ナイツ オブ ザ ラウンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 14:04 UTC 版)
ジャンル | ベルトスクロールアクション |
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対応機種 |
アーケード (AC) スーパーファミコン (SFC) |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
プログラマー | 綱崎裕三 |
音楽 | 阿部功 |
人数 | 1 - 3人(同時プレイ) |
メディア |
業務用基板 (5.31メガバイト) |
発売日 |
AC 1991年11月27日 1992年1月 SFC 1994年4月 1994年6月10日 1994年 |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
システム基板 | CPS-1 |
CPU | MC68000 (@ 10 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 3.580 MHz) YM2151 (@ 3.580 MHz) OKI6295 (@ 1 MHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 384×224ピクセル 60.00Hz パレット4096色 |
売上本数 |
1734ポイント (1992年度ベストインカム第6位)[1] |
中世の騎士道物語である『アーサー王物語』(特に『円卓の騎士』)をモチーフにしている。ただし、物語に倣っているのは世界観と登場キャラクター程度となっている。
「第6回ゲーメスト大賞」(1992年度)で年間ヒットゲーム6位を獲得した本作は、後に家庭用ゲーム機に移植された(#評価、#移植版)。
システム
本作は3人同時プレイ可能で、基本システムとしてボタンとレバーの組み合わせで出せる、大振りやガードなどの技がある。本作ではベルトスクロールアクションによくある掴み技は、プレイヤーキャラクターにはない。
プレイヤーキャラクターは所定の得点に達すると、RPGのように最大LV16までレベルアップする。このときは攻撃力が上がり、容姿が変化して、体力が全回復する。
各ステージには制限時間が設けられている。タイムオーバーで残り人数を1人失う(毎分00秒と30秒、残り10秒に表示)。
同種の敵を連続して倒していくと最大4倍までの倍率がかかる。倍率を持った状態でメガクラッシュでとどめをさすと、1回に限りとどめをさしたボス以外の敵に倍率が入る。一方、普通にプレイしている場合それぞれのプレイヤーが別々の種類の敵を担当して倒していけば容易に高倍率を取ることができ、複数人でプレイしたときの個々のプレイヤーの点数が一人プレイのときの点数より高くなる。
技
- ガード
- 武器を構えてガードする。武器を構えられる制限時間があり制限時間内に敵の攻撃をガードに成功すると一定時間無敵になる。また時間内にガードを解除しないとスタミナ切れで一定時間行動不能となる。ガード中の操作で、アーサーは飛びのき、ランスロットはバックジャンプ切り、パーシバルは後転が出る。
- 大振り
- 隙が大きいが攻撃力が高い。
- アッパースイング(アーサーのみ)
- 振りが速く、ダウンを奪える。
- サマーソルトキック(ランスロットのみ)
- 大振りと同威力。
- ダッシュ(パーシバルのみ)
- ジャイアントスイング(パーシバルのみ)
- リーチが長い。
アイテム
馬以外のアイテムは一定時間を過ぎると消滅する。大振りやガード中の操作(アーサーとランスロットのみ)でザコ敵を倒すとアイテムを落としていくことが多い。
- 得点アイテム
- 財宝や金袋など。大きなものは攻撃することで分割される。分割した状態で取ると、分割せずに取るより得点が高いが、例外もある。
- 回復アイテム
- 食べ物。大きなものは攻撃することで分割される。分割した状態で取ると、分割せずに取るより回復量が高いが、これも例外もある。
- 杖
- レベルアップする。
- 銀の胸像
- 残り人数が1人増える。
- 大きな得点アイテムを攻撃するとまれに出現する。
- 金の胸像
- 残り人数が2人増える。
- 大きな回復アイテムを攻撃するとまれに出現する。
- 赤の水晶玉
- 画面上の敵をすべて倒し、倒した敵が得点アイテムを落とす。ボスには無効。
- 緑の水晶玉
- 画面上の敵をすべて倒し、倒した敵が回復アイテムを落とす。ボスには無効。
- 馬の像
- 馬を呼ぶ。
- 馬
- ジャンプで馬に乗れる。歩きながら攻撃できるのが特徴。ガードが使えないのが欠点。馬によって歩く速度が異なる。
- 乗馬時、アーサーは大振りの攻撃力が高くなり、ランスロットは武器の振りが早くなる。パーシバルは元々短いリーチが更に短くなるデメリットが出るため、相性が悪い。
- 乗馬時は向きを変えたり、ジャンプしたり、武器を振りかぶることができる。
- また馬から降りると、馬が突進し、画面外に走って行き、いなくなる。
- ^ a b c d 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、14 - 15頁、ISBN 9784881994290。
- ^ 緑里孝行 (2022年7月22日). “名作アーケードコレクションの第2弾「カプコンアーケード 2ndスタジアム」本日発売! バラエティ豊かな全32タイトルがラインナップ”. GAME Watch. インプレス. 2022年7月26日閲覧。
- ^ “初移植2タイトルを含む7タイトルを収録した『カプコン ベルトアクション コレクション』9月20日配信決定!パッケージ版は12月6日発売”. ファミ通.com (2018年9月14日). 2018年9月14日閲覧。
- ^ “Knights of the Round for Arcade (1991)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2019年4月14日閲覧。
- ^ a b c “Knights of the Round for SNES (1994)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2019年4月14日閲覧。
- ^ a b “ナイツ・オブ・ザ・ラウンド ファイナルバウト まとめ [スーパーファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2019年4月14日閲覧。
- ^ a b Knights of the Round. Sinclair User. (March 1992).
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、346頁。
- ^ a b c 電撃スーパーファミコンNo.10 1994年6月17日号 27ページ
- ^ “Knights of the Round - Review”. Allgame. 2014年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月6日閲覧。
- ^ “ProReview: Knights of the Round”. GamePro (IDG) (60): p. 76. (1994年7月)
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