Toon Boom Animation Toon Boom Animationの概要

Toon Boom Animation

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/11 07:52 UTC 版)

Toon Boom Animation Inc.
種類
非上場会社
業種 ソフトウェア
設立 1994年 (1994)
本社 カナダケベック州モントリオール
製品 アニメーションおよび絵コンテソフトウェア
ウェブサイト www.toonboom.com

概要

Toon Boomのユーザーはプロスタジオから個人アニメーター、教育機関と幅広い。一流どころの顧客にはウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズディズニー・テレビジョン・アニメーションネルバナワーナー・ブラザース・アニメーションフォックス放送、ウォーキング・ザ・ドッグ、マーキュリー・フィルムワークス、中国中央電視台トゥーンズ・インディア英語版、eMation、ラフドラフト・コリア英語版ゴーモンアニメーション英語版、2D3Dアニメーションズ、イミラ・エンターテインメント、ゴアニメイト・フィーチャー・アニメーション、カートゥーン ネットワーク・スタジオピクサー、エナルモニアがいる。

2006年、ITフェデレーション・オブ・ケベック(FIQ)はToon Boom StudioをOCTAS 2006の教育的および文化的マルチメディア部門を授与。2007年、Toon Boom Storyboard ProがFIQよりOCTAS 2007の技術的イノベーション部門の受賞。2008年、Flip Boomがペアレンツチョイス・ゴールド・アウォードとニューカナディアン・メディア・アォード・イン・ジ・エクセレンスの子ども部門に選出された。2010年、Flip Boom All-Starがペアレンツチョイス・シルバー・アウォード、NAPPA Honors Award、テック・アンド・ラーニング・アウォード・イン・エクセレンスに選出。2011年、Toon BoomがHSBCインターナショナル・ビジネス・アウォードの中小企業部門を受賞。さらに、Flip Boom ClassicとFlip Boom All-Star Curriculaが全米教育出版協会(AEP)による2011 Distinguished Achievement AwardsのK-5及び6-8向けの芸術部門を受賞。Flip Boom Classic Curriculumも優れた教材として賞賛されAEPイノベーション・アウォードの最終選考に残った。Garfield's Comic Boomはクリエイティブ・チャイルド・マガジンによる2011 Preferred Choice Award、2011 NAPPA Honors Award、2011 Parent Tested Parent Approved Seal of Approvalを受賞。Flip Boom All-Starは同じくクリエイティブ・チャイルド・マガジンによる2011 Media Of The Year Award、 2011 Parent Tested Parent Approved Seal of Approvalを受賞。Toon Boom Studioは2011テック・アンド・ラーニング・アウォード・イン・エクセレンスを受賞。2012年、フロスト・アンド・サリバンはToon Boomに2011 Global Animation Software Entrepreneurial Company of the Year Awardを授与。さらにStoryboard Proが業界において顕著な功績をあげたことでテレビ芸術科学アカデミーよりプライムタイム・エミー賞を受賞した。

製品

  • 学生からプロにわたって対応している製品
    • Toon Boom Studio - プロのアニメスタジオ向けというよりむしろホームユーザーや個人向け。2019年現在販売を終了している。
    • Toon Boom Animate - プロのアニメスタジオや小規模スタジオ、学生や教育者向けで、Toon Boom Digital Proより機能を削ることで価格を抑えており、また無料の教育用バージョン(Personal Learning Edition)もある。2019年現在販売を終了している。
    • Toon Boom Animate Pro (過去名:Toon Boom Digital ProToon Boom Solo) - スタジオ、フリーランス向け。「プロ向けのほぼ完成されたアニメーションソフトで、コンテンツ製作、アニメーション、合成機能を搭載した、芸術関連の受賞歴があるツールセット」と銘打たれている。2019年現在販売を終了している。
    • Toon Boom Opus (過去名:USAnimation[1] - 従来型のアニメ映画、テレビアニメ業界で使用されているソフトウェア。スキャンから合成に至るまでのアニメーション製作や2Dと3Dの統合を行うために必要な全てのツールを搭載している。場面間のデータ共有やスタジオ間作業を効率よく共有できる集中型データベースが基本になっている。2019年現在販売を終了している。
    • Toon Boom Harmony (過去名:Toon Boom Symphony)- Opusと同様集中型データベースを基本としアニメ映画やテレビアニメ業界で使用されている。Opusの全機能に加えカットアウトアニメーション方式向けのツールが追加されている。これらのツールにはテクスチャのあるペンシルライン、変形ツール、モーフィング、インバースキネマティクス、パーティクル、2Dと3Dの統合といった機能がある。また、ペーパーレスなアニメーション製作にも対応しており、ワコム製タブレットを使ってソフトウェアでアニメーションを直接的に描写することもできる。ライセンス形態は永久ライセンス、年間および月間サブスクリプションのいずれかになっている。
  • ユーティリティソフトウェア
    • Toon Boom Pencil Check Pro - ラインテストソフトウェア
    • Toon Boom Storyboard - ストーリボード制作ソフトウェア。プリントアウトも可能。
    • Toon Boom Storyboard Pro - 絵コンテ制作に加えて、アニマティック(ビデオコンテ)の制作やHarmonyパイプラインへの書き出しができる。また主なノンリニア編集へのエクスポートも可能。
  • Fun Division(2019年現在販売が確認できない。)
    • Flip Boom Cartoon - アニメーション制作で重要な作業を覚えるためのエントリーレベルアニメーションソフトウェア(描写、フレームの追加、プレイバック)
    • Flip Boom All-Star - アニメーションを活用した交流を可能にするティーン向けのソフトウェア(デジタル画像やMP3データの移入やYouTube、Facebook、iTunesへ直接アップロードすることができる)
    • Flipboom Lite FREE - Toon Boomが初めて開発したiPad向けアプリケーション。
    • Garfield's Comic Boom - ジム・デイビス英語版と共同開発したコミックストリップやコミックアルバムを製作するソフトウェア。ジム・デイビス自身が出演するビデオチュートリアルが搭載されている。主な機能としてコンテンツ製作だけでなくYouTube、Facebook、iTunesに直接的なアップロードをすることもできる。



  1. ^ (Aug. 6, 1996). "Toon Boom Technologies enters merger transaction with USAnimation Inc" [Business Wire]. Retrieved March 17, 2008.
  2. ^ (Jun. 6, 2006). "Toon Boom Animation acquires Pegs’n Co’s" [Studio Daily]. Retrieved January 7, 2009.
  3. ^ (January 8, 2009)."Toon Boom Acquires Cambridge Animation" [AWN]. Retrieved January 28, 2009.
  4. ^ "[1]" [PDF]. Retrieved August 18, 2013.


「Toon Boom Animation」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Toon Boom Animation」の関連用語

Toon Boom Animationのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Toon Boom Animationのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのToon Boom Animation (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS