マグナ・シュタイア マグナ・シュタイアの概要

マグナ・シュタイア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 19:36 UTC 版)

マグナ・シュタイア
Magna Steyr Fahrzeugtechnik AG & Co KG
種類 合資会社(AG & KG)
本社所在地  オーストリア
ニーダーエスターライヒ州オーバーヴァルタースドルフ英語版
設立 2001年
業種 製造業
事業内容 自動車および自動車部品の委託製造
従業員数 9,347名(2005年)
主要株主 マグナ・インターナショナル
関係する人物 フランク・シュトロナハ(Frank Stronach, 創業者)
外部リンク 公式ウェブサイト
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解説

カナダ自動車部品メーカー、マグナ・インターナショナルの子会社であり、以前はシュタイア・ダイムラー・プフ社の一部門であった。マグナ・インターナショナルがシュタイア・ダイムラー・プフの株式の多数を取得した3年後の2001年に設立された[1]

他社からの委託に基づき自動車の開発・組み立てといった技術を提供するプロバイダであり、「マグナ・シュタイア」自体は自動車のブランドとはなっていない。2002年にはダイムラー・クライスラー傘下の「ユーロスター・アウトモビールヴェルク」(Eurostar Automobilwerk) を買収した。グラーツのメイン工場とその他数箇所の生産拠点を有し、年間の生産台数は20万台に及ぶ。この数値は世界中の自動車委託生産会社の中でも最大のものである[2]

メルセデス・ベンツ向けの四輪駆動システム「4MATIC」を開発し、メルセデス・ベンツ・Eクラス 4MATIC (W210/211) の全数を組み立てている。BMW・X3も開発の大部分を請け負ったほか、生産についても担当している。他にもフィアット・パンダフィアット・ブラーボ/ブラーバ4x4、アウディ・TTプジョー・RCZBMW・Z4/トヨタ・GRスープラといった車の開発や製造を行っている。

生産車両

現行

過去

部分架装

破棄された契約

2008年6月にポルシェは、ボクスターケイマンの生産を2012年からマグナ・シュタイアへ移すと発表したがこの契約は2009年12月に破棄され、ポルシェの親会社であるフォルクスワーゲンにより買収されたドイツのコーチビルダーであるカルマンで生産されることになった[8]

ミラ

ミラ アルピン コンセプト

マグナ・シュタイアは、自社の技術力と研究能力を分化させた「ミラ」(Mila - Magna Innovation Lightweight Auto) ブランドを創出した。いくつかのコンセプトカーが様々なモーターショーで披露された。ダイハツ・ミラ (Mira) とは無関係。

ミラ EV

ミラ EV (Mila EV) は、2008年のジュネーヴ・モーターショーで発表された[9]モジュール式軽量プラットフォームを使用したプラグイン (plug-in) 電気自動車方式のコンセプトカーである[10]

ミラ アルピン

ミラ アルピン (Mila Alpin) は、2008年のジュネーヴ・モーターショーで発表された3+1の座席配置を持つ4人乗り小型、軽量のオフロード車である[11]。この車は通常とは異なるミッドシップ配置の車であり、低価格で生産することをコンセプトとしている[12]。全長3,540 mm、全幅1,703 mm、全高1,750 mmで、1.0 L (999 cc) 3気筒エンジンを搭載している。使用可能な燃料はCNGガスガソリンの2種類があり、ガソリン燃料版は重量906 kgと非常に軽量である。

ミラ エアロライト MILA Aerolight

2011年のジュネーヴ・モーターショーで発表

ミラ クーピック MILA Coupic

2012年のジュネーヴ・モーターショーで発表

ミラ ブルー MILA Blue

ミラ プラス MILA Plus

2015年のジュネーヴ・モーターショーで発表




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