ナノ秒 ナノ秒の概要

ナノ秒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 21:00 UTC 版)

ナノ秒
nanosecond
記号 ns
国際単位系 (SI)
時間
定義 10−9 s
テンプレートを表示

「ナノ秒」という語は、SI接頭語ナノ」とSI基本単位「秒」で構成されている。その記号は ns である。

1ナノ秒は1000ピコ秒および 1/1000 マイクロ秒に等しい。次のSI単位が1000倍大きいので、10−8 秒および10−7 秒のオーダーの時間は、通常、数十ナノ秒および数百ナノ秒として表現される。

この大きさの時間は、電気通信パルスレーザー電子工学の分野でよく使用される。ナノ秒で表される時間については時間の比較を参照。

歴史

この語を最初に使用したのはジョージ・ガモフである[1]

一般に知られている別の初期の文献[2]によれば、最初に使用したのはグレース・ホッパーである。彼女は、非常に高速なコンピュータを構築するという最終的な問題を説明するために、長さ約1フィート[注 1]のワイヤーを配っていた[3]。光は1ナノ秒で約1フィート進む(真空中の場合。銅線の中では遅くなる)ので、この距離の半分の長さ(15センチメートル)で接続された部品で構築されたコンピュータは、部品にデータを送ってから応答が返るまで少なくとも1ナノ秒かかる。ホッパーの生涯で開発された解決策は、最初に集積回路、後にマルチコアプロセッサにつながった。

光速度

光は1ナノ秒の間に正確に29.9792458センチメートル進む。この値はフィート(正確に30.48センチメートル)に非常に近いことから、1ナノ秒のことを、光が1フィート進むのにかかる時間という意味でlight-foot(光フィート)と呼ぶことがある[4]。なお、光が1フィート進むのにかかる実際の時間は、約1.0167033621639674471063578257196ナノ秒である[5]

符号位置

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+33B1 - ㎱
㎱
ナノ秒

脚注

注釈

出典

関連項目


  1. ^ 英語での単数形は foot(複数形が feet)日本の計量法における表記は単数であってもフィート
  1. ^ George Gamow (1947). One Two Three... Infinity英語版: Facts and Speculations of Science. New York: Viking. p. 77 
  2. ^ Grace Murray Hopper”. New Haven, CT: Yale University (1994年). 2017年8月25日閲覧。
  3. ^ Grace Hopper - Nanoseconds”. YouTube (2012年1月25日). 2013年5月23日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ David Mermin英語版 (2009). It's About Time: Understanding Einstein's Relativity. Princeton, New Jersey: Princeton University Press. p. 22. ISBN 978-0-691-14127-5. https://books.google.com/books?id=rKFhqlzjv-IC&pg=PA22 
  5. ^ Gamow, George (1961), One, Two, Three... Infinity: Facts & Speculations of Science (3rd ed.), Courier Dover Publications, p. 77, ISBN 0486256642, https://books.google.com/books?id=EZbcwk6SkhcC&pg=PA77. 


「ナノ秒」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ナノ秒」の関連用語

ナノ秒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ナノ秒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのナノ秒 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS