マレーシア・スーパーリーグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/08 23:42 UTC 版)
マレーシア・スーパーリーグ Malaysia Super League | |
---|---|
加盟国 | マレーシア |
大陸連盟 | AFC |
創立 | 2004年 |
ディビジョン | 1 |
参加クラブ | 12 |
リーグレベル | 第1部 |
下位リーグ | マレーシア・プレミアリーグ |
国内大会 |
マレーシアカップ マレーシアFAカップ スルタン・ハジ・アフマド・シャー・カップ |
国際大会 |
AFCチャンピオンズリーグ (プレーオフ) AFCカップ |
最新優勝クラブ | ジョホール・ダルル・タクジムFC (2022) |
最多優勝クラブ | ジョホール・ダルル・タクジムFC(9回) |
テレビ局 | Media Prima |
公式サイト | http://www.malaysianfootballleague.com/ |
マレーシア・スーパーリーグ2022 |
マレーシア・スーパーリーグは、タイ・リーグ1と並んで東南アジアでトップクラスの地位と歴史を誇っている。
概要
1921年から「マレーシアカップ」の名称でスタート。当初はカップ戦のみであったが、1979年にリーグ戦がスタート。
以前はシンガポールFA[1] も参加した例もあるが、八百長疑惑が持たれた影響で1994年を最後に撤退(追放)している。その後シンガポールでは国内リーグ「Sリーグ」を立ち上げるが、2012年からマレーシアとシンガポールのサッカー協会の相互の若手育成策の一環で、「シンガポール・ライオンズXII」がSリーグではなく、マレーリーグに招待加盟。18年ぶりにシンガポールからの参加クラブが誕生した[2]。
2003年までは、通称Mリーグとして大会1部リーグ(プレミア1)にはマレーシア14州を代表するクラブチーム(実質的には州サッカー連盟が運営するため、州選抜)と警察、軍隊などの国家機関のサッカー部4クラブを加えた18クラブの総当り2回制でリーグ戦を行い、1部リーグ戦上位12クラブと2部リーグ(プレミア2)の上位4クラブの16クラブが日本の天皇杯に相当するトーナメント戦・「マレーシアカップ」に進出した。また1部17,18位と2部1,2位が翌年度入れ替わった。
これを2004年から再編してより密度の濃い試合を提供することになった。これにより1部(スーパーリーグ)8クラブ、2部(プレミアリーグ)18クラブとし、1部リーグ所属全クラブは成績無関係でもれなくマレーシアカップの出場権を得るようになった。2部はA,Bの2グループ制(各9クラブずつ)となった。また1部の7,8位クラブと2部の各組1位クラブが翌年度の自動入れ替えとなった。
その後チーム数が増えて、現在1部14・2部12の26チームで構成されているが、2013年から1部12・2部14に変更される[3]。
1部は1月上旬に開幕し、その前週にマレーシアカップ王者とスーパーリーグ王者によるスーパーカップ(Charity Shield)が開催される。リーグ戦は7月上旬または中旬で終了し、優勝クラブが決定する。その後、マレーシアカップが8月~10月の日程で行われる。また、1月下旬よりFAカップマレーシアが行われ、6月までリーグ戦と並行して試合が行われる。
以前は各州、あるいは王宮警察や陸軍のサッカー協会に所属するクラブがプロリーグに参戦していた。しかし、アジアサッカー連盟 (AFC) からそのことが問題視され、協会とクラブの分離が行われない場合にはAFCクラブライセンスを交付しない旨の通達がなされたことから、マレーシアサッカー協会は2021年シーズン開幕までにマレーシア・スーパーリーグおよびマレーシア・プレミアリーグに参加する全てのクラブに対して運営主体をサッカー協会から独立させることを要求し[4][5]、リーグ参加クラブは全て運営会社を設立してサッカー協会所属クラブ (FA) からサッカークラブ (FC) へと転換した。
参加クラブ(2021シーズン)
クラブ | ホームタウン |
---|---|
ジョホール・ダルル・タクジムFC | ジョホール州ジョホールバル |
ケダ・ダルル・アマンFC | ケダ州アロースター |
クアラルンプール・シティFC | クアラルンプール |
ムラカ・ユナイテッドFC | ムラカ州 |
ペナンFC | ペナン州ジョージタウン |
ペラFC | ペラ州イポー |
プタリン・ジャヤ・シティFC | セランゴール州プタリン・ジャヤ |
サバFC | サバ州コタキナバル |
セランゴールFC | セランゴール州プタリン・ジャヤ |
スリ・パハンFC | パハン州クアンタン |
トレンガヌFC | トレンガヌ州クアラトレンガヌ |
UiTM FC | セランゴール州シャー・アラム |
- ^ サッカーシンガポール代表とは必ずしも同一ではなく、シンガポール協会運営のクラブチームという位置づけだった。
- ^ 逆に、マレーシアからはハリマウ・ムダ(ヤング・タイガース)がSリーグに派遣されている
- ^ シンガポールサッカーの探求「シンガポールライオンズXIIとマレーシアリーグ」(2012年3月13日。2012年6月12日閲覧)
- ^ Farah Azharie (2019年3月18日). “Turning 'FAs into FCs'”. ニュー・ストレーツ・タイムズ. 2021年7月12日閲覧。
- ^ Zulhilmi Zainal (2020年10月6日). “All Malaysian league clubs complete initial privatisation process, seven receive conditional licence”. Goal.com . 2021年7月12日閲覧。
- ^ Jリーグ、マレーシアリーグと協定締結(2015年2月6日 日刊スポーツ 2015年2月13日閲覧)
- 1 マレーシア・スーパーリーグとは
- 2 マレーシア・スーパーリーグの概要
- 3 歴代優勝クラブ
- 4 国外提携リーグ
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