トリニダード・トバゴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 03:27 UTC 版)
国家安全保障
国家安全保障省の下にトリニダード・トバゴ国防軍が存在している。人員は2007年時点で約2700人が所属し、陸軍、沿岸警備隊、航空警備隊などが存在する。
国際関係
近隣諸国やアメリカとの関係が深いほか、旧宗主国のイギリスとの関係が深く、イギリス連邦加盟国である。国際連合に加盟している。
日本
- 1962年: 独立と同時にトリニダード・トバゴ承認
- 1964年5月: 外交関係開設
- 1979年: 日本大使館開設(トリニダード・トバゴ側は1971年以来、大使館級の在インド高等弁務官事務所が兼轄)
日本との二国間条約・取極: なし
日本からトリニダード・トバゴへの観光者数は1191人(2015年資料[4])。トリニダード・トバゴから日本への観光者数は624人(2015年資料[4])。
地方行政区分
- トバゴ島 (Tobago) は1987年国内自治権が与えられた。
主要都市
地理・地質
トリニダード島とトバゴ島の2島からなる。トリニダード島は面積4827平方キロメートルの山がちな島で、最高地点はアリポ山 (981メートル) であり、南米ベネズエラの海岸からわずか15キロメートルの沖合いに位置している。マノス島やチャカチャカレ島などの小島が周囲にある。トバゴ島はトリニダード島から北東約34キロメートルに位置し、面積301平方キロメートルで同じく山がちな島であり、セント・ジルズ島やリトル・トバゴ島などの小島が周囲にある。首都ポートオブスペインはトリニダード島の西部パリア湾に面した所にある。 トリニダード島の北部山地はジュラ紀と白亜紀の変成岩から成る。その南の北部低地はより新しい地質時代の堆積物から成る。中央山地では白亜紀と第三紀の堆積岩が褶曲・断層作用を受けている。南部低地は新第三紀の砂・粘土・礫から成り、その下に石油・ガス鉱床がある。南部山地は新第三紀の砂岩・頁岩・シルト岩が褶曲しており、オイルサンドや泥火山が見られる。
経済
西インド諸島で唯一、豊かな石油と天然ガスの資源があり、それらを利用したメタノール及びアンモニア製造が盛んで、国の経済の中心になっている。GDPの40%、輸出の80%を占めるが、雇用は5%しかない。液化天然ガス (LNG)、石油化学、鉄鋼への投資が近年拡大している。石油から天然ガスへのシフトが見られ、米国のLNG輸入先の70%に達する。
トリニダード島のピッチ湖には、世界最大規模のアスファルトの天然鉱脈がある。トバゴ島は観光産業が盛んである。柑橘類やココアなどの農産物もあるが、代表的なサトウキビ産業は2007年に消滅した。
- ^ “T&T at a Glance”. CENTRAL STATISTICAL OFFICE. 2022年8月4日閲覧。
- ^ a b c d e IMF Data and Statistics 2021年10月25日閲覧([1])
- ^ 「トリニダード・トバゴ共和国」『世界年鑑2016』(共同通信社、2016年)361頁。
- ^ a b “トリニダード・ドバゴ共和国”. 外務省. 2020年10月9日閲覧。
- ^ History|About Us - Public Transport Service Corporation
- ^ THE MOST POPULAR SPORT IN EVERY COUNTRY AAA STATE OF PLAY 2023年9月20日閲覧。
- ^ Most Popular Sport by Country 2023 worldpopulationreview.com 2023年9月20日閲覧。
トリニダード・トバゴと同じ種類の言葉
共和国に関連する言葉 | チュニジア ツバル トリニダードトバゴ トーゴ ドミニカ |
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