リエカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 02:55 UTC 版)
統計
2001年の国勢調査によると、人口の80.39%がクロアチア人である。イタリア語話者は全体の1.9%程度で、その一部はイタリア国籍を持つ。
交通
リエカ港は第一次世界大戦時にオーストリア=ハンガリー帝国により、 急速に整備され二重帝国制が崩壊する前の1918年に完成した。港の整備にかかった費用は、80万クローネ以上であった。今日リエカはクロアチア最大の港で、リエカの港湾当局によれば2007年の貨物取扱量は1,300万トンで急増している。
また現在整備中の区間も多いが、リエカは効率的な道路網によって他のクロアチアの都市や近隣国と結ばれている。ハイウェーA6号線によってリエカと首都ザグレブは結ばれている他、2004年に一部完成したハイウェーA7号線によってスロベニア国境と短い距離で結ばれた。リエカは現在は暫定車線のイストリアンY高速道(Istarski ipsilon)と呼ばれるB8/B9号線のウチャカトンネル(Učka)によるアクセスも得ている。バイパスや接続道路の建設も行われており、2006年7月15日に計画の半分である東側が開業し、西側部分はそれより2年以上かかるとされた。リエカは空港へのアクセスには難があり、有料の橋を渡りクルク島にある国際空港まで行かなければならない。クルクの空港が扱った年間旅客数は2005年でも13万人に過ぎない。2008年の計画でも25万人であった。重要なハブ空港と言うよりもチャーター便を受け入れる施設の空港であるが、LCCを中心に欧州の定期航空会社が運航を開始している。
鉄道網はクロアチア鉄道や周辺国から乗り入れる鉄道の結節点である。電化された路線によってザグレブとは結ばれ、そこから先さらにコプリヴニツァやハンガリー国境などと結ばれ汎欧州交通回廊5b線(Pan-European Vb corridor)を構成している。また、スロベニアのリュブリャナやイタリアのトリエステなどとも結ばれているが旅客列車の運行本数はそれほど多くは無く、貨物列車が中心である。旅客列車はリエカからはザグレブやウィーンに向かうインターシティやユーロシティの他、リュブリャナへ向かう急行、クロアチアの他都市へ向かう都市間列車や夜行列車が運行されている。夏などの観光シーズンにはミュンヘンからの夜行列車も運行される。長期的な計画として欧州交通回廊にあたる区間の鉄道の高速化も計画されている。街の中心部にはバスの発着ターミナルがあり、クロアチアの各都市や周辺国へ向け長距離バスが数多く運行されており、鉄道より利便性は高い。フェリーの運航は良く発達しており、周辺部の島々とリエカ港との間を結んでいる。週2便、アドリア海沿岸のスプリトと結ぶ便が就航しその先ドゥブロヴニクや国際的な接続もある。
観光
- 聖セバスティアーノ教会
- 聖ヴィト教会(スヴェティ・ヴィダ教会)
- 聖母マリア被昇天教会
- ローマ門
- イヴァン・ザイツ国立劇場
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旧総督宮殿
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スヴェティ・ヴィダ教会
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ヤドラン邸。現在は海運会社ヤドロリニヤ所有
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カーサ・ヴェネツィアーナ
75 km (47 mi) トリエステ | 114 km (71 mi) リュブリャナ | 167 km (104 mi) ザグレブ | ||
14 km (9 mi) オパティヤ | 580 km (360 mi) ベオグラード | |||
リエカ | ||||
106 km (66 mi) プーラ | 75 km (47 mi) ツレス島 | 35 km (22 mi) ツリクヴェニツァ |
- ^ http://www.dzs.hr/Hrv/censuses/census2011/htm/H11_Zup31_3735.html
- ^ 郡史郎、池田廉 編『ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典』(初版)小学館、2001年5月1日、267頁。ISBN 4-09-506121-9。
- ^ “World Weather Information Service – Rijeka”. United Nations. 2011年1月21日閲覧。
- ^ “Monthly Climate Values”. Croatian Meteorological and Hydrological Service. 2012年8月18日閲覧。
リエカと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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