市駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 18:44 UTC 版)
その他の区別方法
中心街の駅と郊外の駅の区別ということでは、他に「 - 駅」「本 - 駅」、「 - 本町駅」のような区別の方法や、「 - 駅」「 - 中央駅」のような区別の方法もある。例を挙げると、東北本線の「塩釜駅」に対して、中心街にある仙石線の「本塩釜駅」(塩竈市)である。
この例では他に、「八戸駅(東北新幹線、青い森鉄道線(旧東北本線)、八戸線)」「本八戸駅(八戸線)」(八戸市)、「川越駅(東武東上本線、川越線)」「本川越駅(西武新宿線)」、「千葉駅(総武本線、外房線、千葉都市モノレール)」「本千葉駅(外房線)」(千葉市)、「竜野駅(山陽本線)」「本竜野駅(姫新線)」(たつの市[14])、「諫早駅(長崎本線、島原鉄道線)」「本諫早駅(島原鉄道線)」(諫早市)、「吉原駅(東海道本線、岳南電車岳南線)」「本吉原駅(岳南電車岳南線)」(もしくは吉原本町駅)(旧吉原市)、「津幡駅(IRいしかわ鉄道線(旧北陸本線)、七尾線)」「本津幡駅(七尾線)」(津幡町)、「膳所駅(東海道本線)」「膳所本町駅(京阪石山坂本線)」(大津市[15])などがある。
これらの例では、いずれも郊外にある広域移動のための鉄道路線の「 - 駅」に対して、中心街(市役所、町村役場、都道府県庁の最寄り駅)のローカル線の「本 - 駅」という関係である。
また、「厚木駅(相模線、小田急小田原線)」「本厚木駅(小田急小田原線)」もあるが、こちらは後者が厚木市であるのに対し前者が海老名市の所在となっている。さらに、2022年3月までは北海道森町にて「石倉駅」に対する「本石倉駅」(いずれも函館本線の隣駅)が存在した。
「中央駅」の例については当該記事を参照。
- ^ 川越町駅が川越市駅に改称した当時は西武鉄道本川越駅が「川越駅」を名乗っていた。
- ^ 過去に県内に「野田駅」(JR外房線、現:誉田駅)が存在したが、同駅は現在の千葉市緑区にあるため野田市とは無関係。
- ^ 鈴鹿市駅の改称当時は現在の河曲駅が鈴鹿駅を名乗り、当駅は未開業だった。
- ^ 政令指定都市にある唯一の「 - 市駅」。
- ^ 開業は京阪の駅の改称後。
- ^ 枚方市駅の改称前は枚方駅であった。
- ^ 西三荘駅に代替される形で廃止。
- ^ 開業当時は河内半田駅。1950年に狭山遊園前に改称されたが、さやま遊園の閉鎖と(旧)南河内郡狭山町の市制移行にともない2000年に改称。
- ^ 大阪狭山市駅より先に開業したが、大阪狭山市役所等公共施設は大阪狭山市駅を最寄り駅とするものが多い。
- ^ 鍛冶屋線廃止に伴う地元からの要請を受け改称。
- ^ 「大和高田」の名称は、高田町の市制施行よりも早い1941年に近鉄大阪線の駅名として使われていた。その後、1948年の市制施行に伴う高田町駅の駅名改称に当たっては、その大和高田駅との混同を避けるため、「大和高田市駅」とはせず「高田市駅」とした。
- ^ 和歌山市駅の開業当時は未開業で、現在の紀和駅が和歌山駅を名乗っていた。
- ^ 旧称の丹波市駅の読みは「たんばいちえき」で、天理市成立前の所在地の山辺郡丹波市町に由来する。なお同じ場所にある近鉄天理線の駅は天理教の人々を運ぶために設立された天理軽便鉄道由来で開業当初から天理駅であった。
- ^ 山陽本線の竜野駅は旧揖保川町に、本竜野駅は旧龍野市に所在していた。
- ^ 現在の膳所駅はかつて滋賀郡馬場町にあり馬場駅を、大津町→大津市成立後は大津駅(2代)を名乗っており、膳所本町駅は当初より膳所町内にありかつてはこちらが膳所駅を名乗っていた。
- 1 市駅とは
- 2 市駅の概要
- 3 日本にある「-市駅」の一覧
- 4 その他の区別方法
- 5 関連項目
- >> 「市駅」を含む用語の索引
- 市駅のページへのリンク