ロックマンワールド2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/14 15:37 UTC 版)
ジャンル | 横スクロールアクション |
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対応機種 | ゲームボーイ (GB) |
開発元 | 日本システムハウス[1] |
発売元 | カプコン |
音楽 | 山崎憲司 |
シリーズ | ロックマンシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 1メガビットロムカセット |
発売日 |
1991年12月20日 1992年2月 1992年7月31日 発売日一覧
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対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) |
コンテンツ アイコン |
Mild Cartoon Violence |
その他 |
型式: DMG-W2J DMG-W2-USA DMG-W2-UKV |
概要
同社による『ロックマンシリーズ』のゲームボーイ用ソフト第2作目。主人公のロックマンを操作し、タイムマシンにより未来に行ったDr.ワイリーが生み出した改造ロックマンを倒す事を目的としている。ベースとなる作品はファミリーコンピュータ用ソフト『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』(1988年)および『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』(1990年)。
開発は日本システムハウスが行い、音楽はゲームギア用ソフト『忍者外伝』(1991年)を手掛けた山崎憲司が担当している。なお、他の『ロックマンワールド』は全て水口エンジニアリングが手掛けており、本作のみ別会社による開発となった。
2001年にニンテンドウパワーの書き換え用ソフトとして発売された他、2013年にニンテンドー3DS用のバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。
ゲーム内容
システム
ベース作品が存在するにもかかわらず、使われているBGMは殆どがナンバリング作品のアレンジや流用ではなく本作オリジナルのものとなっている。システム面では『3』に近く、E缶のほかラッシュやスライディングがゲームボーイ作品の中では初登場している。またシリーズ中本作のみの仕様として、梯子を登っている状態で攻撃を受けても振り落とされずにそのまま登れること、エネルギー回復中に画面が静止せず、ポーズ(武器ウィンドウ開閉)を含めて操作が可能であることなどが挙げられる。
特殊武器
ナンバリング作品との相違点を中心に記述する。特記無きものは特徴はほぼ同じ。
- メタルブレード(ME) - メタルマンを撃破 - 消費エネルギー(1/4)
- 今回は発射時の硬直が無くなり、走りながら発射できる。また特定の敵を一撃で破壊可能。
- エアーシューター(AR) - エアーマンを撃破 - 消費エネルギー(2)
- FC版よりも威力が大幅に低下しており、弱点であるクラッシュマンに武器エネルギーが尽きるまで当てても倒し切れない。
- クラッシュボム(CL) - クラッシュマンを撃破 - 消費エネルギー(4)
- FC版では特定の壁を破壊出来たが、本作には破壊出来る壁は存在しない。
- リーフシールド(WD) - ウッドマンを撃破 - 消費エネルギー(3)
- 木の葉の当たり判定が『2』では4枚セットであったが、本作では1枚ずつに変更されている。そのため、4枚あるうちの1枚だけがはね返されて無くなるということがある。また、本作では当たっても木の葉が消えないため、連続でダメージを与える事ができる。
- ニードルキャノン(NE) - ニードルマンを撃破 - 消費エネルギー(1/4)
- マグネットミサイル(MG) - マグネットマンを撃破 - 消費エネルギー(2)
- ハードナックル(HA) - ハードマンを撃破 - 消費エネルギー(2)
- 『3』と違い、梯子に捕まっているときに使うと落ちてしまう。
- タップスピン(TP) - タップマンを撃破 - 消費エネルギー(1)
- 『3』と違い、側面にしか当たり判定が無い。ただし、効かない敵に連発してもエネルギーを消費しない。
- サクガーン(SG) - クイントを撃破 - 消費エネルギー(-)
- 削岩ロボットを改造したものである。先端の尖ったホッピングを呼び出し、その上に乗ることで使用する。敵を踏みつけることで攻撃するのだが、一撃で破壊できない場合はロックマン自身もダメージを受ける。また、特殊武器ゲージはサクガーンに乗っている間ずっと減り続ける(感覚的にはラッシュジェットやラッシュマリンに近い)。
その他の特殊武器
- ラッシュコイル(RC) - クラッシュマンを撃破 - 消費エネルギー(2)
- 乗ると、大ジャンプができる。
- なおナンバリング作品と異なり、今作以降のゲームボーイ作品ではロックマンの標準装備ではなく、ボスを倒して入手しなければならない。
- ラッシュジェット(RJ) - エアーマンを撃破 - 消費エネルギー(-)
- 乗って上下左右に移動できる。『3』と違い、水中では使えない。
- ラッシュマリン(RM) - メタルマンを撃破 - 消費エネルギー(-)
- 水中でしか使えないが、ラッシュジェットに似通った能力がある。また慣性が働くようになった。
- ラッシュスペース
- 厳密には特殊武器ではないが、便宜上本項目で説明する。
- 今作で初登場のジェットとマリンの機能を併せ持ったようなラッシュの変形パターン。外見はラッシュマリンと同様だが、スクリューの代わりにロケットエンジンらしきものが装備されている。その名の通り、宇宙空間用の形態。プレイヤーの操作は出来ず、デモでのみ登場する。
- その後『ロックマンワールド4』と『ロックマンワールド5』でも登場するが、この作品でのみワイリーマシンから奪ったミサイルを装備している。
ストーリー
ロックマン達の活躍により世界征服の野望を阻止されたDr.ワイリーは、新たな手段として開発段階のタイムマシンを盗み出して過去の家庭用ロボットのロックマンを倒そうと考えた。ところがその盗み出したタイムマシンは未来にしか行けない欠陥がある事が判明、そこでワイリーは未来へ行き、未来のロックマンを捕まえ改造してしまうという計画へと変更した。そしてワイリーの手下となった未来のロックマンが、現在のロックマンに立ちふさがる。
- ^ “Biox Co., Ltd.” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年6月17日閲覧。
- ^ 講談社『コミックボンボンスペシャル87 ロックマン大図鑑』ほか
- ^ カプコン発行の非売品冊子『クラブ☆カプコン 1993 AUTUMN 創刊号』
- ^ 実質、別型3台のワイリーマシンが用意されているような対決になる。
- ^ 『講談社まんが百科ロックマン&ロックマンX大図鑑』監修: カプコン、講談社、1994年、ISBN 4-062-59006-9、p.84。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2013年9月18日). “『ロックマンワールド2』3DSバーチャルコンソールで配信決定 ― ファミコン『2』『3』ベースのオリジナル作品” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年11月14日閲覧。
- ^ “『ロックマンワールド2』がニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで本日配信開始” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2013年9月25日). 2020年11月14日閲覧。
- ^ 中野信二 (2013年9月25日). “3DSVC「ロックマンワールド2」配信開始” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年11月14日閲覧。
- ^ “3DSバーチャルコンソールに『ロックマンワールド2』が登場! 『ロックマン2』と『ロックマン3』から8体のボスが参戦” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2013年9月25日). 2020年11月14日閲覧。
- ^ Gueed (2013年9月25日). “「ロックマンワールド2」がニンテンドー3DSバーチャルコンソールに登場” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2020年11月14日閲覧。
- ^ “【6月7日追加】「ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン&ゲームボーイ Nintendo Switch Online」「ロックマンワールド」全5タイトル配信開始。”. 任天堂 (2024年6月7日). 2024年6月8日閲覧。
- ^ “『ロックマンワールド』全5タイトルがNintendo Switch Onlineで配信開始。ファミコン版『ロックマン』ベースにGB向けに展開された横スクアクション”. ファミ通.com. KADOKAWA (2024年6月7日). 2024年6月8日閲覧。
- ^ 徳永浩貴 (2024年6月7日). “「ロックマンワールド」全5タイトルが「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」にて配信開始!”. GAME Watch. インプレス. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 『R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』(2008年 株式会社カプコン発行、ISBN 978-4-86233-178-6)66ページ
- ^ 『R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』(2008年 株式会社カプコン発行、ISBN 978-4-86233-178-6)67ページ
- ^ 『コミックボンボンスペシャル118 ロックマン10年史大辞典』(1998年 講談社発行、ISBN 4-06-103318-2)24ページ
- ^ a b “Mega Man II for Game Boy (1991)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年6月17日閲覧。
- ^ a b “ロックマンワールド2 まとめ [ゲームボーイ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2018年6月17日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、542頁、ASIN B00J16900U。
- 1 ロックマンワールド2とは
- 2 ロックマンワールド2の概要
- 3 登場キャラクター
- 4 移植版
- 5 脚注
固有名詞の分類
アクションゲーム |
クレヨンしんちゃんDS 嵐を呼ぶ ぬってクレヨ〜ン大作戦! Just Cause ロックマンワールド2 地底戦空バゾルダー つるピカハゲ丸 |
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