フレイ (ゲーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 17:18 UTC 版)
ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 |
MSX2 MSXturboR |
開発元 | マイクロキャビン |
発売元 | マイクロキャビン |
ディレクター | 中津泰彦 |
デザイナー |
柳島秀行 中津泰彦 末永仁志 |
シナリオ | 中津泰彦 |
プログラマー | 中津泰彦 |
音楽 | 新田忠弘 |
美術 |
谷口恵津子 ここまひ |
シリーズ | サークシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | フロッピーディスク |
発売日 |
1990年 |
その他 |
型式:MSX2:2244 MSXturboR:2344 |
後に家庭用ゲーム機にタイトル名を変更して移植され、プロジェクトEGG向けにも配信された(#移植版)。
ゲーム内容
『サーク』のヒロインのひとり、フレイア・ジェルバーン(通称フレイ)が主人公。ゲーム内容は、魔法の杖から発する魔法弾で次々とモンスターを倒しながら前へ進んでいくというもの。途中の町ではRPG風の会話も用意されている[2]。
表現にインパクトのある魔法攻撃も、本作におけるフレイの特徴である。これにより、フレイは「サークシリーズにおける最強のキャラ」と評されることもあった[3]。この特徴は、シリーズ完結編『サークIII』にも盛り込まれている。
シリーズの時系列上では『サークII』(1990年)とほぼ並行しており、エンディングでラトクに追いつく直前(『サークII』でフレイがデスマウンテンへ出航するラトクに追いつくシーンに該当)までが描かれる。
MSXturboR版ではフレイがサンプリングされた声でしゃべる。なおMSXturboR版とMSX2版ではオープニングもエンディングも異なっている。
あらすじ
森でモンスターに襲われ、動けなくなっていたところを『サーク』の主人公ラトク・カートに助けられ、恋に落ちた女の子フレイア・ジェルバーン。ラトクのそばに居たい、役に立ちたいと願い、彼女は魔導士になることを決意する。3年の修行の後、魔導都市ミルセイアの魔法学校を卒業して町に戻ったフレイを待っていたのは、ラトクの母に託された置き手紙。すでにラトクはバヌワの町へ向けて旅立った後であった。失意の底に沈むフレイ。そんな彼女を励ましたのは、恋のライバル・エリスだった。フレイはラトクの後を追う決心をする。
登場人物
声は MSX・PC98版 / PCエンジン版
- フレイア・ジェルバーン
- 声:堀口しのぶ / 柴田由美子
- 本作の主人公。16歳。魔導士の少女。通称フレイ。『サーク』の時点では、怪我をして倒れているところをラトクに助けられ、惚れてしまう。以後、ラトクの役に立ちたいため魔法学校に入学して魔導士となる[4]。『サークIII』でラトクとパーティーを組むメンバーの1人。
- ミル・グラード
- 声:- / 古谷徹
- 魔法学校の先生。24歳。独身。魔法学校の元生徒。MSX版およびPC版と、PCエンジンでは、容姿・口調がやや異なる。本作ではフレイのサポート的な役割を果たしている。
- ミリアム・スイート
- 声:- / 久川綾
- ゲーム中盤でフレイと知り合う、少女。通称ミリー。10歳。魔導士に憧れ、フレイに懐く。終盤でミルとルザーク先生の窮地を救った。実は魔力が強く、その後魔法学校に入学する。
- ルトク・ハート
- 声:- / 古谷徹
- ラトクに似た少年剣士。終盤でフレイと知り合う。自己中心的で女好きの性格。
- ルザーク
- 魔法学校の先生。2年前に魔導士アマドゥクに体を乗っ取られた後に姿を消し、行方不明となっていた。
- 魔導士アマドゥク
- 声:- / 永井一郎
- 最強の魔導士。何百年も前に死亡している。何百年も前に肉体は滅びその魂は、他の人々の体を使い生き延びてきた。
- ク・オル城を創り出した古の文明遺産の中に、自身の思いで進化する力を我がものにし、妖魔を超える力となって神になることを企む。冥界の神を召喚し、我が肉体として目論むが、冥界の神との召喚に失敗したことで、自身の力を与えこの地の神になろうと自身の魂と冥界の神の肉体と融合する。
- ダーク・メア
- 『フレイ』のラストボス。魔導士アマドゥクによって召喚された冥界の神。最後は魔導士アマドゥクの魂と融合し、フレイに襲いかかる。最後はフレイの活躍により倒され、異世界に還っていった。
- エンドラ
- 声:谷口恵津子 / -
- フェアレスの町の魔法使い。ラトクを手伝いたいと相談したフレイに魔術の素質を認め、魔法学校への入学を薦めた。
- エリス
- ゲームオープニングでの表記は「ライバルのエリス」、18歳。フェアレスの町長の孫でラトクの幼なじみでラトクを巡ってのフレイの恋敵。ラトクに置いて行かれて泣いているフレイを励まして後を追う旅に踏み切らせた。本人いわく「複雑な気分」。
- ^ フレイ for MSX2(プロジェクトEGG)
- ^ 電撃王. メディアワークス. (1993-04-01). p. 31
- ^ 当時のMSX専門誌『MSX・FAN』および『MSXマガジン』など複数。
- ^ その設定や顛末は『サークII』や当作品にて明かされる。
- ^ 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、119頁。
- ^ FRAY CD ~Xak外伝~ for PCエンジン(プロジェクトEGG)
- ^ 北村孝和 (2002年5月17日). “Project EGG、T&E「スターアーサー伝説」3部作のパッケージ販売を決定。MSX2+「フレイ」など第5回ラインナップも発表” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年2月24日閲覧。
- ^ “EGGにMSXソフト群! 88「波動の標的」らも登場” (日本語). SOFTBANK GAMES NEWS INDEX. ITmedia (2002年5月18日). 2020年2月24日閲覧。
- ^ “「プロジェクトEGG」,アクションRPG「フレイ」(PC-9801版)配信” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2009年7月28日). 2020年2月24日閲覧。
- ^ “好みのあの娘にEGGなら会える! プロジェクトEGGで“どきどき☆レトロゲームメモリアル”キャンペーンがスタート” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2012年9月14日). 2020年2月24日閲覧。
- ^ “「プロジェクトEGG」メガドラ版「エアロブラスターズ」など3タイトルが配信開始” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2014年9月24日). 2020年2月24日閲覧。
- ^ a b “フレイ 修行編 まとめ [ゲームギア]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年2月24日閲覧。
- ^ a b “フレイCD 〜サーク外伝〜 まとめ [PCエンジン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年2月24日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、649頁、ASIN B00J16900U。
- ^ a b 「PCエンジンソフト完全カタログ 1993年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、176頁。ISBN 9784866362670。
- 1 フレイ (ゲーム)とは
- 2 フレイ (ゲーム)の概要
- 3 移植版
- 4 スタッフ
- 5 評価
- 6 外部リンク
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