ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国) 概要

ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 15:06 UTC 版)

概要

2004年、ソニーベルテルスマングループの合弁(パートナーシップ)によりソニーBMG・ミュージックエンタテインメント(Sony BMG Music Entertainment)として発足。ソニーグループのSony Music Entertainment(旧CBSレコード)とベルテルスマングループのBMGの音楽事業を当社の下に統合した。2008年、ソニーがベルテルスマンの持分を取得して完全子会社化し、社名をソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment)とする。

ユニバーサル ミュージック グループワーナー・ミュージックと共に、いわゆる音楽事業会社の"ビッグスリー"の一つである。

2020年代においては、ストリーミングによる楽曲の需要が高まると見通して一部ミュージシャンとの契約方法を変更、ボブ・ディランポール・サイモンブルース・スプリングスティーンからは全楽曲を購入するという手法を採った[1]

なお日本の「株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント」はソニーグループが直接所有しており、相互に経営の関係はない。

沿革

CBSレコード

BMG

ソニーBMG

  • 2004年8月1日、ソニーとベルテルスマングループの合弁(双方の折半出資)によりソニーBMG・ミュージックエンタテインメント(Sony BMG Music Entertainment)を設立。ソニー・ミュージックエンタテインメント(旧CBSレコード)とBMGの事業を当社の下に統合した。
  • 2005年10月、発売したCDにrootkitが存在することが発覚(ソニーBMG製CD XCP問題)を参照。
  • 2007年11月、ソニーBMG従業員が環境移行ツールIDEAL Migrationのオンラインサポートを同ソフトウェアの開発元であるPointdevにリクエストしたところ、同ソフトウェアが不正なライセンスキーにより使用されていることが発覚。翌年1月に海賊版ソフトウェアの使用・ライセンス違反により30万ユーロの訴訟を起こされる[2][3]
  • 2008年8月、ソニーとベルテルスマンは、ソニーがベルテルスマンの持分(50%)を取得することに合意したと発表。
  • 2008年10月に、ソニーの米国法人であるソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(SCA)によるベルテルスマン持分の取得が完了。ソニーBMGはソニーの完全子会社(SCA等を介する間接所有)となった。同時に、ソニーBMGから日本のSMEJにBMG JAPAN全株式の譲渡が行われ、BMG JAPANはSMEJの完全子会社となった。また、それに際して販売元もVEからSMEJに変更された。
  • 2008年12月に、保護者の承諾を得ずに3万人の児童に関する情報を収集した問題で、連邦取引委員会に100万ドルを支払うことに同意した。

ソニー・ミュージック

レーベル







英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)」の関連用語

ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのソニー・ミュージックエンタテインメント (米国) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS