世界は言葉でできている 世界は言葉でできているの概要

世界は言葉でできている

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 13:46 UTC 版)

世界は言葉でできている
THE WORDS MAKE THE WORLD.
ジャンル バラエティ番組
企画 高瀬敦也・松本祐紀
(共に編成企画、フジテレビ)
演出 長島翔
出演者 小泉今日子
高島彩フリーアナウンサー
佐野瑞樹フジテレビアナウンサー
ほか
ナレーター 森本レオ
オープニングRace for the Prize』/ザ・フレーミング・リップス
製作
プロデューサー 松本彩夏
制作 フジテレビ(制作)
イースト・エンタテインメント(制作著作)
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
公式サイト
第1期(深夜放送時代)
放送期間2011年10月5日 - 2012年3月21日
放送時間水曜日 0:45 - 1:10(火曜深夜
放送分25分
回数23
第2期(ゴールデンタイム時代)
放送期間2012年10月24日 - 2012年12月19日
放送時間水曜日 19:57 - 20:54
放送分57分
回数5
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概要

古今東西さまざまな偉人・有名人たちが残した名言を、空欄で一部伏せた状態にして紹介。その空欄を埋める言葉を、ゲスト解答者たちが考える。ただし「彼らが残した言葉を当てる」のではなく、「彼らの言葉をさらに超えるグッとくる言葉を創り出す」ことが目的。解答者(番組内では「コトバスター」と呼ばれる)たちの創った言葉は偉人の名言とともに一般男女100人の審査員によって審査され、偉人たちの名言を超えられるかどうかを競う。

「コトバスター」は毎回、芸人・俳優・作家・作詞家・アーティストなど言葉を生業とするメンバーが登場。対する「偉人」は国籍・時代・職業を問わず、時には漫画やアニメの登場人物という場合もある。解答する内容に基本的に制限はないので、時に大喜利のような答えで会場が沸くこともあれば、極端な解答によって会場が騒然とすることもある。

深夜放送期よりコアなファンから高い支持を得た番組であったが、満を持してゴールデンタイムに進出したところ視聴率がまったく振るわず、わずか5回で打ち切られてしまった。その後2013年10月に一夜限りの復活特番として放送されたが、その放送内で解答者であったバカリズムは「ゴールデンで短命より、深夜で長寿」との解答を残している。

ルール

『世界は言葉でできている』の番組の基本ルール。

  • 偉人・有名人の残した言葉が、一部空欄で伏せられた状態で出題される。その偉人の足跡や名言が生まれた背景を紹介するVTRを見た後、コトバスターたちは空欄を埋める言葉を考える。
  • 解答はパソコンを使って文字を入力し、解答権は早押しで得る。「これが私の言葉です」と解答者が宣言した後、天の声・森本レオによって解答が読み上げられる。
    • 解答はその場で、会場の100人の審査員によって審査される。審査基準は「心に響いたかどうか」で、持ち点は1人1点、全体で100点満点。
    • 解答権は、制限時間内であれば1問のあいだに何度でも得られる。しかし1人で複数回解答した場合は、最も得点の高い解答のみが有効となり、点数の低い方の解答は無効となる。
    • コトバスターの解答が偉人の言葉と同じになってしまった場合は「LOCK(ロック)」となり、その解答はその場では発表されない。LOCKとなったコトバスターはその問題の解答権を失うとともに、その問題で獲得したポイントは無効となる。
  • 制限時間となったら、偉人の言葉を発表。これも同様に審査され、ポイントを算出。
  • コトバスターの獲得ポイントが偉人の獲得ポイントを上回った場合は、「名言超え」として獲得ポイントが2倍になり、さらに記念として「超ニーチェくん」という人形が贈られる。
    • コトバスターのポイントが偉人を下回った、もしくは同点だった場合は、各コトバスターはポイントをそのまま獲得。LOCKされたコトバスターは、偉人のポイントと同じポイントを獲得できる。ただし、LOCKとなる前の解答で獲得したポイントが偉人の獲得ポイントを超えた場合は「名言越え」となる。

番組の変遷

本項内の「パイロット版」「深夜レギュラー版」等の呼称は便宜上のものである。

パイロット版『〜心に響く言葉の総合バラエティ〜世界は言葉でできている』
2011年3月26日SEE EGGs枠にて放送。MCは福井謙二山﨑夕貴(ともにフジテレビアナウンサー)。
解答者であるコトバスターは5人。解答者席は6席あって、画面右端の席は偉人用の席(偉人もスチール写真のバーチャル合成で席に着き、コトバスターたちと共に番組に”参加”する)。審査員は美女100人による「心にグッと刺され隊」が務めた。審査員にはおかもとまり神戸蘭子、たんぽぽも参加した。
深夜レギュラー版『世界は言葉でできている』
2011年10月5日 - 2012年3月21日
火曜深夜の30分枠でレギュラー放送。2 - 3週分の放送を1シーズンとして、シーズンごとにテーマを設定。出演者もMC以外はシーズンごとに替わっていた。コトバスターは4人で、他に「主宰」が1名ゲストMCとして招かれた。偉人用の座席は画面中央に変更(毎回写真合成で、健在で実在の人物であっても本人が来ることはなかった)。半年間のレギュラー放送終了後、2012年4月12日にスペシャル番組『世界は言葉でできている CHAMPIONSHIP 2012』を放送、その後半年間は番組休止となる。
ゴールデンレギュラー版『世界は言葉でできている』
2012年10月24日 - 2012年12月19日
2012年10月の番組改編に伴い、水曜20時台の1時間枠でレギュラー放送が復活[1]。コトバスターの座席は6席となり、コトバスターたちは1放送ごとに入れ替わり。ただし深夜時代に活躍したコトバスター・若林正恭は「レギュラーコトバスター」として毎回出演。「主宰」は過去に主宰を担当した経験のある小泉今日子が不定期出演ながらレギュラー主宰となった。しかし平均視聴率は5%台(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と低迷を極め、2012年12月19日放送分の2時間スペシャルの放送後に番組の打ち切りが決定した[2]。なお番組終了の告示は番組内では一切されず、新聞やネット上の番組欄等でも最終回を示す表記はなかった。打ち切り後は、2013年1月2日放送の『クイズ$ミリオネア』新春SPを始めとした単発特番を1カ月強放送し、同年1月23日から3月まで、かつてバラパラ枠で放送された『世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?』を復活させた。
復活版『ザ・コトバスターズ〜とはいえ、世界は言葉でできている』
2013年10月9日25:05 - 26:05。
一夜限りの事実上の復活スペシャル。それまでの形式を「名言ビヨンド」と名付けて番組内の1コーナーとし、他に、現代に馴染みのない表現を使ったことわざを現代的に置き換えて100年先まで使われることを目指す「ことわざアップデート」、名曲の歌詞を即興で自己流にアレンジする「歌詞トリビュート」の2コーナーを放送。コトバスター5人は3コーナーの合計得点で「キング・オブ・コトバスター」の座を争った。なお偉人用の席は設けられなかった。

注釈

  1. ^ 連続テレビ小説枠の『あまちゃん』が該当する。

出典



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