垣内古墳 遺跡歴

垣内古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 23:17 UTC 版)

遺跡歴

墳丘

復元模型
南丹市立文化博物館展示。

墳丘の規模は次の通り(1972年(昭和47年)の発掘調査時点、非現存)[8]

  • 墳丘長:82メートル(資料によっては84メートル[4][2]
  • 後円部
    • 直径:50メートル
    • 高さ:5.5メートル
  • 前方部
    • 幅:30メートル
    • 高さ:3メートル

元々の墳丘は、八幡神社前の交差点が概ねくびれ部の位置になる[2]。墳丘上に設置された埴輪は前方部では検出されておらず、後円部にのみ置かれた可能性が指摘される[2]

出土品

発掘調査で検出された主な副葬品は次の通り[6]

  • 銅鏡 6面
  • 玉類(硬玉勾玉・碧玉管玉等) 129箇
  • 碧玉車輪石 9箇
  • 碧玉石釧 3箇
  • 碧玉鏃 17本
  • 刀剣類 98口
  • 鉄短甲
  • 銅鏃・鉄鏃
  • 鉄斧など工具類

文化財

重要文化財(国指定)

  • 京都府垣内古墳出土品 一括(考古資料) - 明細は後出。南丹市立文化博物館保管。1990年(平成2年)6月29日指定[6]
国の重要文化財「京都府垣内古墳出土品」の明細
  • 銅鏡
    • 三角縁神獣鏡 2面
    • 三角縁仏獣鏡 1面
    • 四獣鏡 1面
    • 画像鏡 1面
    • 盤龍鏡 1面
  • 玉類
    • 硬玉勾玉 2箇
    • 碧玉勾玉 2箇
    • 碧玉管玉 125箇
  • 碧玉車輪石 9箇
  • 碧玉石釧 3箇
  • 碧玉鏃 17本
  • 銅鏃(残欠共) 一括
  • 刀剣類
    • 鉄刀(残欠共) 23口
    • 鉄剣(残欠共) 50口
    • 鉄槍(残欠共) 23口
  • 鉄短甲 1領分
  • 鉄鏃(残欠共) 一括
  • 工具類
    • 鉄斧 2箇
    • 鉄鉇残欠 一括
    • 刀子残欠 一括
    • 鉄刺突具(残欠共) 15本
    • 鉄鑿(残欠共) 17本
  • 鉄鎌残欠 8箇
  • 鉄鍬残欠 4箇
  • 隅丸長方形鉄板 2枚
  • (附指定)埴輪(残欠共) 一括

  1. ^ a b 史跡説明板。
  2. ^ a b c d e f g 第2次発掘調査報告書 2005, pp. 6–13.
  3. ^ a b c d 園部垣内古墳(平凡社) 1981.
  4. ^ a b 垣内古墳(古墳) 1989.
  5. ^ 園部垣内古墳 1990, pp. 124–131.
  6. ^ a b c d e f g 京都府垣内古墳出土品 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  7. ^ 京都府指定・登録等文化財(京都府教育委員会)。
  8. ^ 園部垣内古墳 1990, p. 15.





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