リーサル・ウェポン あらすじ

リーサル・ウェポン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 23:36 UTC 版)

あらすじ

クリスマスシーズンが近づくロサンゼルスのある夜、高級アパートメントから売春婦が飛び降り自殺する。LA市警察本部捜査第一課のロジャー・マータフ部長刑事が、現場に臨場。死んだ売春婦は、マータフの旧友の娘であった。

この飛び降り自殺に事件性があるのか捜査を始めた矢先に、薬物対策課から異動してきたマーティン・リッグス刑事を、マータフは新しい相棒としてあてがわれる。リッグスはマータフよりかなり若いが、ベトナム戦争では陸軍特殊部隊員として死線をくぐりぬけた経験があり、拳銃射撃と格闘の力量は極めて高い。ただ、3年前に愛妻を事故で亡くして以来[2]、自暴自棄になることが多く、市警察本部でも問題になっていた。

マータフはこの新しい相棒に困惑しながらも、自宅に招くなどして、次第に打ち解けるようになっていく。そしてリッグスと共に、売春婦の飛び降り自殺を捜査していくと、背景にCIA特殊部隊のOBたちによるヘロイン密輸組織が浮かび上がってくる。だが、捜査の過程でリッグスとマータフ、さらにはマータフの家族まで命の危険にさらされ始める。

登場人物

マーティン・リッグス英語版
演 - メル・ギブソン
ロサンゼルスの刑事。元は麻薬課だったが、殺人課に異動してきた。特殊部隊にいたこともあるなど腕は確かだが、妻を亡くした衝動で自暴自棄な行動が多く、自殺志願もある。周りからは「自殺志願がある者とは一緒に働けない」、「障害年金狙いで、狂ったフリをしている」と思われており、どちらの理由にしても嫌われていたが、マータフとコンビを組むことになり、互いに協力していく。
ロジャー・マータフ英語版
演 - ダニー・グローヴァー
LA市警察本部捜査第一課の部長刑事。家族を愛し、家族からも愛されている家庭人。
ジョシュア
演 - ゲイリー・ビジー
麻薬密売組織のボスの右腕。
マカリスター将軍
演 - ミッチェル・ライアン
麻薬密売組織のボス。
マイケル・ハンサカー
演 - トム・アトキンス
銀行家。愛称はマイク。ロジャーの友人であり命の恩人でもある。陰謀で娘を亡くす。実は麻薬の密売に関わっており、このやり取りが娘を亡くした一因となっている。アマンダの他に娘がもう一人いる。軍隊出身。口封じで殺害される。
トリッシュ・マータフ
演 - ダーリン・ラヴ
ロジャーの妻。
リアン・マータフ
演 - トレイシー・ウォルフ
ロジャーとトリッシュの娘。思春期の娘だが父を慕っている。
アマンダ・ハンサカー
演 - ジャッキー・スワンソン
マイケルの娘。22歳。麻薬を服用後に身投げして自殺するが、その麻薬には配管洗浄剤が混入されており、自殺しなくてもどのみち殺されていた。逮捕歴が一回ある。
マーフィ
演 - スティーヴ・ケイハン
警部。
ステファニー
演 - メアリー・エレン・トレイナー
精神科医。
ボイエット
演 - グランド・L・ブッシュ
刑事。
マッカスキー
演 - ジャック・チボー
刑事。
ディキシー
演 - リリシア・ナフ
情婦。アマンダの身投げを目撃したと証言する。リッグスとマータフは「何者かの命令でアマンダに毒を盛ったのはディキシーで、証拠隠滅後に現場から去ろうとしていたところ、アマンダが身投げしたために、慌てて身投げを目撃したと言った」と推理された。その後、口封じで家を爆破されて殺害される。
ニック・マータフ
演 - デイモン・ハインズ
ロジャーとトリッシュの息子。
キャリー・マータフ
演 - エボニー・スミス
ロジャーとトリッシュの娘。
メンデス
演 - エド・オロス
マガリスターの取引相手。マガリスターたちを変だと思い、良い印象を抱いていない。
マクレリー
演 - マイケル・シェーナー
セールスマン。飛び降り自殺をしようと事件を起こす。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
TBS テレビ朝日
(追加録音部分)
マーティン・リッグス メル・ギブソン 鈴置洋孝 磯部勉
ロジャー・マータフ ダニー・グローヴァー 田中信夫 池田勝
ジョシュア ゲイリー・ビジー 秋元羊介 金尾哲夫
マカリスター将軍 ミッチェル・ライアン 中庸助 小林修
マイケル・ハンサカー トム・アトキンス 加藤正之 小島敏彦
トリッシュ・マータフ ダーリン・ラヴ 火野カチコ
リアン・マータフ トレイシー・ウォルフ 井上喜久子 渕崎ゆり子
アマンダ・ハンサカー ジャッキー・スワンソン セリフなし
ニック・マータフ デイモン・ハインズ 高乃麗
キャリー・マータフ エボニー・スミス 矢島晶子
ディキシー リリシア・ナフ 深実りか 佐藤しのぶ
刑事1 パトリック・キャメロン 伊藤栄次
刑事2 ドン・ゴードン 広瀬正志 伊藤和晃
麻薬の売人 ジミー・F・スキャッグス 星野充昭 手塚秀彰
ジェイソン・ロナード 沢木郁也 伊藤栄次
ブラッキー・ダメット 高宮俊介 相沢正輝
女性警官 ゲイル・ボウマン 種田文子
ステファニー メアリー・エレン・トレイナー 佐々木優子
マーフィ警部 スティーヴ・ケイハン 村松康雄
藤城裕士[3]
伊藤和晃
マッカスキー刑事 ジャック・チボー 藤城裕士 中田和宏
ボイエット刑事 グランド・L・ブッシュ 石塚運昇 長島雄一
メンデス エド・オロス 広瀬正志 辻親八
ガスタフ ガスタフ・ヴィンタス 沢木郁也
エンドウ アル・レオン 広瀬正志 長島雄一
マクレリー マイケル・シェーナー 立木文彦 中田和宏
巡査 ナタリー・ジマーマン 小川智子
アルフレッド ドナルド・グッデン 増田ゆき
アルフレッドの友達 アルフォンス・フィリップ・ムゾン 津村まこと
ショーン・ハンター 中沢みどり
エヴェリット・ウェイン・コリンズ・Jr. 矢島晶子
役不明又はその他 近藤玲子
堀川仁
大黒和広
柳沢栄治
柳沢真由美
桜澤凛
佐々木瑶子
追加録音版キャスト
石田嘉代
すずき紀子
浅野まゆみ
落合弘治
上田燿司
金野恵子
多田野曜平
高橋英則
日本語版スタッフ
演出 福永莞爾 蕨南勝之
(福永莞爾)
翻訳 宇津木道子 武満真樹
平田勝茂
調整 山田太平
効果 リレーション
プロデューサー 上田正人 圓井一夫
山川秀樹
制作 東北新社
TBS
ムービーテレビジョンスタジオ[4]
初回放送 1988年12月13日
火曜ロードショー
1997年3月23日
日曜洋画劇場
  • テレビ朝日版はこの作品のみステレオ音声で制作、放送された。これは後年に発売されたBlu-ray リーサル・ウェポン コレクションに収録されている。
  • また、テレビ朝日版は2013年1月13日にWOWOWで放映される際に、初回放送時にカットされた箇所を同一声優で追加録音(および一部のシーンを再録)した。

  1. ^ a b Lethal Weapon (1987)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月16日閲覧。
  2. ^ 彼の自殺願望の原因となった妻の死の真相については第2作で明らかになる。
  3. ^ 初登場から精神科医と会話するシーンでは村松康雄だが、髭を剃ったマータフに声を掛ける次のシーンでは藤城裕士に変わっている。
  4. ^ 追加録音版は現会社名「ブロードメディア・スタジオ」でクレジットされている
  5. ^ Lethal Weapon (1987)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年7月11日閲覧。
  6. ^ Lethal Weapon Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年7月11日閲覧。
  7. ^ Radish, Christina (2013年4月29日). “Guy Pearce, Rebecca Hall and Director Shane Black Talk IRON MAN 3” (英語). Collider. 2023年1月2日閲覧。
  8. ^ Essary, Matthew (2022年12月24日). “The best action Christmas movies that aren’t Die Hard” (英語). Polygon. 2023年1月2日閲覧。
  9. ^ 『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年4月5日). 2022年7月11日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「リーサル・ウェポン」の関連用語

リーサル・ウェポンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



リーサル・ウェポンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリーサル・ウェポン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS