ミゲル・テハダ
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経歴
プロ入りとアスレチックス時代
1993年7月17日にオークランド・アスレチックスと契約金2,000ドルで入団する[1]。
1997年8月27日、メジャーデビュー。26試合に出場して打率.202、2本塁打、10打点を記録した。
1998年5月30日にメジャー昇格後105試合に出場して打率.233、11本塁打45打点を記録した。
1999年はチーム最多の159試合に出場して[2]、打率.251、21本塁打、84打点を記録。7月11日には遊撃手として史上10人目の1試合3本塁打を記録[3]。
2000年はメジャーの遊撃手としてはアレックス・ロドリゲスに次ぐ30本塁打、115打点を記録し、遊撃手としての球団記録を更新[4]。チームは8年ぶりの地区優勝でポストシーズンへ進出したがヤンキースに2勝3敗で敗退。
2001年は初めて全162試合に出場した。31本塁打を放ち、前年に続き遊撃手としての球団シーズン本塁打記録を更新。4月14日のレンジャーズ戦でケニー・ロジャースから球団通算1万本塁打となる本塁打を放っている[5]。9月29日にマリナーズ戦でサイクル安打を達成[6][3]。前年に続きワイルドカードでポストシーズンへ進出したがヤンキースに2勝3敗で敗退。
2002年は打率.308と初めて3割を超え、球団史上1938年のウォーリー・モーゼス以来となるシーズン200本安打を達成した[7]。34本塁打・131打点と自身が持つ遊撃手としての球団記録をさらに更新し、7月24日にはエディ・ジューストの遊撃手としての球団通算本塁打記録を更新[3]。7月9日に行われたオールスターに初めて選出されると、2004年からは3年連続で選出されるようになった。ルイス・カスティーヨの35試合に次いでシーズン2位となる24試合連続安打をオールスター終了後の7月11日から8月6日にかけて記録した[3]。シーズン終盤、チーム20連勝・逆転でのポストシーズン進出の原動力となり57本塁打・142打点でリーグ2冠のアレックス・ロドリゲスを抑え、MVPを獲得している[8]。
2003年5月10日まで打率が1割台で推移したが、最終的に打率は.278で27本塁打106打点を記録した。連続試合出場を594まで伸ばし、球団記録となった。シーズン終了後の10月27日にFAとなり、デトロイト・タイガースやシアトル・マリナーズが獲得に動いた。
オリオールズ時代
2003年12月18日に総額7,200万ドルの6年契約でボルチモア・オリオールズと契約した[1]。
2004年は1922年にケン・ウィリアムズが記録した155打点に次ぐ150打点をたたき出し[9]、打点王とシルバースラッガー賞を受賞した。
2005年7月12日のオールスターでジョン・スモルツ(ブレーブス)から本塁打を放ちMVPを獲得した。打率.304、26本塁打、98打点と打撃3部門は前年より悪化したが、5月9日のツインズ戦で遊撃手として史上5人目となる通算200本塁打を達成した[10]。45二塁打を記録した松井秀喜らを抑えリーグ1位の50二塁打を記録した[11]。2004年、2005年テハダはシルバースラッガー賞を2年連続獲得するなどチームの中心選手として活躍したがチームは低迷。
2006年はシーズン開幕前の3月に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表に選出された[12]。
シーズン開幕前には球団を批判し、トレード志願をした[13]。テハダはこの年打率が自身最高の.330を記録し、1954年以降ではカル・リプケン・ジュニアを上回り球団史上最多の214本安打を記録した[14]。
2000年6月から試合に出場し続け、2007年4月24日にはMLB史上7人目の1100試合連続出場を達成。しかし、6月20日のパドレス戦で左手首に死球を受け、22日に15日間の故障者リスト入り。これにより連続試合出場記録は1152試合(MLB史上5位)で途切れた[15]。8月に自己最多となる月間10本塁打を記録したが[15]、シーズンを通しては18本塁打と9年ぶりに20の大台を下回った。
アストロズ時代
2007年12月12日にルーク・スコット、マット・アルバース、マイク・コスタンゾ、トロイ・パットン、デニス・サファテの5選手との交換トレードでヒューストン・アストロズに移籍[16]。
2008年は4月終了時点の打率.345はチーム1位と好調なスタート。5月2日のブルワーズ戦の試合前には始球式に参加する筋ジストロフィーの少年に本塁打を約束[17]。6回に約束通りに本塁打を記録。オールスターにも2年ぶりに選出されたが、後半戦は打率.295、3本塁打、22打点、OPS.714と前半戦の半分以下の数字となった[18]。
2009年はシーズン開幕前の3月に開催された第2回WBCのドミニカ共和国代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[19]。
シーズンでは打率.329、7本塁打、OPS.830と好調で前半戦を折り返す。最終的に自身2度目の199安打を放ち、打率.313、14本塁打、86打点、OPS.795、リーグ1位の46二塁打を放つ活躍を見せた。オフの11月6日にFAとなった。
オリオールズ復帰
2010年1月26日にボルチモア・オリオールズと1年契約を結んだ[20]。オリオールズでは97試合の出場で打率.269、9本塁打、39打点、OPS.679とやや低調な成績を残していた。
パドレス時代
2010年7月29日にウィン・ペルツァーとのトレードで、優勝争いを繰り広げていたサンディエゴ・パドレスへ移籍[21]。オリオールズ所属時と比べて約40試合ほど出場試合数が少ない中、59試合に出場し、打率.268、8本塁打、32打点、OPS.730と移籍前を上回る成績を残した。オフの11月1日にFAとなった。
ジャイアンツ時代
2010年12月2日にサンフランシスコ・ジャイアンツと1年契約を結んだ[22]。
2011年は開幕ロースター入りしたが、7月19日に下腹部の故障で、15日間の故障者リスト入りした。8月16日に復帰したが、91試合の出場で打率.239、4本塁打、OPS.596と低迷。8月31日にDFAとなり[23]、9月8日に解雇された[24]。
2度目のオリオールズ復帰
2012年5月8日に古巣のオリオールズとマイナー契約を結んだ[25]。AAA級ノーフォーク・タイズで36試合に出場していたが、6月25日に自身の要望で退団した[26]。
ロイヤルズ時代
2012年12月31日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[27]。1年契約でメジャー復帰を果たせば年俸110万ドル(約9500万円)で、さらに40万ドル(約3400万円)の出来高払いが含まれる。
2013年はシーズン開幕前の3月に開催された第3回WBCのドミニカ共和国代表に選出され、3大会連続3度目の選出を果たした[28]。同大会でドミニカ共和国は初となる優勝を果たした。
シーズンでは3月31日にロイヤルズとメジャー契約を結び[29]、開幕ロースター入りした。開幕後は53試合に出場し、3本塁打20打点1盗塁、打率.288と結果を残していたが、8月11日に右脹脛の故障で、15日間の故障者リスト入りした。8月14日に60日間の故障者リストへ異動した[30]。8月17日には薬物規定違反で105試合の出場停止処分を命じられた[31]。オフの10月31日にFAとなった。
マーリンズ傘下時代
2014年5月19日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ[32]。8月2日に解雇された[33]。
メキシカンリーグ時代
2015年1月27日にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのプエブラ・パロッツと契約[34]。9月にMLBからの引退を正式に表明した[35]が、引退試合として同年冬のドミニカ・ウィンターリーグでプレーする意向を示した[35]。11月には第1回WBSCプレミア12で母国のドミニカ共和国代表の監督を務めたが、グループリーグBで5連敗し、最下位に終わった。
2014年冬季からはドミニカ・ウィンターリーグのアギラス・シバエーニャスでもプレーした[36]。2015年9月の引退表明[35]で予告していた通り、2015-16年のウィンターリーグにも出場した[36]。なお2016-17シーズンのプレーオフにも出場記録がある[36]。
引退後
2023年6月5日にベースボール・ユナイテッドのカラチ・モナークスの初代監督に就任した[37]。
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- ^ “Tejada acknowledges age discrepancy Shortstop is actually two years older than previously believed” (英語). The Official Site of The Houston Astros. 2008年4月18日閲覧。
- ^ “Why questions about age, name could pose problems for Tejada” (英語). ESPN.com (2008年4月22日). 2014年4月27日閲覧。
固有名詞の分類
ボルチモア・オリオールズの選手 |
マイク・フラナガン マーク・コーリー ミゲル・テハダ アール・ウィーバー アル・バンブリー |
オークランド・アスレチックスの選手 |
ライアン・グリン イーノス・スローター ミゲル・テハダ マーク・エーカー ニック・スウィッシャー |
サンディエゴ・パドレスの選手 |
ダン・セラフィニ エウロ・デラクルス ミゲル・テハダ マーカス・ジャイルズ ブレット・ブーン |
ドミニカ共和国の野球選手 |
ナタナエル・マテオ エウロ・デラクルス ミゲル・テハダ ホセ・バルベルデ カンディド・ヘスス |
ヒューストン・アストロズの選手 |
エリック・アンソニー ジョージ・カルバー ミゲル・テハダ ドワイト・グッデン ホセ・バルベルデ |
ミッチェル報告書に記載された選手 |
バート・ミアディッチ ケビン・ブラウン ミゲル・テハダ ジョン・ロッカー エリック・ガニエ |
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