1983年の阪急ブレーブス 1983年の阪急ブレーブスの概要

1983年の阪急ブレーブス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 21:50 UTC 版)

1983年の阪急ブレーブス
成績
パシフィック・リーグ2位
67勝55敗8分 勝率.549[1]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 阪急西宮球場
球団組織
オーナー 柴谷貞雄
経営母体 阪急電鉄
監督 上田利治
« 1982
1984 »

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この年の阪急ブレーブスは、第2次上田利治監督体制の3年目(通算8年目)のシーズンである。

概要

就任3年目を迎えて「もう一度優勝する」と意気込む上田監督は主力打者の加藤英司を放出して、広島から水谷実雄を獲得。また、ヤクルトへ移籍したボビー・マルカーノの穴埋めとしてバンプ・ウィルスウェイン・ケージに替わる大砲としてブーマー・ウェルズが入り、引退した島谷金二に代わって松永浩美が三塁の定位置を獲得するなど若返りを図ったものの開幕後は前年優勝の西武の独走を許し、苦しい立ち上がりとなった。5月以降は立ち直って日本ハムとのAクラス争いを演じたものの最後は西武に17ゲームの大差をつけられ、10月10日には敵地・西武球場広岡達朗監督の胴上げを許したが何とか2位でシーズンを終えた。投手陣では山田久志今井雄太郎山沖之彦が1年通してローテーションを守り、抑えの佐藤義則がこの年も活躍したが防御率がやや高めで4.16のリーグ3位。打撃陣では広島から移籍の水谷が開幕から4番に入って打点王を獲得し、福本豊(盗塁王からは陥落)とバンプ、トリプルスリー(3割・30本塁打・30盗塁)達成の簑田浩二がグラウンドを走りまくるなど200盗塁はリーグ1位で、157本塁打はリーグ2位だったが期待のブーマーが17本塁打に終わった。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー[2]
1 福本豊
2 バンプ
3 簑田浩二
4 ブーマー
5 水谷実雄
6 松永浩美
7 小林晋哉
8 中沢伸二
9 弓岡敬二郎
山田久志
1983年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 --
2位 ロッテ 0.5 阪急 8.0 日本ハム 12.0 日本ハム 14.0 日本ハム 11.5 阪急 16.0 阪急 17.0
3位 阪急 2.5 日本ハム 8.5 阪急 12.0 阪急 14.5 阪急 15.0 日本ハム 18.0 日本ハム 20.5
4位 日本ハム 3.5 南海 9.0 南海 15.0 南海 16.0 近鉄 21.0 近鉄 26.0 近鉄 29.5
5位 南海 4.0 近鉄 11.0 近鉄 15.0 近鉄 16.5 南海 25.0 南海 28.5 南海 31.5
6位 近鉄 4.5 ロッテ 11.5 ロッテ 21.0 ロッテ 26.0 ロッテ 32.5 ロッテ 37.5 ロッテ 39.5
1983年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
優勝 西武ライオンズ 86 40 4 .683 ---
2位 阪急ブレーブス 67 55 8 .549 17.0
3位 日本ハムファイターズ 64 59 7 .520 20.5
4位 近鉄バファローズ 52 65 13 .444 29.5
5位 南海ホークス 52 69 9 .430 31.5
6位 ロッテオリオンズ 43 76 11 .361 39.5

[1]

オールスターゲーム1983

選出選手
ポジション 名前 選出回数
投手 今井雄太郎 3
捕手 中沢伸二 6
内野手 松永浩美
外野手 福本豊 13
簑田浩二 2
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。

  1. ^ a b 年度別成績 1983年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2015年11月7日閲覧。
  2. ^ 『読売新聞』1983年4月10日付朝刊、14版、16面
  3. ^ LEGEND OF Bs 2012 〜劇的、激動の80's〜オリックス・バファローズ公式HP
  4. ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7 


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