真・三國無双4 シナリオ

真・三國無双4

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 00:42 UTC 版)

シナリオ

アイテム

装備アイテム

ステージで皮袋を入手してクリアすると使用可能になり、戦闘準備画面で装備することで武将の能力を強化するアイテム。 武将ごとに最初は2つ、最終的には5つまで装備可能。

一般的に入手できる装備アイテムは武器の付加効果に対応する特性であり、難易度に応じてランダムでその効果量が変動し、 今まで取得した中で最も良質なアイテムを使用することが出来る(同じアイテムで効果量が低いものが自動破棄される)。

朱雀翼(すざくよく)
体力ゲージの最大値が上昇する。
青龍胆(せいりゅうたん)
無双ゲージの最大値が上昇する。
1回の無双で行う攻撃の回数が増えるが、満タンまで溜まりにくくなるデメリットもある(後述の活丹で多少補えることもある)。
白虎牙(びゃっこが)
攻撃力が上昇する。基本的な通常攻撃はもちろん、チャージ、騎乗、弓攻撃などあらゆる攻撃に効果がある。
玄武甲(げんぶこう)
防御力が上昇する。
神速符(しんそくふ)
移動速度が上昇する。
移動速度はキャラクターごとに決まっていて成長させることが出来ないため、これや武器の効果だけが強化手段である。
黄忠弓(こうちゅうゆみ)
弓術が上昇し、弓矢における与ダメージ上昇・被ダメージ軽減。
一部のキャラクターの弓を使ったチャージ攻撃にも効果はある。
羌族角(きょうぞくかく)
馬術が上昇し、騎乗通常攻撃、チャージ攻撃のダメージが上昇する他、騎乗した敵から受けるダメージを軽減する。
七星帯(しちせいたい)
運が上昇し、付加効果の多い武器や、グレードの高いアイテムを入手しやすくなる。
活丹(かったん)
無双増加量が上昇する。効果があるのは無双ゲージの溜まる効果のある攻撃を行った時だけ。
『2』のような敵からダメージを受けた時、瀕死状態の時での無双増加には効果が無い。
仙丹と共に他のアイテムより出現率が低い。
仙丹(せんたん)
チャージ攻撃の威力が上昇する。
チャージラッシュのように何度もチャージ攻撃を行っていても、効果があるのは一部だけであることが多いので分かりづらい。
また、騎乗チャージ攻撃には効果があるが弓チャージ攻撃には効果は無い(弓を使ったチャージ攻撃にはある)。
活丹と共に他のアイテムより出現率が低い。

尚、『3』まで存在していた騎甲鎧(羌族角と統合)、籐甲鎧(黄忠弓と統合)、翔靴は今作では登場していない。

特殊装備アイテム

通常の装備アイテムと同じ分類だが、それとは違った特殊効果を持つ隠しアイテム。 特定のステージで条件を満たさないと出現しない貴重品(隠しアイテム)になっているが、効果量は一定。

孫子兵法(そんしへいほう)
ステージ上の一時能力強化アイテム(戦神の斧、戦神の鎧、韋駄天靴、玉璽)の効果時間が1.25倍に増える。覚醒印の覚醒時間にも効果があり、神気環と併用が可能。
発破伝書(はっぱでんしょ)
瀕死状態でダウン状態から起き上がると攻撃力が30秒間2倍になる。瀕死状態であるならば何度でも効果はある。
護衛心得(ごえいこころえ)
護衛武将が少し強化される。
神気環(しんきかん)
無双覚醒の効果時間が2倍(15秒から30秒)になる。孫子兵法との併用が可能。
真乱舞書(しんらんぶしょ)
瀕死状態でなくとも無双乱舞が真・無双乱舞になる。真・無双乱舞は強力だが普通の無双乱舞が使えなくなるデメリットもある。
真空書(しんくうしょ)
攻撃範囲が1.5倍に広がる。ただし対象となる技は一部に限られ、衝撃波などの特殊エフェクト攻撃、例外的に孫策の全攻撃には効果がない(前作までは孫策にも効果があった)。
浄炎火矢(じょうえんびや)
弓攻撃に炎属性が付くようになる。弓を使ったチャージ攻撃にも効果はある。『4猛将伝』で登場する「氷結凍矢」と一緒に装備すると、氷結凍矢の効果が優先される。
鉄甲手(てっこうしゅ)
殆どのチャージ攻撃中にダメージを受けても仰け反らず、攻撃を続けられるようになる。全員のジャンプチャージなど、一部の攻撃には効果が無い。一部のキャラクターはこのアイテムがなくとも、動作中に仰け反らなくなるチャージ攻撃を持つ。
虎輪(こりん)
虎を連れてステージを開始可能。この虎はいくらダメージを受けても倒れない。
背水護符(はいすいごふ)
あらゆる攻撃で与えるダメージが1.5倍になるが、あらゆる攻撃で受けるダメージが2倍になる。
無双鎧(むそうよろい)
弓攻撃で一切仰け反らなくなる。攻撃中はもちろん、移動中や静止状態でも有功。騎乗中に弓攻撃を受けても落馬しない。
百草丸(ひゃくそうがん)
敵を100人撃破すると体力が50回復する。
白虎秘石(びゃっこひせき)
敵を100人撃破すると攻撃力が2上昇する。これは成長アイテムを入手した時と同様でパラメーターに反映される。

鐙アイテム

特別な能力を持ったに騎乗した状態で開始できる、一定条件で入手できる隠しアイテム。他の装備品とは違い、個別の枠として一つだけ装備可能。

ステージの途中で降りた場合、降りた位置がマップ上に表示される。

赤兎鐙(せきとあぶみ)
赤兎馬に騎乗した状態から開始する。ゲーム中に登場する馬の中では移動速度が最も速いが、それ以外に特に効果は無い。
的盧鐙(てきろあぶみ)
的盧に騎乗した状態から開始する。運が大幅に上昇し、良質なアイテムが出やすくなる。
飛電鐙(ひでんあぶみ)
爪黄飛電に騎乗した状態から開始する。クリアしたときの武勲が1.5倍になり、成長しやすくなる。
絶影鐙(ぜつえいあぶみ)
絶影に騎乗した状態から開始する。敵から攻撃されても落馬しない。落馬防止効果はステージ中の他の馬や象に乗り換えても引き継がれる。
象鐙(ぞうあぶみ)
象に騎乗した状態から開始する。移動速度は遅いが、一般兵だけでなく武将をも吹き飛ばすほどの攻撃力を持つ。

玉アイテム

チャージ攻撃に属性を付加する事が出来るアイテム。他の装備品とは違い、個別の枠として一つだけ装備可能。 一定条件で入手する隠しアイテムだが、いずれも難易度が「難しい」か「修羅」を選択しないと取得できない。

一部のキャラクターにはあらかじめ属性が付加された攻撃があるが、その場合はあらかじめ付加している属性が優先され、装備している玉の属性が付かない。また、このアイテムでも属性を付けられないチャージ攻撃もある。

尚、CPUとして登場するプレイアブル武将は「難しい」以上では決まった属性を装備している(例:呂布は陽属性)。

炎玉(えんぎょく)
チャージ攻撃に炎属性を付与し、攻撃した敵を燃やし、空中にいる間ダメージを与え続けることができる。
打ち上げる攻撃を何度も使って浮かせたままにすることで効果が高まる。また、ダメージは防御力に関係なく固定なので防御力の高い敵にも有効。各キャラクターの真・無双乱舞をはじめ、一部キャラクターのチャージ攻撃など、玉を装備していなくても付与される攻撃が多い。
氷玉(ひょうぎょく)
チャージ攻撃に氷属性を付与し、攻撃した地上の敵を一定確率で凍結させる。
凍りついた敵は一切動くことが出来ず、防御力も低下する。また通常は敵が浮く攻撃でも決して浮かなくなるため大ダメージが期待できる(浮いている敵には地上で当てた時に比べてダメージが半減してしまうため)。ただし浮いている敵には効果がなく、ガードできない攻撃を当てると凍った敵の凍結が強制的に解除される。
陰玉(いんぎょく)
チャージ攻撃に陰属性を付与し、ヒットした相手に防御力無視の固定ダメージを与え、一般兵を特定の確率で即死させる。ただしこの効果が発動すると必ず無双ゲージが空になってしまう。
『3』における斬玉のような効果だが、新たに追加されたデメリットが非常に大きい。それ故敵が使うことも滅多にない属性で、無条件で付与される攻撃も曹丕のエボリューション攻撃のチャージ追加入力と周泰のチャージ6の追加入力のみ(こちらも発動時のデメリットは同様)。
陽玉(ようぎょく)
チャージ攻撃に陽属性を付与し、いかなる手段を使ってもガードできないようにする。
『3』における烈玉に似た効果である。そのため、通常は攻撃スピードが遅くガードされてしまうチャージでも普通に当てることが出来る場合がある。

ゲームシステム

護衛武将

今作では、『真・三國無双3』までとは違い数人の護衛兵ではなく、一人の護衛武将を連れて行くことが出来る。 一人とは言っても、成長させればプレイヤーに引けを取らないステータスになり、加えて後述の特殊能力を使えるためかなり優秀。ステージクリア時に仕官してくることがあり、プレイヤーの階級とステージの難易度が高いほどいい評価の護衛武将が仕官してくる確率が高い。 『3』の護衛兵のようにセレクトボタンで攻撃、防御、待機の命令を切り替えられる。体力の回復はプレイヤーが回復アイテムを入手するとそれと同等に回復するが、距離が離れすぎていると回復しない。ステージクリア後、生き残っていれば難易度に応じて経験値がもらえる。撃破された場合、入る経験値は大きく減少する。

基本的に名前はランダムで決定されるが、仕官してきた時に使用していた武将と同じ姓になる確率が高い(趙雲なら趙○など)。 また、評価は「一国の神童」のように「○○の××」となっている。○○の部分には一国、二国、三国、天下のいずれかが入り、右に行くほどよく伸びる能力の種類が多い。××の部分には神童、傑物、秀才、奇才のいずれかが入り、神童と奇才は初期能力が、秀才と奇才は能力の上昇率が高く、最終的な能力は右に行くほど高くなる。特殊能力の習得数は能力によって決まるため、同様に右に行くほど多くの特殊能力を覚えやすい。 最高評価は「天下の奇才」となるが、その評価を受ける護衛武将が仕官してくる確率は極めて低い。

護衛武将の兵種、覚える特殊能力は以下の通り。

兵種
槍(男性):攻撃範囲の広い槍で攻撃する。攻撃力は最も高いが、防御力は低い。
剣(女性):槍ほどではないが攻撃範囲の広い攻撃を行える。特徴は槍とほぼ同じ。
弩(男性):遠くから弩で援護してくれる。矢が尽きる事はない。能力は標準的だが、敵から距離を取る癖があるのではぐれやすい。
弓(女性):使う武器が違う以外は、ほぼ弩と同じ。
杖(男性):攻撃力は低いが防御力は高い。術による攻撃は範囲が広く、多くの敵を倒せる。
羽扇(女性):攻撃力が低く、攻撃範囲も狭い。だが、プレイヤーの体力が減っていると肉まん1個程度体力を回復してくれることがある。この能力は何度でも使用する。
特殊能力
回復:体力が減ると、自身の体力の回復を行う。
猛攻:体力が減ると、自身の攻撃力を一定時間強化する。
鉄壁:体力が減ると、自身の防御力を一定時間強化する。
鼓舞:プレイヤーの味方の軍の士気が下がりづらくなる。
心眼:少ないコンボ数でアイテムがランクアップする。
推挙:ステージクリア時に必ず護衛武将が仕官してくる。
献品:ステージクリア時に獲得アイテムが一つ増える。
探武:ステージクリア時に獲得武器が一つ増える。

武器システム

今作における武器システムは『3』のように武器が成長するシステムではなく、『2』と同様にステージにある武器の入った宝箱から入手するシステムに戻った。キャラクター一人につきユニーク武器(後述)を含めて4段階になっており、段階が高くなるほど攻撃力が高く、連続攻撃回数も多くなる(3段階目の武器とユニーク武器は連続攻撃回数は同じ)。入手した武器はキャラクターごとに4つまで保管でき、それ以上は選択して破棄することになるが、『2』と違って1段階武器を一つ、2段階武器を一つ…という仕組みではなく、武器の段階に関わらず4つまで好きに保管可能(例:3段階武器を4つ保管、1〜4段階武器を一つずつ保管)。ユニーク武器を破棄する場合は警告される。

武器にはアイテムのように1~20の範囲で付加されていることがある。付加されている効果の数は1~4つとなっており、ランダムで付加される。能力アイテム同様に難易度が高いほど付加効果の数が多く、数値も高いものが出現しやすい。

今作のみのシステムとして「エボリューション攻撃」と「武器重量」がある。

能力系
体力:体力ゲージの最大値が上昇。朱雀翼と併用可能。
無双:無双ゲージの最大値が上昇。青竜胆と併用可能。
攻撃:攻撃力が上昇。白虎牙と併用可能。
防御:防御力が上昇。玄武甲と併用可能。
弓術:弓術が上昇。黄忠弓と併用可能。
馬術:馬術が上昇。羌族角と併用可能。
移動:移動速度が上昇。神速符と併用可能。
無増:無双ゲージの増加量が上昇。活丹と併用可能。
チャージ:チャージ攻撃力が上昇。仙丹と併用可能。
運:運が上昇。七星帯と併用可能。
武器重量
「軽い」「標準」「重い」の3種類がある効果。武器を入手した時にいずれかに分類される。それぞれの効果については以下の通り。
軽い:攻撃速度が速くなるが、威力が標準の0.8倍に減少する。キャラクターによっては攻撃速度が速くならないのに威力は落ちてしまう技がある。
標準:攻撃速度、威力共に標準的な性能。
重い:威力が標準の1.2倍ほどになるが、攻撃速度は遅くなる。キャラクターによっては通常攻撃すら途中でガードされることがあるが、一部の攻撃は速度減少の影響を受けない。『猛将伝』では攻撃を受けても仰け反りにくい特性が付いた。

ユニーク武器

武将ごとに決められたステージで特定の条件を満たすことによって入手可能な強力な武器。条件を満たすと特定の場所に豪華な木箱が設置され、その中にある赤く輝く宝箱を入手してステージをクリアすると入手可能。この武器は4段階目とも言える武器で、攻撃回数は6、エボリューション攻撃が可能、能力系付加が5つもついている(通常は多くても4つまで)、敵を100人撃破すると覚醒印を入手可能など、高い性能を誇る。ただし、難易度が「難しい」か「修羅」で条件を満たす必要があるので入手にはある程度の実力が必要。 また、重量・能力付加の種類や数値はすべて固定されている。

拠点システム

今回は、前作までの進入拠点だけでなく攻撃、防御、補給の3種類の拠点が設置された。 また、進入拠点は一度制圧すると自軍のものになるが、奪い返される可能性がある争奪式に変更されている。新規追加拠点の概要は以下のとおり。

攻撃拠点
構造は木で出来た単純なものだが、当たると大ダメージを受けてしまう巨大な杭を発射する。この杭は味方の拠点から撃たれた物でも当たるとダメージになってしまうので注意が必要。
内部にいる兵士は全員双剣を装備しており、素早く強力な攻撃や無双乱舞を仕掛けてくる。拠点兵長を倒すと「青銅の剣」(攻撃力が1上昇する)を落とす。
防御拠点
石造りの頑強な構造の拠点。敵が近づくと門を閉めてしまうが、門の前にいる兵士を倒せば開門が可能。自分が味方の拠点の中にいる際に敵が来て門を閉められてしまった場合は、拠点内にある足場を使って外にジャンプすることが出来る。
門の前にいる兵士を含めて全員盾を装備しており、ガードを多用する上に攻撃中に攻撃しても怯まない。拠点兵長を倒せば「兵卒の盾」(防御力が1上昇する)を落とす。
補給拠点
中間的な構造の拠点。一定時間ごとに各部隊に物資を補給することで士気を少しずつ上昇させる(「補給拠点より物資到達、××(武将名)軍団士気上昇!」と表示される)。
内部の兵は通常の種類だが、敵が拠点の中に入ると攻撃力や防御力を上昇させたり、体力の回復などで補助を行う。これは拠点の中にいる味方すべてに効果があり、プレイヤーも味方の補給拠点で戦えばその恩恵を受けられる。
拠点兵長を倒すと体力ゲージと無双ゲージを全回復させる「華陀膏」を落とす(難易度が「修羅」だと何も落とさない)。

中断可能回数

今作ではステージの途中で中断できる回数が難易度によって決められている。 「易しい」は何度でも、「普通」は3回まで、「難しい」は1回、「修羅」では不可能となっている。 中断可能回数はポーズ画面の右下にメモリーカードのマークで表示される。制限されているのはセーブのみで、セーブした時点から再開するのは何度でも可能。

難易度

今回は「オプション」で難易度設定を決める必要はなく、ステージや無双モードを開始する際に決定する。 最初は「易しい」、「普通」、「難しい」の三種類だが、特定の条件を満たすと「難しい」より更に上の「修羅」が出現する。 本作の難易度「修羅」はプレイヤー武将の大幅な弱体化、敵側の能力・アルゴリズムの強化、中断セーブ不可、加えて回復アイテムがほぼ全く出現しないなど、数多くある無双シリーズでも屈指の難しさを誇る。


  1. ^ GEIMIN.NET/国内歴代ミリオン出荷タイトル一覧、GEIMIN.NET、(2016年11月1日時点のアーカイブ)。






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