訓練 着地それ、川で水死”. 朝日新聞朝刊 (東京): p. 23. (1983年11月28日)
- ^ a b c “地上30メートル「死の接触」 スカイダイビング男性墜落”. 読売新聞朝刊 (東京): p. 23. (1986年3月10日)
- ^ “スカイダイビング「死の接触」 女子大生を書類送検”. 読売新聞朝刊 (東京): p. 22. (1986年10月7日)
- ^ a b "Parachutist Dies When He Jumps Without a Chute", ロサンゼルスタイムズ, 1988年4月5日
- ^ “スカイダイビングの会社員、稲で命拾い”. 毎日新聞朝刊 (東京): p. 23. (1991年8月18日)
- ^ a b “スカイダイビングに失敗、観客直撃し2人けが”. 毎日新聞朝刊 (大阪): p. 27. (1991年10月21日)
- ^ a b c “落下1100メートル、でもカスリ傷”. 朝日新聞朝刊 (東京): p. 22. (1993年8月10日)
- ^ “スカイダイビング中の会社員が落下事故でけが”. 朝日新聞朝刊 (栃木). (1997年7月22日)
- ^ “スカイダイブ自衛官事故死 茨城・阿見”. 朝日新聞朝刊 (東京): p. 35. (1997年12月1日)
- ^ “パラシュート開かず墜落死”. 朝日新聞朝刊 (東京): p. 34. (1999年10月25日)
- ^ “地面に激突、会社員死亡”. 朝日新聞朝刊 (栃木): p. 27. (2000年5月1日)
- ^ a b “Philippines hijacker bails out”. BBC. 2015年1月12日閲覧。
- ^ a b c “スカイダイビングで地面に墜落、2女性重傷”. 朝日新聞朝刊 (埼玉): p. 25. (2001年5月5日)
- ^ a b “予備のパラシュート開かず 連続トラブルか”. 朝日新聞朝刊 (埼玉): p. 29. (2004年1月12日)
- ^ a b “オアフ島でスカイダイブの邦人女性死亡”. 毎日新聞朝刊 (東京): p. 27. (2006年1月8日)
- ^ a b c d e 「「ご難続き」皇宮警察の困惑 ニュース・スピリッツ」『週刊朝日』第40巻第2号、朝日新聞社、2006年7月21日、142頁。
- ^ a b “パラシュート失敗、38歳男性が墜落死/栃木・渡良瀬遊水地”. 読売新聞東京朝刊 (東京): p. 31. (2007年10月7日)
- ^ a b c “桶川でスカイダイビング墜落、重体=埼玉”. 読売新聞朝刊 (埼玉南): p. 31. (2008年11月24日)
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