構造色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/21 16:22 UTC 版)
産業への応用
- 塗料 日本ペイント マジョーラ
- クロマフレア顔料を五層構造にし、光は表面層で約50%、残りの約50%が中央層のオペイク・リフレクター・メタル(Opaque Reflector Metal)で反射するように作られている。
- 繊維素材 帝人 モルフォテックス
- 金属素材 新日鐵住金 TranTixxii(トランティクシー)チタン
- 高機能金属であるチタンは、酸素との相性の良さから特有の強固な酸化被膜を有し、貴金属(プラチナ)並みの海水耐蝕性を有する。この酸化被膜は無色透明であり構造色を有するが、ナノオーダーでの被膜膜厚の制御・変化抑制が困難で色が変化してしまうことから、工業的な意匠利用は不可能であった。2001年に新日鐵住金が被膜膜厚の制御・変化抑制を確立し積極的に多彩な色彩を打ち出した(厚みに応じて赤系・緑系・青系・黄系と様々な色彩が見られる)。(2017年一連の技術群をブランド化:TranTixxiiブランド)
脚注
関連項目
外部リンク
- 構造色研究会
- “薄膜の測定” シャボン玉の色の不思議に関するアニメーションビデオ
- 昆虫の構造色 - ウェイバックマシン(2004年9月11日アーカイブ分)
[前の解説]
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