菊地あやか 略歴

菊地あやか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 14:53 UTC 版)

略歴

3期生時代

2006年12月3日、『第三期AKB48追加メンバーオーディション』に合格。2007年4月8日、AKB48劇場でのチームB 1st Stage「青春ガールズ」初日公演において、旧チームBの一員として公演デビュー。「ロマンス、イラネ」で初めて選抜メンバーになるなど、柏木由紀渡辺麻友らとともに旧チームBの主力として活動する。

公式サイト上でのニックネームは、「あやりん」または「きくじ」「きくぢ」。本人は「きくじ」ではなく「あやりん」と呼んでほしいとステージ上で度々発言していた。

2008年8月14日にAKB48公式ブログにおいて、「AKB48のメンバーとしての自覚に欠けた軽率な行動を取った」として、同日付で解雇が発表された[3]。同時に同年6月から所属していたプロダクション尾木との契約解除が発表(2010年3月1日付で再契約)。

7期生時代

2008年11月、『AKB48 第四回研究生(7期生)オーディション』に合格し、同年12月20日に開催されたコンサートにおいて研究生として復帰した。2009年1月18日、公式ブログにおいて正式に復帰が発表された[4]。これを機に、芸名「菊地あやか」が使われることになった。

2009年7月、フランスパリ郊外のヴィルパントで開催されたJapan Expo2009でのライブに研究生では唯一参加した[注 2]

同年8月23日に開催された『読売新聞創刊135周年記念コンサート AKB104選抜メンバー組閣祭り』の夜公演にて、同年10月よりチームKに昇格することが発表され、2010年3月12日にチームKに昇格したことで502日ぶりの正式メンバー復帰を果たした。また、AKB48の各チーム再編後はチームKが最も早く新体制での公演を開始したため、松井咲子とともに7期生で最初の昇格者となった。CD選抜メンバーとしては、14thシングル「RIVER」のカップリング曲「君のことが好きだから」で「アンダーガールズ」として復帰を果たしている。その後、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)のスペシャルユニット、チームYJのメンバーにチーム研究生(当時)の中から唯一選ばれた。そして、2010年3月17日より渡り廊下走り隊に加わることが発表され、同年3月1日付で約1年半ぶりにプロダクション尾木所属となった[5]

2010年11月27日に開催された「TOKYO交通安全キャンペーン 交通事故防止ラッピングバス発表会」にゲストとして出席した[2]。また、同年9月18日に公開の映画『×ゲーム』にも出演している。

2011年4月16日に京セラドーム大阪で開催された全国握手会イベント「“AKB48祭り”Powered by『ネ申テレビ』」で21stシングル「Everyday、カチューシャ」が初披露された際に、同曲のシングル選抜メンバーに選定されたことが明らかにされた。菊地の選抜入りは9th配信限定シングル「Baby! Baby! Baby!」以来約3年ぶりとなる。

同年6月13日発売号『週刊プレイボーイ』(集英社)において、AKB48「12.5期」研究生という触れ込みで新メンバー『江口愛実』のグラビアが掲載され、江崎グリコアイスの実」の広告への登場も発表されていた。しかし翌14日、菊地が自身のブログにてと江口がCGである事を示唆する内容を発言[6]。ブログの当該部分の記述は即座に修正され、翌15日に菊地はブログ上で謝罪。秋元康からは「お前は悪くない」と激励のメールが届いたことも明かした[7]。同年6月19日、CMの放送開始に合わせて江崎グリコより詳細が発表され、『江口愛実』はメンバー6人のCG合成であることが明らかになった[8]

2012年5月から6月にかけて実施された『AKB48 27thシングル 選抜総選挙』では51位で、フューチャーガールズ入りを果たした[9]

同年8月24日に開催された『AKB48 in TOKYO DOME 〜1830mの夢〜』初日公演において、チームAに異動することが発表された[10]。11月1日にチームAに異動し、翌2日、チームAウェイティング公演のスターティングメンバーとして新チームでの活動を開始[11]

2013年5月13日に名取稚菜とともに愛媛県松山市の観光大使「松山おもてなし大使」に任命され、東京・お台場フジテレビ内にて行われた任命式に出席。菊地、名取ともに東京都出身であるが、同月23日より放送の新番組『AKB観光大使』(フジテレビONE)の番組ロケで行ったPR活動が市長に認められ、本物の観光大使に就任することになった[12]

同年5月から6月にかけて実施された『AKB48 32ndシングル 選抜総選挙』では51位となり、フューチャーガールズに選出される[1][13]

2014年2月24日、Zepp DiverCityで開催された『AKB48グループ大組閣祭り』において、NMB48チームNへの移籍が発表されたが[14]、異議申し立てにより移籍は取り消しとなり、同月27日、AKB48チームAに残留することが確定した[15]。同日、異議申し立てをした理由について、自身のGoogle+アカウントで「まだ私にはAKBでやり残したことがある」と述べた[16]

同年4月13日に開催されたチームAウェイティング公演の夜公演において、AKB48を卒業することを発表した。この年の2月9日に渡り廊下走り隊が解散[注 3]したことで卒業を考えたとされている[18]。同月21日に開催されたチームAウェイティング公演(横山チームA千秋楽公演)が卒業公演となった[18]。9月23日にパシフィコ横浜で開催された「前しか向かねえ」劇場盤発売記念大握手会をもってAKB48としての活動を終了した[19]

ソロ活動の開始

AKB48からの卒業公演を行った2日後の2014年4月23日に発売された女性ファッション雑誌『MAQUIA』6月号(集英社)より、同誌の専属モデルとなった[20]

2014年12月21日に、交際していた一般男性との婚姻届を同年11月22日に提出していたことと第1子の妊娠を、公式ブログで公表した[21]。その後、2015年4月30日には第1子となる男児を出産した[22]。同年9月27日『東京ガールズコレクション2015A/W』[注 4]で産後初のイベント出演を果たしたが[23]、2016年5月31日をもって、プロダクション尾木との契約が終了となった[24]

2017年3月10日に第2子となる女児を出産[25]。その後2019年4月8日に第3子となる男児を出産し、現在は3児の母となっている[26]

所属事務所遍歴

  1. AKS(2007年4月8日 - 2008年6月27日)
  2. プロダクション尾木(2008年6月28日 - 2008年8月14日付で契約解除)
  3. AKS(2008年12月20日 - 2010年2月28日)
  4. プロダクション尾木(2010年3月1日 - 2016年5月31日)

注釈

  1. ^ ゴルファーの「菊地彩香」とは同姓同名の別人。
  2. ^ 実際にフランスに渡航したメンバーには、他に当時研究生だった石田晴香小森美果佐藤すみれらも含まれていたが、フランスの法律上、16歳未満のメンバーによるライブ出演が不可能となったため、上記3名のほか多田愛佳SKE48高井つき奈矢神久美の6名が出演できず、パリ公演直前に16歳になった菊地が出演することになった。
  3. ^ 『渡り廊下走り隊 解散コンサート』2014年2月9日、Zepp DiverCity Tokyo[17]
  4. ^ 『第21回 東京ガールズコレクション2015 AUTUMN/WINTER』2015年9月27日、国立代々木競技場第一体育館[23]

出典

  1. ^ a b 『AKB48総選挙公式ガイドブック2013』講談社、2013年5月13日、119頁。"菊地あやか"。 
  2. ^ a b 交通事故防止イベントにAKB菊地あやかさん出席-交通安全訴える - 葛飾経済新聞(2010年11月29日)
  3. ^ 「菊地彩香の件について」 - AKB48公式ブログ(2008年8月14日)
  4. ^ 研究生菊地について - AKB48公式ブログ(2009年1月18日)
  5. ^ 菊地からファンの皆様へ - AKB48公式ブログ(2010年2月28日)
  6. ^ AKB大物新人江口愛実 実は合成CGだった? - J-CASTニュース 2011年6月14日
  7. ^ 「ネタばらし」菊地を秋元康励ます AKB江口愛実「CG」疑惑で - J-CASTニュース 2011年6月16日
  8. ^ AKB48“江口愛実”の正体が判明! 顔はメンバー6人のCG合成、声の担当は研究生だった - 2011年6月20日 ORICON STYLE
  9. ^ AKB48 27thシングル選抜総選挙 開票結果 - AKB48オフィシャルブログ 2012年6月6日
  10. ^ 組閣後新体制 - AKB48オフィシャルブログ 2012年8月24日
  11. ^ “AKBたかみな総監督、チームA初日に「100点」 新キャプテン篠田も達成感”. ORICON STYLE (オリコン). (2012年11月3日). https://www.oricon.co.jp/news/2018373/full/ 2012年12月10日閲覧。 
  12. ^ “AKB・菊地あやか&名取稚菜、松山おもてなし大使に就任”. ORICON NEWS (ORICON ME). (2013年5月13日). https://www.oricon.co.jp/news/2024517/full/ 2023年1月6日閲覧。 
  13. ^ AKB48 32ndシングル選抜総選挙 開票結果 - AKB48オフィシャルブログ(2013年6月8日)
  14. ^ “AKB48グループ大組閣祭りで大幅シャッフル! 完全移籍に号泣するメンバーも!”. GirlsNews (レゾリューション). (2014年2月26日). https://girlsnews.tv/akb/137902 2014年2月27日閲覧。 
  15. ^ “AKB48大組閣が確定!岩田華怜・菊地あやから姉妹グループ移籍せず”. シネマトゥデイ (シネマトゥデイ). (2014年2月27日). https://www.cinematoday.jp/news/N0060963 2014年2月27日閲覧。 
  16. ^ Google+ 菊地あやか 2014年2月27日23:33(JST)投稿記事
  17. ^ 最初で最後のハチぐ~のね! 渡り廊下走り隊 笑顔で解散”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年2月10日). 2023年6月11日閲覧。
  18. ^ a b AKB48メンバーが卒業を発表 理由を明かす”. モデルプレス. ネットネイティブ (2014年4月14日). 2023年6月11日閲覧。
  19. ^ お知らせ”. AKB48オフィシャルブログ (2014年4月14日). 2014年4月14日閲覧。
  20. ^ “AKB菊地あやか、卒業→雑誌専属モデル”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2014年4月21日). https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/p-et-tp0-20140421-1288460.html 2014年4月27日閲覧。 
  21. ^ ご報告 公式ブログ 2014年12月21日
  22. ^ “元AKB菊地あやか、第1子男児出産♪「べびたんにでれでれ」”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社). (2015年5月5日). https://www.sanspo.com/article/20150505-RIC5SQC4E5MPRCSPI6H3N27MKE/ 2023年6月11日閲覧。 
  23. ^ a b 元AKB48川崎希、菊地あやかが家族円満の秘訣を伝授”. モデルプレス. ネットネイティブ (2015年9月29日). 2023年6月11日閲覧。
  24. ^ “菊地あやか 契約終了のお知らせ”. AKB48 TeamOgi (プロダクション尾木). (2016年5月16日). https://akb48teamogi.jp/news/7767/ 2016年6月17日閲覧。 
  25. ^ “元AKB48菊地あやか、第2子女児出産「あー可愛い…幸せ」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年3月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2087337/full/ 2017年3月11日閲覧。 
  26. ^ a b “AKB48の元人気メンバー、3児の母になった29歳の姿「むっちゃアイドル」「綺麗で可愛いいママ」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2022年11月27日). https://hochi.news/articles/20221126-OHT1T51091.html?page=1 2023年6月11日閲覧。 
  27. ^ a b c d AKB48菊地あやかのプロフィールは?”. Yomerumo (2014年2月1日). 2015年12月5日閲覧。
  28. ^ [アイドルって素晴らしいw★あやりん*Oωo)](2010年5月17日時点のアーカイブ) - 渡り廊下走り隊オフィシャルブログ(2010年5月14日)
  29. ^ [ぬをををんっ★あやりん*O ωo](2011年2月14日時点のアーカイブ) - 渡り廊下走り隊オフィシャルブログ(2011年2月11日)
  30. ^ [ひゃっほぉい★あやりん*O ωo)](2010年6月10日時点のアーカイブ) - 渡り廊下走り隊オフィシャルブログ(2010年6月8日)
  31. ^ “D-BOYS&AKB48メンバー、出演映画は“睡魔”との戦いの日々”. ORICON NEWS (ORICON ME). (2010年8月17日). https://www.oricon.co.jp/news/79099/full/ 2022年12月3日閲覧。 
  32. ^ “佐津川愛美、映画『忍道-SHINOBIDO-』完成に思わず涙”. ORICON NEWS (ORICON ME). (2012年1月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2005898/full/ 2023年1月6日閲覧。 


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