ポリアニリン 合成方法

ポリアニリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 14:36 UTC 版)

合成方法

歴史で述べたように、ポリアニリンはアニリンから電解重合によって合成される。特に、塩酸硫酸などの酸性水溶液中で電解酸化するとプロトン化したエメラルディンが電極表面に得られ、高い導電性を示す。この時に -0.2 ~ +0.8 V 程度の範囲で電位を掃引すると均質な薄膜が得られるが、定電圧を印加すると粉末状で導電性の低いポリアニリンが得られる。前者は電位掃引法と呼ばれる。一方、中性ないしアルカリ性の液中では絶縁性のポリアニリンが得られる。

参考文献


  1. ^ 向井知大, 小畠りか, 大場茂「アセトアニリドの合成の実験条件とアニリンブラック」『慶應義塾大学日吉紀要 自然科学』第50号、慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会、2011年、 61-75頁、 ISSN 09117237NAID 40019023724
  2. ^ A. G. Green et. al, J. Chem. Soc., 101, 1117 (1912).
  3. ^ A. F. Diaz et. al, J. Electroanal. Chem., 111, 111 (1980).


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