ニンテンドーDSi
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 11:32 UTC 版)
メーカー | 任天堂 |
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種別 | 携帯型ゲーム機 |
世代 | 第6世代 |
発売日 |
2008年11月1日 2009年4月2日 2009年4月3日 2009年4月5日 2009年12月19日 2010年4月15日 |
対応メディア |
ニンテンドーDSカード ニンテンドーDSi専用カード SDメモリーカード |
外部接続 | Wi-Fi |
オンラインサービス | ニンテンドーWi-Fiコネクション |
売上台数 |
590万台[1] 1,235万台[1] 2,844万台[1] |
互換ハードウェア |
ニンテンドーDS ニンテンドーDS Lite (ゲームボーイアドバンス用スロットを利用するソフトを除く) |
前世代ハードウェア | ゲームボーイアドバンス |
次世代ハードウェア | ニンテンドー3DS |
次世代機ではなく、あくまでニンテンドーDSの派生機という位置付けになっているが、機能・仕様共に従来のニンテンドーDSと比べて大きく変更されたものとなっている。そのため、ニンテンドーDSi専用のソフトや、DSiと旧DSでは挙動が異なるソフトも存在する[注釈 1]。
本記事では、2009年11月21日に日本国内にて発売されたDSiの大画面モデル「ニンテンドーDSi LL」(ニンテンドーディーエスアイ エルエル)についても記述する。どちらのモデルも日本国内における公式修理サポートは終了している[2]。
開発
開発者インタビュー「社長が訊く」によると、当初は一台に2枚のDSカードを同時に装着できる「ダブルスロット」仕様として開発されていたが、実際に出来上がった試作品のサイズが大きすぎると判断されたため、設計を最初からやり直して従来どおりDSカード1枚のみの仕様になったとのこと。カメラは従来のニンテンドーDSにあった触覚(タッチスクリーン)と聴覚(マイク)に続く「視覚」入力機能を付けるという発想で盛り込まれた。画素数(30万画素)は同時代のデジタルカメラと比較すると低解像度だが、「DSの画面の縦横2.5倍の画像が撮れる」ため、DSi内で使用する分には十分としている[3]。
また名称に関して、ニンテンドーDSiの「i」は次の3つの意味を持っている[4]。
- Wiiの「i」と同様に人を表している。
- Wiiが「we(私達)」を表していたのに対し、DSiは「I(私)」を表している。キャッチフレーズに含まれている「マイDS」の意が込められている。
- DSiに目(eye)が付いていることを表している。目とはカメラのことである。
歴史
- 2008年10月2日 - 「任天堂カンファレンス2008.秋」にて発表された。同カンファレンスにて、当時社長であった岩田聡は、「DSを一家に1台あるものから、1人1台所有するものに変えていく」という目標を掲げ、その目標の達成に近づくためにニンテンドーDSiを開発したと発表した。
- 2008年11月1日 - 発売。売り上げは2日で約10万4,000台を記録した[5]。
- 2010年6月19日 - 価格が18,900円から15,000円に値下げされる[6]。
- 2012年12月13日 - ニンテンドーDSi LL/DSi本体機能最後の更新が行われ、バージョン1.4.5となった。
- 2015年7月8日 - ニンテンドーDSiウェアにG.Gシリーズから7作品が追加された。これがDSiウェア最後のソフトとなった。
- 2016年
- 3月31日 - 「ニンテンドーDSiショップ」サービス終了のお知らせが発表。[7]。
- 10月2日 - 「ニンテンドーDSiショップ」のDSiポイントの追加が終了。
- 2017年
注釈
出典
- ^ a b c d e f “任天堂株式会社 連結販売実績数量の推移” (PDF). 任天堂 (2016年12月). 2022年7月14日閲覧。
- ^ “修理の受付が終了した商品”. サポート情報. 任天堂. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “社長が訊く『ニンテンドーDSi』ハード 篇 1. カメラとSDカード”. 任天堂. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “社長が訊く『ニンテンドーDSi』番外篇〜訊いてる社長に訊く〜”. 任天堂. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “ニンテンドーDSi LL、発売から2日間で10万3524台を販売(エンターブレイン調べ)”. ファミ通 (2009年11月24日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ a b “ニュースリリース : 2010年6月2日 「ニンテンドーDSシリーズ」メーカー希望小売価格改定及び「ニンテンドーDSi LL」の新色発売のお知らせ”. 任天堂 (2010年6月2日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ a b “ニンテンドーDSi / DSi LLの「ニンテンドーDSiショップ」サービス終了のお知らせ”. サポート情報. 任天堂 (2016年9月16日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ “ニンテンドーDSi / DSi LLの「ニンテンドーDSiショップ」サービス終了に伴う払い戻しについて”. サポート情報. 任天堂 (2017年9月30日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ “社長が訊く「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ」”. 任天堂. p. 2. 2022年7月14日閲覧。
- ^ a b c 日経エレクトロニクス、「分解:任天堂の次世代機『DSi』、カメラと無線LANに工夫」、2008年11月17日号、P16-P17
- ^ a b 佐伯憲司. “任天堂、「ニンテンドーDSi LL(スーパーマリオ25周年仕様)」を10月28日に発売”. GAME Watch. Impress Watch. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “セブンイレブン限定。ニンテンドーDSiのスーパーマリオ25周年記念モデルが10月28日に発売&予約受付中”. 4Gamer.net. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “한국닌텐도, 닌텐도 DSi™ 및 신작 소프트웨어 발표”. 韓国任天堂. 2017年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月11日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “米国任天堂、赤と青の新色ニンテンドーDSiを発表”. インサイド (イード). (2012年8月1日) 2023年3月20日閲覧。
- ^ a b c “ニンテンドーDS 周辺機器”. 任天堂. 2022年10月2日閲覧。
- ^ a b “携帯型ゲーム機、任天堂がテコ入れ iPhoneに対抗”. NIKKEI NET (2009年10月27日). 2010年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月12日閲覧。
- ^ a b “ニュースリリース : 2009年10月29日 DSiが広視野角・大画面に!ニンテンドーDSi LL ― 11月21日、20,000円で新発売 ―”. 任天堂 (2009年10月29日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ 岩田聡 (2009年10月30日). “2009年10月30日(金) 経営方針説明会/第2四半期(中間)決算説明会 任天堂株式会社 社長 岩田聡 講演内容全文”. 任天堂. p. 9. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “社長が訊く『ニンテンドーDSi LL』6. “人にやさしいDS”として”. 任天堂. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “スーパーマリオ25周年キャンペーン:ニンテンドーDSi LL(スーパーマリオ25周年仕様)”. 任天堂. 2010年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月1日閲覧。
固有名詞の分類
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