余命1ヶ月の花嫁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 15:56 UTC 版)
2007年(平成19年)5月10日と5月11日にTBS系列の報道番組『イブニング・ファイブ』にて「24歳の末期がん」ドキュメンタリー特集として放送され、放送終了後も大反響を呼び、同年7月17日に特番『余命1ヶ月の花嫁/乳がんと闘った24歳 最後のメッセージ』が高視聴率を記録。同年12月にはそれに関した本が刊行40万部を突破した[1]。
これをきっかけにTBSと系列各局が中心となった「ピンクリボンプロジェクト」キャンペーンが展開され、ドキュメンタリーをもとに、2009年に映画が公開、2010年には舞台が上演された。
概要
この記事の出典や参考文献は、一次資料や記事主題の関係者による情報源に頼っています。 |
ながしま ちえ 長島 千恵 | |
---|---|
生誕 |
1982年10月26日 日本・神奈川県三浦市 |
死没 |
2007年5月6日(24歳没) 日本・東京都中央区・国立がん研究センター中央病院 |
死因 | 乳がん |
職業 | イベントコンパニオン |
配偶者 | 赤須太郎(2005年〜2007年) |
主人公である長島千恵は24歳ながら2007年(平成19年)4月にすでに末期の乳がんに冒されていた。宣告された余命は1ヶ月。しかし「がんと闘う自分の思いを同世代の人たちに伝えたい」と取材に応じてくれた。
彼女の最大の夢は「ウエディングドレスを着ること」であった。千恵の夢を叶えるため、彼女の恋人・赤須太郎との模擬結婚式を友人たちが計画し、2007年4月5日に婚姻届は出さずに結婚式を挙げる。
模擬結婚式の直後に容態が急変し、骨や肺にもがんが転移。そして1ヶ月後の5月6日16時42分に、彼女は24歳の若さで永眠した。
ドキュメンタリー作品
このルポルタージュが『イブニング・ファイブ』で放送後、再放送の反響が大きかったため、2007年(平成19年)7月18日に『水トク!』の枠で、未公開映像を含めた2時間のドキュメンタリー作品として制作された。
さらにこの反響を得て、2008年(平成20年)5月7日に、この番組を授業に取り入れた学校や、長島千恵死去後の父・長島貞士の様子を新撮したアンコール版が同じ枠で放送され、その後TBSチャンネルでも放映された。
- ^ なお、映画については、2011年(平成23年)8月から日本映画専門チャンネルでも放送されている。
- ^ 2009年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- 1 余命1ヶ月の花嫁とは
- 2 余命1ヶ月の花嫁の概要
- 3 映画
- 4 舞台
固有名詞の分類
- 余命1ヶ月の花嫁のページへのリンク