フリードリヒ5世 (プファルツ選帝侯)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 04:30 UTC 版)
家族
1613年2月14日、イングランドとスコットランドの王ジェームズ1世とアン王妃の娘エリザベスと、王室礼拝堂およびホワイトホール宮殿で結婚した。多くの子供をもうけたが、その半分以上が亡命時代に生まれた。 長男は早世し、次男以下の息子たちの子孫はカトリック教徒と結婚するか、自らカトリックへと改宗している。あるいは、庶子であったため元より継承権が無かった。娘たちもまた、比較的長命の者は嫁がず修道院に行き、嫁いだ者も子孫を残さず断絶した。結果、カトリックで無い子孫は末娘ゾフィーの子孫のみとなり、このことがゾフィーが現イギリス王位継承権者全員の共通先祖となる根拠となっている。
- ハインリヒ・フリードリヒ(1614年 - 1629年) - 水死。
- カール1世ルートヴィヒ(1617年 - 1680年) - プファルツ選帝侯。
- エリーザベト(1618年 - 1680年) - ヘルフォルト女子修道院長、デカルトとの書簡のやりとりで知られる。
- ループレヒト(ルパート、1619年 - 1682年) - カンバーランド公、イングランド内戦で活躍。
- モーリッツ(モーリス、1620年 - 1652年) - イングランド内戦に参戦。
- ルイーゼ・マリア(ルイーゼ・ホランディーネ、1622年 - 1709年) - モビュイソン女子修道院長。
- ルートヴィヒ(1624年 - 1625年)
- エドゥアルト(1625年 - 1663年)
- ヘンリエッテ・マリー(1626年 - 1651年) - ラーコーツィ・ジグモンド伯爵と結婚。
- フィリップ(1627年 - 1650年)
- シャルロッテ(1628年 - 1631年)
- ゾフィー(1630年 - 1714年) - ハノーファー選帝侯エルンスト・アウグストと結婚。ハノーファー選帝侯およびハノーヴァー朝初代のイギリス国王ジョージ1世の母。
- グスタフ・アドルフ(1632年 - 1641年)
- ^ Friedrich V. (Pfalz)(ドイツ語版)
- ^ Elisabeth Stuart(ドイツ語版)
- ^ 野田又夫 (1966.7.20). デカルト. 岩波書店
- ^ 菊池 1995、p. 129-130。
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