ヴェネラビリスの『イングランド教会史』
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(羅:Historia ecclesiastica gentis Anglorum, 英:Ecclesiastical History of the English people)は、七王国時代にベーダ・ヴェネラビリスによって書かれた教会史に関する書物。ベーダの著書の中で最も著名なものとして知られている。 この書は、イングランドにおける教会の歴史、およびイングランドでの出来事全般を記したものであるが、とくにカトリックとケルト系キリスト教の軋轢を細かく書いている。またアングロサクソンの歴史を語る上で最重要の文献のひとつとされており、イングランド人とは何かというアイデンティティが確立していく上で、重要な役割を担ってきた存在とも考えられている。この著作は731年に校了、ベーダが59歳の頃と考えられている。
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