海原やすよ ともこ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 03:07 UTC 版)
メンバー
海原 やすよ(うなばら やすよ、1975年10月14日 - )(48歳)
- 立ち位置は向かって左、妹。ツッコミ担当(結成当時はボケ)。
- 本名:宮本 康世(みやもと やすよ)。旧姓:梅本(うめもと)。
- 淀之水高等学校(現・昇陽高等学校)卒業。
- 2005年12月に当時オリックス・バファローズ投手であった宮本大輔と結婚。
- 2016年12月26日に、脳動脈瘤の加療のために入院したことが発表される[1]。
海原 ともこ(うなばら ともこ、1971年12月27日 - )(52歳)
- 立ち位置は向かって右、姉。ボケ担当(結成当時はツッコミ)。
- 本名:前田 智子(まえだ ともこ)。旧姓:梅本(うめもと)。
- 淀之水高等学校(現・昇陽高等学校)卒業。
- 2003年に1度離婚したが、2006年8月16日に、元男闘呼組の前田耕陽と再婚(前田も離婚歴があるため共に再婚)。2007年4月12日、第1子となる女児を出産。同年6月7日放送のテレビ『なるトモ!』(読売テレビ)より復帰。
- 2013年5月13日、帝王切開により第2子となる男児を出産した。
- 2023年より、新たにM-1グランプリの審査員に就任することが発表された[2]。
略歴
漫才コンビ 海原お浜・小浜の小浜の孫で、海原かける・めぐるのかけるを父、マジシャンのワンダーのり子を母に持つ[3][4]。
幼い頃から玉造稲荷神社の舞台に立つなど2人でよく漫才をしており、小学生のころにはケーエープロダクション社長の藤井康民から毎週水曜日に漫才の稽古を受けていた。1985年(昭和60年)にはテレビで小浜の前で漫才を披露したことがある。1992年(平成4年)2月に当時やすよが中田カウス・ボタンの漫才のファンであったため、親交のあった父・かけるの紹介でボタンに弟子入りし正式にコンビを結成。本来ならば「中田やすよ・ともこ」となるはずだが、「女流漫才の名門である海原の屋号を名乗ったほうが良いと思う。お婆ちゃん(小浜)に海原の屋号を名乗っていいかどうか、相談しておいで」という師匠の計らいと、それを快諾した小浜のおかげで海原の屋号を名乗る運びとなった(小浜は2代目『海原お浜・小浜』を名乗っても良いと言ったが、やすよ・ともこの2人が断った[5])。従って、海原小浜の弟子ではなく、海原一門とも直接的な関係はない。また、コンビ名で妹・やすよの名が先にくるのは、ボタンへの師事がやすよが先・ともこが後であったことに起因する。
結成当初はやすよがボケ、ともこがツッコミを担当していたが、2年目から現在のスタイルに交替した。ネタは、最新の芸能ネタを前振りにして、そこから転じて「東京と大阪の女の子の違い」や「大阪のオバチャンの生態」を示すものが多い。大げさに大阪の女の子やオバチャンを表現するともこのボケを、やすよが宥める。
姉妹で大阪の「ちゃんこ家unabara」をプロデュースしていた(経営者は実父海原かける)。また、2009年(平成21年)11月1日に大阪・梅田のヨドバシカメラ7階に、プロデュースするモンブランの専門店「モンローズ」を開店したが現在は閉店している。
その他
- 水玉れっぷう隊とはデビューがほぼ同時期で、ココリコも同期にあたる。
- 若手時代に「シューク」というコンビ名で約2年間活動していた[7]。由来はSUE CREAM SUE(シュークリームシュ)。
- 元漫才師の高僧・野々村の2人とは、『すんげー!Best10』(朝日放送)出演時より交流があり、野々村は芸人を引退した後も構成作家としてやすよ・ともこの漫才を2人と共同で制作していた。現在は構成作家として、大阪関係の仕事から一線を退いているが、やすともの漫才作家の仕事だけは継続している。
- ともこと夫・前田耕陽の出会いは『なるトモ!』(読売テレビ)で共演したことがきっかけだった[8]。
- 2人とも極度の潔癖症だが、特にやすよは極端であり、家に遊びに来た友達を風呂に入らせた上で家に上げたという念の入れようである[9]。
- 夫の前田耕陽によると、ともこは自身が作ったオムライスの中のタマネギが大きかった事を前田から指摘されて以来、家で料理を作っていないという[8]。
- ともこは女性にしては大柄であり、ギャルのようなファッションやメイクで有名だが、自らの容姿や体型で笑いを取る芸人が多い上方演芸界の中では珍しくそのようなネタをあまりしないことで知られている。しかし年々やすよも体型に変化が出たため、ネタにするようにはなってきている。
- ファッションセンスは2人とも昔から高く、流行の服や髪型やメイクをしており、私服での出演が多い。また、女芸人には珍しく美人姉妹と呼ばれていた。
- 「怖い先輩」としてダウンタウンや雨上がり決死隊(解散)、千原兄弟を挙げている。昔はほんこん(130R)も怖いと思っていたが、ともこ曰く「ほんこんはもう(緊張)せぇへん」と話していた。また雨上がり決死隊の2年後輩のナインティナインは「今は怖くないけど、矢部さんよりも岡村さんの方が怖かった」と語っており、2人とも結婚前の岡村へ恋愛のアドバイスをしていたほど仲が良い。
- ビートたけしはやすよ・ともこの漫才を高く評価しており、2015年12月20日放送の「Cygames THE MANZAI 2015 プレミアマスターズ」(フジテレビ)で2人の漫才を見た際に「今の女の人の漫才で一番上手い」「女を感じない」と絶賛している。たけしは全芸人のネタ終了後、やすよ・ともこに「たけし賞」[注 1]を授与している[10]。
- ともこの夫の前田は元ジャニーズであるが、ともこ自身は「全くジャニーズだと思っていない」と述べている[11]。
注釈
- ^ 番組の最後でTHE MANZAI最高顧問であるたけしの裁定により、最も面白い漫才を披露した出演者に贈られる賞。
出典
- ^ “海原やすよ、脳の動脈瘤手術で入院「早く舞台に」”. 日刊スポーツ. (2016年12月26日) 2020年12月19日閲覧。
- ^ “「ともこ姉さん」トレンド入り、M-1初審査員・海原ともこ登場にSNS沸く「関西のみんながついてるで!」(Lmaga.jp)”. Yahoo!ニュース. 2023年12月26日閲覧。
- ^ “新M−1審査員の海原ともこ、実祖母の弟子はあの上沼恵美子”. Lmaga.jp (2023年12月17日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ “ポスト・ハイヒール有力候補、「お笑い界のサラブレッド=海原やすよ・ともこ」の可能性に在阪各局「争奪戦」”. 産経ニュース (2014年3月23日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ このエピソードはABCテレビの番組『ナンバ壱番館』で紹介されている[出典無効]。
- ^ “吉本の“新看板”就任、中川家と海原やすよ ともこがNGKでお披露目”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2020年3月1日) 2022年12月14日閲覧。
- ^ “海原やすよ ともこ「にけつッ!!」登場、NGKのトリや持ち時間について語る”. お笑いナタリー (2023年4月10日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ a b "2013年11月17日放送回番組情報". 行列のできる法律相談所. 2013年11月17日. 日本テレビ。
- ^ “2012年10月13日「キン★ドン」- ハテナの缶詰/ウキキのみどころ/祇園笑者/ザ・狩人/ウキキちゃんねる-”. gooテレビ (2012年10月13日). 2015年1月3日閲覧。
- ^ “ビートたけし 女性お笑いコンビの海原やすよ・ともこを絶賛”. livedoorNEWS (2015年12月21日). 2018年12月11日閲覧。
- ^ “海原ともこ、夫前田耕陽に「この人もジャニーズやったんや…」再結成「男闘呼組」のエピソード”. 日刊スポーツ (2022年12月7日). 2022年12月7日閲覧。
- ^ “海原やすよ ともこ&友近が大放言!『やすとも・友近のキメツケ! ※あくまで個人の感想です』4・24よりレギュラーに”. TVLIFE web (2018年3月17日). 2020年12月19日閲覧。
- ^ 海原やすよ ともこ - オリコンTV出演情報
- ^ “名探偵コナン 14番目の標的”. 金曜ロードSHOW!. 2016年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月9日閲覧。
海原やすよ・ともこ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 14:59 UTC 版)
海原やすよ・ともこ(うなばら やすよ・ともこ)は、日本の漫才コンビで、実の姉妹によるコンビである。大阪府寝屋川市出身。吉本興業大阪本部所属。テレビのテロップ表記などでは「・」の入らない「海原やすよともこ」が多い。
- ^ “海原やすよ、脳の動脈瘤手術で入院「早く舞台に」”. 日刊スポーツ. (2016年12月26日) 2020年12月19日閲覧。
- ^ このエピソードはABCテレビの番組『ナンバ壱番館』で紹介されている[出典無効]
- ^ a b "2013年11月17日放送回番組情報". 行列のできる法律相談所. 17 November 2013. 日本テレビ。
- ^ “2012年10月13日「キン★ドン」- ハテナの缶詰/ウキキのみどころ/祇園笑者/ザ・狩人/ウキキちゃんねる-”. gooテレビ (2012年10月13日). 2015年1月3日閲覧。
- ^ 番組の最後でTHE MANZAI最高顧問であるたけしの裁定により、最も面白い漫才を披露した出演者に贈られる賞。
- ^ “ビートたけし 女性お笑いコンビの海原やすよ・ともこを絶賛”. livedoorNEWS (2015年12月21日). 2018年12月11日閲覧。
- ^ “海原やすよ ともこ&友近が大放言!『やすとも・友近のキメツケ! ※あくまで個人の感想です』4・24よりレギュラーに”. TVLIFE web (2018年3月17日). 2020年12月19日閲覧。
- ^ “名探偵コナン 14番目の標的”. 金曜ロードSHOW!. 2016年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月9日閲覧。
- 1 海原やすよ・ともことは
- 2 海原やすよ・ともこの概要
- 3 その他
- 4 受賞歴
- 5 外部リンク
固有名詞の分類
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