渓湖駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/27 04:46 UTC 版)
駅構造
渓湖糖廠構内にあり、単式ホーム1面1線、島式ホーム2面4線、計3面5線を持つ地上駅である。駅舎は日本統治時代の木造駅舎であり、彰化県の歴史十景になっている。[2]駅舎に面した線路は1067mmと762mmの3線軌間である[3]。(他のホームに面した線路の軌間は762mmである。)
利用状況
かつては員林、鹿港、渓州等の各地へ輸送が行われていた。 1945年から1958年までは旅客輸送の最盛期であったが、1968年以降はバス運輸が発達して減少していった。[4] 1953年 - 54年頃は渓湖糖廠管轄内の営業列車が毎日60数本あり、混合列車が1日2本、気動車(定員60名)が1日6~7本運行されていた。[4]
2002年から始まった観光用トロッコ列車(観光五分車)は、土・日曜日と(台湾の)祝日のみ王功線の濁水信号所(濁水旗站)まで7往復が定期運行され、平日は基本的に運行されないが20名以上の予約があれば運行される。
駅周辺
- 渓湖糖廠
- 渓湖国小
- 湖南国小
- 台19線
歴史
- 1922年2月3日 - 工場前駅(こうじょうまええき/当時の表記は工場前驛)として開業した。[5]
- 1935年 - 渓湖駅(当時の表記は溪湖驛)と改称した。[5]
- 1975年 - 員林線及び鹿港線の旅客・貨物輸送が停止された。[6]
- 1997年 - 員林線が廃線となった。[6]
- 2002年7月 - 渓湖糖廠が観光用トロッコ列車の運行を開始し、復活した。[7]
- 2010年10月8日 - 彰化県政府文化局により指定歴史建築登録公告がなされる[8]。
隣の駅
- 台湾糖業鉄道
- 鹿港線(廃止)
- 北渓湖駅 - 渓湖駅
- 員林線(廃止)
- 渓湖駅 -
新渓湖駅(戦後廃止) - 巫厝駅
- 渓湖駅 -
- 王功複線
- 渓湖駅 -
草埔駅(未使用) - 濁水信号所
- 渓湖駅 -
- ^ 臺灣鐵道站名及里程
- ^ 彰化縣政府旅遊資訊網—糖廠小火車
- ^ 五分車站
- ^ a b 台糖公司溪湖糖廠簡介
- ^ a b 溪湖站
- ^ a b 糖廠巡禮-彰化溪湖糖廠
- ^ 台湾鉄道の旅完全ガイド イカロス出版 ISBN 978-4-86320-026-5 p.104-105
- ^ (繁体字中国語)溪湖糖廠五分車站 中華民国文化部
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