ヴェネト語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 02:33 UTC 版)
ヴェネト語 | |
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vèneto、łéngua vèneta | |
話される国 |
イタリア クロアチア スロベニア モンテネグロ ブラジル メキシコ ルーマニア |
地域 |
ヴェネト州 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州 トレント自治県 イストリア半島 |
話者数 | 3,852,500人 |
言語系統 |
インド・ヨーロッパ語族
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表記体系 | ラテン文字 |
言語コード | |
ISO 639-3 |
vec |
消滅危険度評価 | |
Vulnerable (Moseley 2010) |
歴史
ヴェネト語の歴史は、5世紀ごろにヴェネト人がゲルマン系民族などに追われてヴェネツィアに避難したことから始まる。
ヴェネツィア人の避難以後、ヴェネツィア共和国の発展とともに言語も発展していく。
19世紀にヴェネツィア共和国が消滅し、イタリア共和国の領土になるとヴェネツィアではイタリア語を基本とするようになった。
他方、ヴェネツィア人は19世紀末期にヴェネツィアから世界に移住するようになった。そしてその移住先のブラジル、メキシコ、ルーマニアでヴェネト語コミュニティを構築した。そのコミュニティーは今でも続いている。
現在では、共和国時代のヴェネト語とイタリア語の1方言としてのヴェネツィア方言は基本的に別物として扱われている。なお、「Ciao」などイタリア語に逆に取り込まれた語もある。
ヴェネト州のマロースティカで行われる人間チェスでは、ヴェネト語で指示するのが通例となっている。
言語名別称
- Italian
- Venet
- Venetian
方言
- Tretine (vec-tre)
- Venetian Proper (vec-ven)
- Triestino (vec-tri)
- Bisiacco (vec-bis)
- Istrian (vec-ist)
脚注
参考文献
- G・ボンファンテ、野上素一「イタリア語論」『イタリア学会誌』第18号、イタリア学会、1970年1月20日、8-21頁、NAID 110002959062。
関連項目
- ^ ボンファンテ & 野上 1970, p. 13.
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