ブラゴヴェシチェンスク 交通と経済

ブラゴヴェシチェンスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/30 16:53 UTC 版)

交通と経済

ブラゴヴェシチェンスクへはシベリア横断鉄道シベリア横断道路上のベロゴルスクからそれぞれの支線がある。イグナチェヴォ空港へは国内定期便、国際チャーター便が飛んでいる。また、アムール川ゼヤ川水運も利用できる。

アムール川対岸の中国黒龍江省黒河市へは2019年11月まではなく舟運に頼り、そこから中国の鉄道G202国道、または航空路で南のハルビンなどへ通じていた。2019年11月29日 中露国境を結ぶ初の道路橋である黒河・ブラゴヴェシチェンスク大橋(黒竜江大橋)が完成した[6]2022年6月10日に開通し、これにより新たな国際道路網が形成され、中ロの地方都市間の相互接続が実現した。

黒竜江大橋開通以前から、年間10万人以上の中国人観光客が訪れる。2000年代には合法なカジノだけで約20軒あり、「ロシアのラスベガス」と呼ばれた。ウラジーミル・プーチン政権が経済特区以外のカジノを禁止したため観光産業は打撃を受けたが、2019年時点では市当局黙認の中国人専用地下カジノが営業している[1]

教育

大学

  • アムール国立大学 (ロシア語: Амурский государственный университет英語Amur State University)
  • アムール国立医学大学 (Amur State Medical Academy)
  • ブラゴヴェシチェンスク国立教育大学 (Blagoveshchensk Pedagogical University)
  • 極東国立農業大学 (ロシア語: Дальневосточный государственный аграрный университет、英語: Far Eastern State Agricultural University)

姉妹都市


  1. ^ a b 【70年の中国】中露国境の今/極東の橋 発展明暗/ロシア側 24時間カジノで誘客『読売新聞』朝刊2019年12月19日(国際面)
  2. ^ Maxwell, Neville (June 2007), “How the Sino-Russian Boundary Conflict Was Finally Settled: From Nerchinsk 1689 to Vladivostok 2005 via Zhenbao Island 1969”, in Iwashita, Akihiro, Eager Eyes Fixed on Eurasia, 21st Century COE Program Slavic Eurasian Studies, Sapporo: Slavic Research Center, Hokkaido University, pp. 56, http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/coe21/publish/no16_2_ses/02_maxwell.pdf 2009年2月24日閲覧。 
  3. ^ Амурская область: История. Народы Амурской земли Archived July 18, 2011, at the Wayback Machine. (Amur Oblast - the History. The peoples of the Amur Land) (ロシア語)
  4. ^ Климат Благовещенска”. Погода и Климат. 2011年10月17日閲覧。
  5. ^ Climatological Information for Blagovescensk, Russia”. Hong Kong Observatory. 2011年10月17日閲覧。
  6. ^ “中俄跨黑龙江公路大桥累计完成投资9亿元” (中国語). 新华网. (2018年4月18日). http://www.xinhuanet.com/2018-04/18/c_1122701418.htm 


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