日本赤軍
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関連作品
小説
- 『食卓のない家』 - 円地文子の小説。(1979年 新潮社)
- 『戒厳令1988年ソウル 国際情報小説』 - 落合信彦の小説。(1986年 光文社)
- 『ケネディ空港着陸不能』 - ウォルター・ウェイジャーの小説。ジョン・F・ケネディ国際空港を襲撃するテロリストに日本赤軍の残党が加わっている。1990年のアメリカ映画『ダイ・ハード2』の原作だが、映画は設定が大幅に変更されており、日本赤軍の残党は登場しない。(1987年 二見文庫)
- 『核ジャック1988』- 豊田有恒の小説。(1988年 集英社)
- 『核ジャッカー追跡』-(『核ジャック1988』を改題。1994年 ケイブンシャ文庫)
- 『デッドリー・フライト96―LA空港奪回作戦』- 毛利元貞の小説。コロンビアの麻薬カルテルに依頼され、日本赤軍メンバーがロサンゼルス空港でハイジャック事件を起こす。(1995年 ワニ・ノベルス)
- 『エウスカディ』- 馳星周の小説。(2010年 角川書店【上・下】)
- 『殉狂者』(『エウスカディ』を改題。2014年 角川文庫【上・下】)
映画
実際に起きた出来事をベースにしたもの
- 『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』- 1971年、著名な支援者である若松孝二と後にメンバーとなる足立正生によるドキュメンタリー作品。若松と赤軍派シンパの若者たちによって全国で真っ赤に塗ったマイクロバス「赤バス隊」と呼ばれる上映運を展開した。初期の赤バス隊には後に連合赤軍の山岳ベース事件で虐殺された遠山美枝子がおり[33]、若松の下で撮影助手をしていた和光晴生は赤バス隊の常駐メンバーであり、鹿児島大学での上映会に見に来て、映画に共鳴、赤バス隊に参加したのが岡本公三だった[34]。
- 『食卓のない家』- 1985年の日本映画。
- 『幽閉者 テロリスト』 - 2007年、構成員だった足立正生の強制送還後初の監督作品。岡本公三を描く。
- 『コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト』(テレビ映画)- 2010年、フランス製作、オリヴィエ・アサヤス監督作品。ハーグ事件を詳細に描いている。
- 『カルロス』(映画)- 2010年、フランス製作 上記TVシリーズの劇場公開版。
- 『革命の子どもたち』 - 2010年、イギリス、重信房子の娘重信メイとドイツ赤軍のリーダーウルリケ・マインホフの娘を描いたドキュメンタリー。
- 『重信房子、メイと足立正生のアナバシス そしてイメージのない27年間』- 2011年、フランス、足立正生に多大な影響を受けたフランス人映像作家エリック・ボードレールによる映像アンソロジー。
他、ダッカ事件、重信房子、岡本公三に関するテレビドキュメンタリー番組多数。
フィクション
- 『レスリー・チャン 嵐の青春』- 1982年の香港映画。日本赤軍から逃亡した元テロリストとその追手という日本人が登場する。日本赤軍という名前で出てくるが些か連合赤軍との混同が見られる。
- 『マギー・チャンのドッカン爆弾娘』- 1985年の香港映画。自家製爆弾を買おうとする相手として登場する。
- 『十福星』- 1986年の香港映画。香港で武器売買する組織として、メインの悪役として登場する。
- 『香港・東京特捜刑事』- 1988年の香港映画。東京から香港に逃亡した宝石店強盗として登場。
- ^ a b c d e f g h i j “日本赤軍 | 国際テロリズム要覧2021 | 公安調査庁”. www.moj.go.jp. 公安調査庁. 2022年5月27日閲覧。
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- ^ 国際手配中の日本赤軍 - 警視庁
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- ^ デジタル大辞泉. “連合赤軍とは”. コトバンク. 2022年5月27日閲覧。
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- ^ a b c 第2版,世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,日本大百科全書(ニッポニカ),デジタル大辞泉,旺文社世界史事典 三訂版,百科事典マイペディア,デジタル大辞泉プラス,世界大百科事典. “共産主義者同盟とは”. コトバンク. 2022年5月27日閲覧。
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- ^ a b 池上彰、佐藤優「激動 日本左翼史」(講談社現代新書)p241-242
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- ^ 立花隆『イラク戦争・日本の運命・小泉の運命』講談社、2004
- ^ フランソワ=ベルナール・ユイグ『テロリズムの歴史』創元社、2013
- ^ 和光晴生『日本赤軍とは何だったのか―その草創期をめぐって』彩流社、2010
- ^ 水平線の向こうに――72・5・30 リッダ覚え書き 桧森孝雄
- ^ 和光晴生「日本赤軍とは何だったのか――その草創期をめぐって――(第二回)」 (抄) 月刊 情況 2009年04月 旧「ベ平連」運動の情報ページ
- ^ 「重信房子は自分の『女』を利用する」日本赤軍元リーダーが「魔女」と呼ばれた理由 日本左翼100年の総括 田原牧、文春オンライン、2022年8月13日
- ^ [帰国者の裁判を考える会 会報『ザ☆パスポート』2003年 No.111 「まずはウソ・ハッタリをやめよう」和光晴生]
- ^ 後藤田正晴 (1991). 支える動かす. 日本経済新聞. pp. 132-133
- ^ Red Circle: Japanese Terror and the Middle East Brown Political Review, FEBRUARY 16, 2015
- ^ 平成元年 警察白書
- ^ インデペンデント、1992年7月22日
- ^ “解散を宣言する文書を公表しましたが、警視庁公安部関係者は「日本赤軍メンバーの思想を考えると“獄中”での解散宣言の効力には疑問が残る」などとし”. www.youtube.com. ANNnewsCH. 2024年3月21日閲覧。
- ^ “重大事件等を展開した日本赤軍その他の国際テロリスト(警察庁)”. www.npa.go.jp. 2022年5月28日閲覧。
- ^ 和光晴生. “支援連ニュースNo.268「和光裁判は一審結審です」”. 東アジア反日武装戦線に関する よもやま情報のホームページ. 2012年2月23日閲覧。
- ^ 『日本赤軍とは何だったのか―その草創期をめぐって』彩流社
- ^ “日本赤軍の「魔女」5月28日に20年の刑期満了、ついに出所 「革命」という言葉の魔力と学生運動、今の20代はどう見る(47NEWS)”. Yahoo!ニュース. 2022年5月28日閲覧。
- ^ “日本赤軍解散は「形だけ」警察庁長官、逃亡者摘発に「最大限努力」”. 毎日新聞 (2022年6月2日). 2022年6月6日閲覧。
- ^ “国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨”. www.npsc.go.jp. www.npsc.go.jp (2022年6月2日). 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
- ^ 和光晴生「日本赤軍とは何だったのか――その草創期をめぐって――(第二回)」月刊 情況 2009年04月号
- ^ 実録・トークショーレポ 早稲田松竹、2011年2月5日
- ^ 「若松孝二と赤軍レッド・アーミー 」原渕勝仁著、世界書院、2016年7月、p123
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