スーパーボンバーマン3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 09:29 UTC 版)
ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | ハドソン |
発売元 | ハドソン |
ディレクター | 藤原茂樹 |
デザイナー | 渡辺達光 |
プログラマー |
青山光(青山公士) 三上哲 増田竜一 |
音楽 |
竹間淳 星恵太 |
美術 |
水野祥司 吉見直人 |
シリーズ | ボンバーマンシリーズ |
人数 |
1 - 2人(ノーマルゲーム) 1 - 5人(バトルゲーム) |
メディア | 12メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
1995年4月28日 1997年9月30日(ニンテンドウパワー) 1995年10月15日 |
その他 |
型式: SHVC-AS6J-JPN |
概要
『ボンバーマンシリーズ』第13作目、そしてスーパーファミコンにおけるボンバーマンシリーズ第4作目。
処理速度が向上したことで、スーパーファミコンのシリーズで初めて5人同時プレイを実現している。ノーマルゲームでは『スーパーボンバーマン』以来の2人同時プレイが可能となった[2]。後のシリーズにも搭載されている「みそボン」システムが初登場したのも本作である。
前作『スーパーボンバーマン2』および『スーパーボンバーマン ぱにっくボンバーW』は外注だったが、本作は再びハドソン自身が開発を行い、ディレクターはボンバーマンシリーズ総監督の藤原茂樹。ゲームデザインは渡辺達光。メインプログラムはPCエンジン版『スーパー桃太郎電鉄II』『新桃太郎伝説』を手掛けた青山光(青山公士)。音楽はシリーズ楽曲を多く手掛ける竹間淳と『スーパースターソルジャー』(作曲)やPCエンジン版『ボンバーマン』(サウンドプログラム)を担当した星恵太。アートデザインは『ボンバーマン'94』『ボンバーマンGB』『ぱにボンW』を担当した水野祥司と本作がシリーズ初参加となる吉見直人が手掛けている。なお、藤原はPCエンジンのシリーズタイトルを中心に手掛けてきており、本作が初めて本格的に関わったスーパーファミコンのシリーズタイトルである[3]。
本作を境に水野祥司によるボンバーマンやバグラーなどの主要キャラクターのデザインやアートワークの作風が確立された。
「ぱにっくボンバー」を除くメインシリーズで初めて声優が起用され、『スーパーボンバーマン』のコマーシャル以来、ボンバーマンを演じている杉山佳寿子が起用された。
様々な方面でのPCエンジン版との統合
これまでのスーパーファミコンにおけるボンバーマンシリーズ(以下スーパーファミコン版)は、グラフィック・サウンドの雰囲気が当時並行して発売していたPCエンジンのボンバーマンシリーズ(以下PCエンジン版)とはやや異なっていた。それが今作では、いずれの点においてもPCエンジン版の要素が強く取り入れられており[4]、これまでのスーパーファミコン版とは少し異なる雰囲気となっている。そして両方の良い所を取り入れた結果、これまでのPCエンジン版とスーパーファミコン版のシリーズがこの作品で融合した形となった。そのため本作品はストーリーも、PCエンジン『ボンバーマン'94』とスーパーファミコン『スーパーボンバーマン2』両方の続編という位置付けである。
物語
『'94』で一度はボンバーマンに敗れた「プロフェッサーバグラー」が、遥か宇宙の彼方にある「ボンバー星雲」にて再び宇宙征服を開始した。バグラーは『スパボン2』でボンバーマンに倒され、どこぞの星にて朽ちた状態にある、かつて自らが生み出した[5]5人のボンバーマン「凶悪ボンバー5人衆」を回収し、蘇らせる。そして宇宙征服の手始めにボンバー星雲の5つの惑星に5人衆を送り込み、各惑星のマザーコンピュータのチップを封印させ、それらの星を征服した。緊急事態の知らせを受けたボンバーマンは、マザーコンピュータのチップを取り戻し、バグラーと5人衆の魔の手からボンバー星雲の平和を守るため、5つの星の奪還に向かった。
注釈
出典
- ^ 『スーパーファミコン パーフェクトカタログ』、ジーウォーク、2019年9月28日、 170頁、 ISBN 9784862979131。
- ^ 「新ボンバーマン全百科」(小学館、ISBN 4-09-281159-4)に掲載された藤原茂樹と水野祥司のインタビューによると、ユーザーの母親から前作の『スパボン2』に関して「今度のソフトは子供と一緒にできないんですか?」というハガキが来たことから、復活させたという。
- ^ 『スパボン』ではスペシャルサンクス、『スパボン2』ではスタッフロールに名前がなく、『ぱにボンW』では原画制作で参加している。
- ^ PCエンジン版を中心に手掛けており、これまでスーパーファミコン版にあまり大きく関わっていなかった藤原茂樹が本作のディレクターを務めているためと考えられる。
- ^ a b 本作の取扱説明書の21ページにある、バグラーの紹介文より。
- ^ a b 『スーパーボンバーマン3 ハドソン公式ガイドブック』小学館、1995年、ISBN 4-09-102509-9
- ^ ロケットパンチはマグネットボンバー、3方向火炎放射はゴーレムボンバー、ハート型爆弾はプリティーボンバー(ダメージを受けるほど火力が増す)、ミサイルはブレインボンバー、レーザーはプラズマボンバーのマークが表示される。
- ^ スタッフロール及び『ボンバーマンマニアックス』(発行:アスペクト)
- ^ スタッフロールのAKIHIRO AZUMAは誤植である。
- ^ ボンバーマンコレクション VOL.2 - ハドソンゲームナビ - ウェイバックマシン(2004年8月4日アーカイブ分)
- 1 スーパーボンバーマン3とは
- 2 スーパーボンバーマン3の概要
- 3 ノーマルゲーム
- 4 ステージ・敵キャラ
- 5 バトルゲーム
- 6 アイテム
- 7 ルーイ
- 8 キャンペーン
固有名詞の分類
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