布袋寅泰
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使用ギター
フェルナンデス(ゾディアック・ワークス)
- フェルナンデス TE-HT Main (BOØWY〜)
- 布袋ギターの特徴でもある白黒の幾何学模様(通称「G柄」)は、一見すると真っ直ぐな線に見えるが、よく見ると手書きを再現したもので直線ではない。当時はまだ登場したばかりのEMG製のアクティブ・ピックアップ (EMG-SA) が搭載されている。またヘッドの形状が通常のフェンダースタイルでは無くジャクソンスタイルの尖ったシェイプになっているのが特徴。現在はネックやブリッジ・ペグなどボディ以外の大半のパーツがゾディアック・ワークス製のものに交換されている。また、現在のTE-HTに搭載されているEMGピックアップも、布袋の音楽スタイルに合わせて細部を変更している。
- フェルナンデス TE-HT with Sustainer (GUITARHYTHM II〜)
- サスティニアック、トレモロアーム、ハムバッキング・ピックアップを搭載したモデル。初期には「G柄」のないモデルもあった(その代わりに、丸い鏡がボディの右上部分に取り付けられている。ちなみにこのモデルにはサスティニアックは付いていない。)
- 主にインストやトリッキーなフレーズで使用することが多い。
- これらのギターはベーシックな部分はそのままに様々なモデルが作られたが、2007年にその内の一部がオークションに出された。
- 色や仕様違いを含めて多数のモデルがFERNANDESから市販化され、日本のアーティストモデルでは、X JAPANの『hideモデル』に次いで売れたシリーズである。一時フェルナンデスでは製造中止となったが、製造が再開され、現在でも入手可能(ただし、布袋のギターにある「G柄」は現行モデルにはない)で、ゾディアック・ワークス製モデルも市販されている。
以下、テレキャスタータイプ以外でフェルナンデスで製作されたギターを記す。
- MV-480HT (COMPLEX)
- MV-95HT(後期BOØWY)
- グレッチ社のスーパーアックスをモデルにハムバッカータイプのアクティブピックアップを装着した、オリジナルモデル。BOØWYの「Marionette」のPVにて使用している様子が収録されている。またDVD『“LAST GIGS”』の「IMAGE DOWN」「BEAT SWEET」でも使用されている(使用したのは初日(1988年4月4日)のみで、映像では両日の映像を組み合わせているので音源はTE-HT)。
- ソロになってからでは、「Guitarhythm active tour'91-'92」において、成田忍がアーム付きの本器を使用している。
- FERNANDES The Function
- BURNY H-CUSTOM
- BURNY H-115
- P-PROJECT A1-N
ゾディアック・ワークス
- ゾディアック・ワークス DARKSTAR
- ゾディアック・ワークス BLACKFIRE
- ゾディアック・ワークス SH
- ゾディアック・ワークス S Trg-A
- ゾディアック・ワークス ZPG The Monray
その他
- FENDER TELECASTER Custom
- FENDER STRATOCASTER GOLD
- FENDER STRATOCASTER Xll
- GIBSON ES-335
- GIBSON FLYING V
- GIBSON L4CES
- GIBSON FIREBIRD
- GIBSON J-180VS
- GIBSON Chet Atkins Studio CE
- GRETSCH White Falcon
- GRETSCH 6120
- GRETSCH 6120 Hot Rod custom Purple
- GRETSCH 6136 DS White Falcon
- GRETSCH 6136 SLBP Black Phoenix
- RAZO GLAYN
- ROLAND GP-8
- BAMBOOINN C Steel String Guitar
- BUSCARINO Starlight nylon
- CASIO DG-20
- ERNIE BALL/Musicman Silhouette
- JERRY JONES ELECTRIC SITAR
- JERRY JONES Longhorn Double Neck Bass
- JOSE RAMIREZ Classical Guitar
- MARTIN D-76
- PARKER FLY DELUXE
- RICKENBACKER 360F
- TAKAMINE No.30 Classical Guitar
- TAYLOR 654ce
注釈
- ^ BOØWYメンバーとマネージャーの土屋浩の5人で立ち上げた個人事務所。
- ^ IRc2 CORPORATION、DADA MUSIC共に自身設立の個人事務所。日本国内での活動はIRc2 CORPORATIONが引き続きマネージメントしている。CEOも務めている。
- ^ デヴィッド・ボウイとは1996年6月5日の『OUTSIDE TOUR』日本武道館公演にて、ロキシー・ミュージックとは2010年7月31日の『FUJI ROCK FESTIVAL 2010』にて共演を果たしている。
- ^ 『GUITARHYTHM III』にて『さよならアンディー・ウォーホル』という楽曲を発表しているほどである。
- ^ 小池とは『HOTEI ROCK THE FUTURE 2000-2001 "fetish"』のツアーパンフレットに掲載された短編小説「闇のオンディーヌ」や、『DOBERMAN』収録の「EVIL DANCE」の作詞など、コラボレーションも果たしている。
- ^ 一部ピアノを演奏したツアーも存在する
- ^ このポスターのカメラマンである鋤田正義は、布袋の『SCORPIO RISING』『Still Dreamin'』のアートワークも手掛けている。
- ^ 現在はクラブDJとして活動している。
- ^ 後にBOØWYのメンバーとなる諸星アツシも在籍していた。
- ^ COMPLEXの『BE MY BABY』のPVで布袋がTE-HTを弾いていないのは、この盗難事件のため。なおこの時、前述の松井のペイント・ベースも盗難に遭っている。
- ^ 後にBOØWYのマネージャーとなり、「紺待人」のペンネームで書籍「大きなビートの木の下で(1986年 ソニー出版)」などバンド関連の書籍等も手掛けた。
- ^ 2011年の過密スケジュールにより年一回開催の公約を果たせなかったお詫びとしてファンクラブの会員のみに無料送付された。規格品番の数字が公演日を表している。
- ^ 村上"ポンタ"秀一と佐山雅弘と村田陽一のユニット。
- ^ 「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」「さらば青春の光」を順に披露。
出典
- ^ True, Chris. Tomoyasu Hotei | Biography & History - オールミュージック. 2020年6月20日閲覧。
- ^ “布袋寅泰 / GUITARHYTHM 5”. CDJournal. 株式会社シーディージャーナル. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “布袋寅泰 / SUPERSONIC GENERATION”. CDJournal. 株式会社シーディージャーナル. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “TOMOYASU HOTEI / GUITARHYTHM BOX [紙ジャケット仕様] [6CD+DVD] [SHM-CD] [限定]”. CDJournal. 株式会社シーディージャーナル. 2021年7月4日閲覧。
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- ^ オフィシャルファンクラブ会報誌のインタビューより[信頼性要検証]
- ^ 布袋寅泰のギタープレイ徹底解剖 彼の奏でるフレーズはなぜ耳に残るのか? Real Sound (2014.12.24) のコラムより
- ^ a b 月刊カドカワ 1994年8月号
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- ^ 『GUITAR HEROES』Vol.1 59ページ(1997年 ソニー・マガジンズ)
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- ^ a b DVD『Top Runner 完全版』内でのコメントより
- ^ 『スネア』高橋まこと 212~213ページ(2007年 マーブルトロン)
- ^ HOTEI OFFICIAL BLOG 「母のゴール」
- ^ タグチハナ on Strikingly
- ^ a b c d e 『布袋寅泰 ビッグストーリー』J-ROCK研究会(1999年 飛天出版)ISBN 4894401584
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- ^ 『HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』(2005年2月28日放送分、フジテレビ系列)[出典無効]
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- ^ “布袋寅泰、自身の歩みは「ギターの幾何学模様のよう」 コロナ禍でストレートに思いを届ける”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2022年2月1日). 2022年2月2日閲覧。
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- ^ “布袋ギタリストに罰金30万 町田康さん暴行を「反省」”. 2014年10月23日閲覧。[リンク切れ]
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- ^ 『風の谷のナウシカ』の王蟲の鳴き声は布袋寅泰さんのギターの音だった! - デジタルマガジン(2011年2月10日) - 2011年2月10日閲覧
- ^ 『糟谷岡崎堂』 2012年8月29日の記事より
- ^ Facebook 糟谷銑司本人の投稿より
- ^ 布袋の他に元BOØWYのベーシスト松井恒松や、当時の妻である山下久美子も所属していた。
- ^ 『夢 叶う』 BEAT主義日記 (2010年8月1日)
- ^ 『30年越しの夢 ROXY MUSIC 追記』 BEAT主義日記 (2010年8月1日)
- ^ 『東京JAZZ SESSION with Lee Ritenour & Mike Stern』 BEAT主義日記 (2011年9月6日)
- ^ “GQ MEN OF THE YEAR 2014”. GQ JAPAN (2014年11月20日). 2014年11月21日閲覧。
- ^ “布袋寅泰、海外レーベル『Spinefarm Records』と契約”. ORICON (2015年4月16日). 2015年4月21日閲覧。
- ^ “布袋寅泰 「HOTEI」で欧州進出第1弾アルバム!”. スポニチ (2015年8月21日). 2015年8月21日閲覧。
- ^ “皆さんへのプレゼントです!”. BEAT主義日記 (2010年4月28日). 2016年8月5日閲覧。
- ^ ファーストサマーウイカがドラマ「私のエレガンス」主題歌担当、楽曲プロデュースは憧れの布袋寅泰 ナタリー
- ^ BONIN RECORDS
- ^ 布袋寅泰 × TAKEO KIKUCHI
- ^ 布袋寅泰35周年仕様のローソン、地元・高崎にオープン - ナタリー
- ^ The SCORPION SPIRIT
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